超能力SFと、異能モノと、霊能力、スタンドの関係

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芹沢文書 @DocSeri

@hi_doi @JesusKillist 単に「『超能力』で説明を付けるロジックが陳腐化した」のでは。異能バトルは手を変え品を変え生き残ってますが、そのロジックはスタンドだったり忍術だったり憑依だったりゲームだったり、様々に変化しているので

2014-05-25 20:17:32
吉田隆一/SF音楽家 @hi_doi

@DocSeri @JesusKillist 「陳腐化した」のは理由のひとつとしてあるでしょうね。先に挙げた「超能力の記号化」がそれを招いたようにも思えますし。

2014-05-25 20:19:27
吉田隆一/SF音楽家 @hi_doi

@JesusKillist @DocSeri 私が例に挙げたのはいわゆるミュータントテーマSFですね。思えば近年のポストヒューマンSFや世界改変SFは「超能力」以外のガジェットを用いることにより、必ずしも「超能力」を必要としなくなった、というのもあるかもしれません。

2014-05-25 20:20:23
芹沢文書 @DocSeri

@hi_doi @JesusKillist そういえばSFだけでなくTV番組露出などでも「超能力者」は衰退した感がありますが、これも時代的には同一だったんでしょうかね

2014-05-25 20:24:24
吉田隆一/SF音楽家 @hi_doi

@DocSeri @JesusKillist TVの超能力モノの露出が減った方が早かった気もしますがあくまで印象で…データは無いです。先に挙げた90年代超能力モノと、例えば具体的に「大槻教授」のタレントとしての露出の増減となんか比例している気はしますね。気がするだけですが。

2014-05-25 20:29:00
killist @JesusKillist

@hi_doi @DocSeri なるほど。確かに『読者の知識における超能力の陳腐化』で、『超能力が陳腐でない世界からの超能力の物語』は共感を得にくいのですね。 読者感覚からすると「うおお、突然超能力に目覚めたけど、漫画で知ってるから慌てないぜ!」という主人公の方が共感できる。

2014-05-25 20:25:20
芹沢文書 @DocSeri

@JesusKillist @hi_doi なるほど、「陳腐な設定では主人公に(引いては読者に)『世界観の変容』をもたらすインパクトがない」というのはありそうです。そうすると次世代メタ異能バトルは「互いの異能背景が陳腐であることを指摘し失墜させる口撃系」に……w

2014-05-25 20:30:27
吉田隆一/SF音楽家 @hi_doi

@JesusKillist @DocSeri それはありますね!超能力テーマは現代ではメタ的な扱いになってしまいますよね。それこそ「魔法」と違うのは呼び方だけ、という感じ。

2014-05-25 20:32:01
killist @JesusKillist

@hi_doi @DocSeri もうひとつ思いつきました。コンピュータソフトウェアの陳腐化が関係しそうです。 背後がある程度見えてるので、既存の超能力(PKとかテレパシーとか)で関与しにくいです。

2014-05-25 20:35:01
吉田隆一/SF音楽家 @hi_doi

@JesusKillist @DocSeri なるほど。読者にとってのブラックボックスが減ったコトも理由にありそうですね(先に例に挙げていた冷戦下の国家機密などのロマンも)ふむふむ。

2014-05-25 20:39:15
killist @JesusKillist

@hi_doi @DocSeri 『とある科学の』のキャラは、電磁気を念動で扱ってコンピュータの挙動に関与しますが、逆に言うと、『電磁気に関与する超能力でないと、ソフトウェアの挙動に関与できない』という認識が、著者と読者にあると推測されるわけで。

2014-05-25 20:39:15
吉田隆一/SF音楽家 @hi_doi

@JesusKillist @DocSeri "レールガン"はそうした意味で果敢に「超能力」に攻めてますよね!

2014-05-25 20:41:56
芹沢文書 @DocSeri

@JesusKillist @hi_doi 「高度に発達した科学は超能力と区別が付かない」既にテレパシーなんかは携帯電話で充分代用されちゃってますし、念動も大した脅威ではないし、せいぜい壁抜けテレポートぐらいなんですよね未だに意味を失ってない超能力って

2014-05-25 20:40:50
吉田隆一/SF音楽家 @hi_doi

@DocSeri @JesusKillist 余談ですがSFマガジン6月号の対談で泉くんは「発達した超能力は科学技術と見分けが付かない」というネタをとばしてますw (ちなみに議題に挙げた作品は『魔法科高校の劣等生』でした)

2014-05-25 20:46:44
killist @JesusKillist

@DocSeri @hi_doi マインドリーディングとか、アポーツ/アスポーツとか、便利ではありますけど、無くても代用できますね。 少なくとも、ソ連からの超能力の系譜ではどれも廃れてる感じがありますね。

2014-05-25 20:46:46
killist @JesusKillist

@hi_doi @DocSeri 近代的な系統立ては、科学的な方法しかないですからねぇ。時代的な方法なら、錬金術とか、宗教とかあったんですが。

2014-05-25 20:52:34
killist @JesusKillist

@hi_doi @DocSeri はい。しかし、レールガンはそのせいもあって、超能力物というよりは、異能物にならざるを得ない感じですかね。

2014-05-25 20:54:26
吉田隆一/SF音楽家 @hi_doi

@JesusKillist @DocSeri そう考えるとなんか必然のような気もしてきました>超能力SFの衰退。 能力を具体的に細分化していくと「能力バトル」モノの"印象"が強くなるワケですからね。

2014-05-25 20:56:19
芹沢文書 @DocSeri

「超能力」の定義ってなんだろう。「普通の人にはない能力」でありながらあくまで「人の能力」であって「魔法、霊、その他人知を越えたものの力」あるいは「科学装置による身体能力拡張」ではない能力?

2014-05-25 20:58:06
芹沢文書 @DocSeri

@hi_doi @JesusKillist たぶん、「超能力として認識される幅」ってあんまり広くないんですよ。異能バトルをするにあたってヴァリエーションの拡張を行なうと、必然的にその範囲をはみ出してしまうし、それに対抗するには超能力であることを捨てざるを得ない

2014-05-25 20:59:25
芹沢文書 @DocSeri

あれ、エスパー魔美っていつ頃の作品だろう……と思ったら連載開始が1977年、最終回が1983年と予想より古かった

2014-05-25 21:02:13
吉田隆一/SF音楽家 @hi_doi

@DocSeri @JesusKillist ですね。思えば超能力の能力分類は古典的な分類から変わらずに90年代まで来てしまって、その間に異能力は細分化を果たしてしまい、「超能力の分類」は更新の機会を完全に逃してしまった印象…一般的な知見ですが。オカルト方面ではどうだったか…?

2014-05-25 21:04:49
killist @JesusKillist

@DocSeri @hi_doi はい、定義が古いというのもあるかもしれませんが、一般化された異能に過ぎませんからね。 しかしそうすると、《異能》とは何者であるか? という疑問もわきます。 超能力・魔法・奇跡などの統合された観念のようでありつつ、ユニークスキルが前提にも思えます。

2014-05-25 21:05:15
芹沢文書 @DocSeri

@JesusKillist @hi_doi ああ、確かに:超能力の場合は分類されて(程度差はあるものの)「同じ能力を持つ者」がいくらもいたのに対し、異能では各人の固有能力ですね。バトルものとしてはその方が都合良いんでしょうけど

2014-05-25 21:08:04
killist @JesusKillist

@hi_doi @DocSeri 各異能種別自体は、昔からあったわけで(陰陽道、黒魔術、超能力、ミュータント、テクノロジー)、それらは各種別内部で系統立てがなされていた認識です。系統立ては、その内容に関わらず因果を推測するという科学的思考(の一部)です。 しかしユニークスキルは?

2014-05-25 21:10:54
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