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@tarabagani こちらの論文bit.ly/1qxNCXQ で報告されている放射性Csを含む直径2.6μmの水不溶性微粒子で、続報bit.ly/XETLVx でのSPring-8による蛍光X線分析からUの存在とガラス状固体であることが判明
2014-12-22 23:33:31@parasite2006 続報が出ているのは初めて知ったです。僕本文読めないけど,セシウムボールなんて命名してるんですか?
2014-12-23 08:12:19@tarabagani 2報ともダウンロードしてあるので調べてみました。1報目ではspherical Cs(-bearing) particles(球状Cs粒子)、2報目でもCs-bearing microparticlesといっています。(続く)
2014-12-23 10:10:53@tarabagani (続き)どうやらセシウムボールという言葉は、気象研が論文に書いたのではなく、そのあと作られた言葉の可能性がbit.ly/13yfcdp bit.ly/13yfscy (確かにホットパーティクルの比放射活性の報告見たことなし)
2014-12-23 10:16:59(↑こう言うとセシウムだけしか入っていないという印象を持ってしまいがちですが、実際には気象研の微粒子には他にも鉄、マンガン、亜鉛、鉛、カリウム、ナトリウム、カルシウムといった金属原子が含まれていることが蛍光X線分析で確認されていますhttp://bit.ly/1sC4r0z しかも3個のうち2個からは、SPring-8の高性能蛍光X線分析装置でウランが検出されました)
@tarabagani ひょっとすると「同じホットパーティクルという言葉を使い続けると、プルトニウムのホットパーティクル仮説と同じか違うかについてごちゃごちゃ説明しなければならないのでこと面倒だ」と思って表現を変えることにしたのかもしれませんが、かえって逆効果かも。
2014-12-23 10:39:57横失。仰るとおりですが、NHKなど第三者が勝手に名づけたわけではなく、気象研の研究者が選んだ語です。@parasite2006 @Ikko_Yoshida @tarabagani :どうやらセシウムボールという言葉は、気象研が論文に書いたのではなく、そのあと作られた言葉の可能性が
2014-12-23 13:52:47@y_morigucci お返事恐縮です。研究者の命名でしたか。ホットパーティクルは元来プルトニウム酸化物の微粒子をさす言葉だった上実体も不明確だったので、セシウム含有微粒子にはそのまま使うべきでないということでしょうか? @Ikko_Yoshida @tarabagani
2014-12-23 14:27:37線量の不均等分布という論点jstage.jst.go.jp/article/radioi… はCsボールにもあてはまるのですが、ホットパーティクルという語は主にα崩壊する核種を念頭においたものと私は理解しました。 @parasite2006 @Ikko_Yoshida @tarabagani
2014-12-23 15:26:02(↑引用の論文はあとでふれる本「プルトニウムの安全評価」の著者、放医研の松岡理氏の総説で、1976年に日本アイソトープ協会の日本語論文誌RADIOISOTOPESに掲載されたものです。プルトニウムのホットパーティクル仮説の提唱と検証の過程を非常にくわしくたどっていますので、ぜひご一読をおすすめします)
ただ、水に不溶であり、特定の部位に長時間とどまりうること、という番組で報じたCsボールの特徴が、線量の不均等分布の問題につながるので、内部被ばくの係数の見直しが必要ないかどうか、というのが論点です。@parasite2006 @Ikko_Yoshida @tarabagani
2014-12-23 15:28:54歴史的に見ると、特にα核種に限定された概念というわけではないようです。 RT @y_morigucci ホットパーティクルという語は主にα崩壊する核種を念頭においたものと私は理解 @parasite2006 @Ikko_Yoshida @tarabagani
2014-12-23 15:48:39参考:Charlesら iema.net/system/files/m… (PDF) のイントロとFig.1。これのジャーナル版は→ iopscience.iop.org/0952-4746/27/3… @y_morigucci @parasite2006 @Ikko_Yoshida @tarabagani
2014-12-23 15:51:17@miakiza20100906 なるほど、ホットパーティクルという言葉の一番古い使用例として紹介されているのは、微小なβ線源が肺に沈着するという話だったのですね。@Ikko_Yoshida @tarabagani @y_morigucci
2014-12-23 16:03:43一般にこの語が使われる場合、Puなどのα核種が取沙汰されることが多いと考えたのですが、元々の用例に倣えば、Csボールはホットパーティクルの一種とすべきなのでしょうね。@parasite2006 @miakiza20100906 @Ikko_Yoshida @tarabagani
2014-12-23 16:10:10どの程度のBqのものをそう呼ぶか等、定義は曖昧なようですが、例えば sciencedirect.com/science/articl… ではCs137で1~12 Bqでもホットパーティクルと。 @y_morigucci @parasite2006 @Ikko_Yoshida @tarabagani
2014-12-23 16:22:40(↑アルファ粒子に限らないことといい、どの程度のベクレル数のものをさすかも決まっていないことといい、これほど定義が曖昧なものとは今まで知りませんでした。
ちなみにつくばの国立気象研が2013年8月の論文 http://bit.ly/1qxNCXQ で報告した放射性セシウムを含む水不溶性微粒子の直径は2.6 μm、Cs137とCs134の含有量(γ線測定で定量後減衰補正で2011年3月の値に逆算)はそれぞれ3.27 ± 0.04 Bqと3.31 ± 0.06 Bq。粒子の密度を2.0 g/cm3と想定し、ベクレル数から求めたCsの質量が粒子全体の質量に占める割合を計算すると5.5%。単位質量あたりの放射活性を求めると3.6 x 10^14 Bq/kgすなわち0.36 PBq/kg(1 PBq(ペタベクレル)=10^15 Bq)となりました。要は粒子の直径が極端に小さいので、割り算すると桁数だけはやたら大きい数字が出てきます。逆に言えば粒子の直径がちょっと変わっただけで単位質量あたりの放射活性の値は大きく変動するのです。この計算の過程はこちらのまとめの付録1でご覧いただけます↓)