科学とニセ科学とホメオパシーなど
- _pseudoctor
- 12110
- 4
- 36
- 3
@_pseudoctor メカニズム論だけで、肯定も否定もできない領域が確実にあって、それらと我々は日常的に付き合ってますよね。最近、麻酔医と話していたら、まさにそういう話になりました。
2010-08-24 23:57:44@Rsider メカニズムがはっきりするに越したことはないですが、それ以前にまず、現象なり効果なりが本当にあるのかというのが問題なわけです
2010-08-25 00:00:53@kikumaco そう、メカニズムがはっきりすとすっきりします。麻酔もそうなるといいなあ、って話を麻酔医としました。
2010-08-25 00:02:31@Rsider メカニズムは不明だけど効果がある→メカニズムを解明しよう という流れは医学上極めて重要であり、これを無視しては医学の発展は語れないですね。
2010-08-25 00:04:05---ホメオパシーはニセ科学であり、ニセ医療であり、ニセ宗教であり、そして「お手軽に他人との差別化を図れるアイテム」でもある---
2010-09-02 00:05:21@ublftbo @katot1970 そうですね。ホメオパシーは単なる「嘘」「騙し」であって、宗教ではない。ニセ科学であると同時にニセ宗教であるという言い方も出来るかもしれません。両方の「悪いとこ取り」と言いますか。
2010-08-26 01:02:37ホメの構造とかホメへの傾倒の様子を見ていると、カルトの様だと僕もよく言うのですが、信仰が先にある各宗教と、病気を治したい・健康になりたいが先にあるホメでは、動機が全く違うので、受ける結果への期待は別物なんですよね。@_pseudoctor
2010-08-26 01:05:58@katot1970 確かにそうですね。ただ、ファッションでホメオパシーをやる様なライトユーザーは、健康増進よりもむしろ他人との差別化を求めている様な気もします。宗教とも健康志向とも少し違う方向性かと。
2010-08-26 01:13:15ホメオパシーの信奉者は判で押した様に「西洋医学」を眼の敵にする。しかし一方で必ずと言って良いほど、イギリス・フランス・ドイツでホメオパシーが使われているという(偏見と誇張に満ちた)主張を繰り返す。一体、君らは西洋が好きなのか嫌いなのか、どっちやねん。
2010-07-27 23:56:58もっとも、気持ちとしては解らなくもない。おそらくホメオパシー信奉者の脳内には西洋に対する憧れと反発とが同居しているのだろう。そういうのを「西洋コンプレックス」と呼ぶのである。
2010-07-28 00:02:50ニセ科学を弁護する論法には幾つかの典型的なパターンがある。具体的には、反権威主義・極端な相対主義・愚行権(自己責任論)などである(続く)
2010-08-30 22:46:32これらのパターンは単独で現れる場合もあるし、幾つが絡み合って出てくる場合もある。そして、ホメオパシーを(間接的にせよ)擁護する人達の中にも、綺麗にこれらのパターンが現れている(続く)
2010-08-30 22:46:53まず反権威主義。典型的なのは「ニセ科学の批判者は科学至上主義である」という藁人形論法である。「科学界は石頭で新しい考えを認めない」という誤解もこれに含まれる。「科学」それ自体を何らかの権威だと思い込むからこういう考えに毒される(続く)
2010-08-30 22:47:13科学は方法論であり、それが権威っぽく見えるのは結果を出しているからである。にも関わらず科学自体に権威性を感じてしまうとすれば、それは科学の方法論に対する理解不足と、それによるコンプレックスが影響しているのかもしれない(続く)
2010-08-30 22:47:32次に極端な相対主義。「科学(標準医療)にだって間違いはある」とか「ホメオパシーにも良い所はある」とかの言い分である。これは定量的な議論が出来なかったり、程度問題を理解出来ない人が使いたがる論法である(続く)
2010-08-30 22:47:49なぜ極端な相対主義が問題かと言うと、字面だけ追えば言ってる事は間違いではない(それどころか「普遍的に正しい」と言っても良い」からである。何事に対しても、したり顔が出来るので、中二病患者が愛用したりする(続く)
2010-08-30 22:48:06しかし、普遍的に正しいという事は、言い換えれば「殆ど何も言っていないのと同じ」である。だからこそ意味のある事を言う為には程度問題を論ずる必要があるのだが、極端な相対主義者は決してそこには踏み込もうとしない。負けるのが解っているから(続く)
2010-08-30 22:48:30最後に愚行権である。私も愚行権自体は尊重されるべきと考えている。但しその為の条件として「正しい情報が与えられる事」「当事者が正常な判断力を有している事」の2点が必須である。ここを踏まえていない議論が多い(続く)
2010-08-30 22:48:49ホメオパシーで言えば、推進側は大別して2種類の誤情報を発信している。「ホメオパシーは効く」と「標準医療の害は大きい」の2つである(これらが嘘である事に関しては、また改めて述べる)。この様な嘘を信じ込まされた状態で自己責任を追求するのは卑怯である(続く)
2010-08-30 22:49:08一方で、K2シロップ事件の場合は乳児が犠牲になっている。言うまでもなく乳児には正常な判断力は無い。この事件に関してすら自己責任論を云々する人がいる。「子は親の所有物」という極めて原始的な思想でもお持ちなのだろうか(一旦終り)
2010-08-30 22:49:40マクロビに対する端的な批判。マクロビや地産地消をごく自然に実践した人々、つまり途上国の人達や昔の人達は、現代の先進国の我々よりも健康長寿だと言えるのか?
2010-06-30 23:51:35マクロビを推進したがる人って「欧米で認められた」とか言って、先進国しか眼に入っていない様に見える。どう贔屓目に見てもマクロビには、行き過ぎた飽食や美食に対するアンチテーゼとしての意味ぐらいしかないだろう。
2010-06-30 23:55:09「化学物質=悪」という思い込みは大抵「天然=善」という思い込みとセットになっている。単純で解り易い二分法。そういう人達って、例えば「石油だって100%天然由来である」という事実に気付いているのだろうか。
2010-07-05 00:06:11