廃刀令や政府の方針で古流剣術や古流居合が真剣の使用を避けるようになったか?

先日の議論です。会話の分量が多く、内容の確認をするために作成しました。関連のつぶやきはほぼ全部収録したと思いますが、会話のつながりが分かりにくいので、リプ関係がある会話はできるだけ順番にならべました。会話関係の確認はtwitterの詳細で確認してください
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武文研/居合文化研究会@川村景信 @kawamurakeishin

(^^;) 林崎流関連の刀が失われた背景だけど、戦時中の金属供出だったのかGHQに持ってかれたのかはよく分からない。複合的だったんだろうし、あるいは近代に入って磨り上げられたものもあったと思われる。あと、三尺三寸あれば林崎流の刀と見るのは間違いで、色々工夫があるんだよね。

2015-06-05 19:36:46
武文研/居合文化研究会@川村景信 @kawamurakeishin

(^^;) 実際の居合抜きの記述ですが、「場を取りかの高荷を両方へ構え、居合刀三尺ばかりを第一として、それより段々寸劣りの刀を品々掛けて居合を抜くなり。手練目を驚かしたる事なりける。小者は相太刀をうつ。」とあり、打太刀がいました。別に滑稽でも馬鹿にされてたわけでもありません。

2015-06-06 01:00:06

廃刀令と真剣を使用した稽古など稽古道具の話

みんみんぜみ @inuchochin

真剣を使えば実戦的か?といえば古流剣術的には逆だと思う。全く使用しないというのはおかしいけど、修行の中心はシナイ、木刀なのが伝統的な考え方。居合は一人形については真剣や刃引を使うのが一般的だったようだけど、鞘木刀やシナイを使う流派も江戸時代は多い。対人や対物で形をやるわけだし。

2015-06-05 12:26:34
武文研/居合文化研究会@川村景信 @kawamurakeishin

(^^;) 真剣うんぬんについてだけど、某流の初期の逸話で打太刀が真剣を持ち出してきたので仕太刀の方がビビったというものがある。当時から危ないことは忌避された傾向がある。だから間合を多目にとったり太刀を打ち落す形になったりするわけで。 pic.twitter.com/wUxiDVu5YA

2015-06-06 01:30:31
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みんみんぜみ @inuchochin

.@tezukakaz 突然失礼します。政府の方針で真剣の使用を避けるようになった居合流派とは何流でしょうか?ほとんどの居合流派は江戸時代から現代まで刃引(現代なら模擬刀)や真剣を使っていると記憶しておりますが

2015-06-05 12:17:04
みんみんぜみ @inuchochin

@tezukakaz あと、剣術に関しては真剣を使用した稽古より木刀、木刀よりシナイを使用した稽古の方が実戦的であるとの考え方が江戸時代は一般的です。形は花法、試合は実法と言われてます。(当然逆の考え方もありましたが)

2015-06-05 12:22:17
手塚一佳 DFA/博士(芸術) MENSAN @tezukakaz

@inuchochin 流派どころか真剣そのものの禁止が明治維新の帯刀禁止と、敗戦の刀剣禁止で発生しました。特に後者は執拗で、GHQによる接収の名目で多くの刀が集められ、文部省認可の美術品という名目が出来るまでの間法令や指示を無視して隠し持っていた刀だけが現代に残ったのです。

2015-06-05 12:24:34
みんみんぜみ @inuchochin

.@tezukakaz それはおっしゃるとおりですが、それが武術流派の稽古方法に影響を与えたという話はほとんど知りません。明治後に居合術を無くした柔術流派なら存じてますが、どちらかというと稀な例かと思います

2015-06-05 12:29:23
手塚一佳 DFA/博士(芸術) MENSAN @tezukakaz

@inuchochin それも間違いですね。何を持って稽古するかは流派によりますし、もし、あなたの妄想する竹刀最高!というような全体状況なら、北辰一刀流のムーブメントは発生してませんし、新撰組の天然理心流が、特に竹刀稽古を重んじたと特記されることもなかったのです。

2015-06-05 12:33:06
手塚一佳 DFA/博士(芸術) MENSAN @tezukakaz

@inuchochin 刀が無くなって、稽古方法に変更が無い、こっそり稽古したわけでも無い、というのは珍説として受け取っておきます。時空でも超えたんでしょうか?

2015-06-05 12:35:26
みんみんぜみ @inuchochin

@tezukakaz 撃剣叢談という18世紀に書かれた江戸や西日本の剣術事情を書いた書物がありますが、木刀での形しか行わない流派はわざわざ試合しないと書かれています。北辰一刀流は伝授体系の簡略化と試合技術を整理したのが特筆すべき部分で、実際の他流試合が盛んになったのは(続く

2015-06-05 12:36:54
みんみんぜみ @inuchochin

@tezukakaz 千葉周作がまだ一刀流修行をしていた時代やそれ以前です。実際には北辰一刀流より小野派一刀流や直心影流の方がはやく試合剣術として日本各地に広まってます。

2015-06-05 12:39:42
手塚一佳 DFA/博士(芸術) MENSAN @tezukakaz

@inuchochin それですと、やはり江戸後期ですが。。。時間軸掴めて無いようですね。

2015-06-05 12:42:17
手塚一佳 DFA/博士(芸術) MENSAN @tezukakaz

@inuchochin 竹刀、袋竹刀のムーブメントは、江戸後期もいいところですよ。そうでなければ北辰一刀流の大流行や、千葉の名声はあり得ません。彼らは竹刀の導入で、痛く無い、怪我をし無いということで庶民にバカウケしたのですから。

2015-06-05 12:37:43
手塚一佳 DFA/博士(芸術) MENSAN @tezukakaz

@inuchochin 真剣や木刀で試合したら死にます。ですから当然型稽古になります。何を当たり前のことを。。。

2015-06-05 12:39:12
手塚一佳 DFA/博士(芸術) MENSAN @tezukakaz

@inuchochin あと、言葉をご存じ無いようですが、「撃剣」とは、竹刀稽古のことですよ?竹刀稽古を薦める本で、竹刀稽古を悪く言うはずも無いでしょう。そこで木刀でやる主流派を褒めていたら、むしろびっくりです。

2015-06-05 12:41:27
みんみんぜみ @inuchochin

@tezukakaz 撃剣とはいまは試合を指していますが、元々は刀術や剣法と同じ単なる剣術の別名です。

2015-06-05 12:57:45
みんみんぜみ @inuchochin

@tezukakaz いま古文書から引用してる余裕はありませんが、辞書的な意味はいまでもこのとおりです。kotobank.jp/word/%E6%92%83…

2015-06-05 13:08:51
手塚一佳 DFA/博士(芸術) MENSAN @tezukakaz

武道の話をすると、たまにこういう思い込みだけの世界の人が出て困る。古書を数冊読んで、何かを思いついちゃうんだろうけど。。。

2015-06-05 12:45:11
みんみんぜみ @inuchochin

.@tezukakaz 剣道五百年史、剣道の発達、肥後武道史や鳥取藩剣道史、山口県剣道史、青森県剣道史、野州流派剣術などの幕末から明治、戦後までの部分をご覧ください。竹刀剣術は江戸時代後期に現代の剣道と同じような道具を使ってますし、幕末当時の稽古道具の資料などもいろいろ載ってます

2015-06-05 12:45:17
手塚一佳 DFA/博士(芸術) MENSAN @tezukakaz

@inuchochin そら、竹刀流派の本ですからね。千葉以前から使われていた、という証明はしたいでしょうね。で、それが本論に何か影響が?

2015-06-05 12:47:11
みんみんぜみ @inuchochin

@tezukakaz 試合用の防具を改良したのは直心影流で、直心影流は18世紀に日本各地に広まってます。北辰一刀流も幕末や明治の記録をみれば他の有名流派と比べてそこまで門人も多くなく、採用された藩も少ないです。

2015-06-05 12:47:48
みんみんぜみ @inuchochin

@tezukakaz 竹刀剣術の本ではありません。竹刀を使わなかった居合や東郷家示現流、シナイ以前の中條流や神道流等も詳しく書かれております

2015-06-05 13:03:56
手塚一佳 DFA/博士(芸術) MENSAN @tezukakaz

@inuchochin ちなみに、またしても自分でも書いてますよね、江戸後期、と。お気づきで無いようですが。。。

2015-06-05 12:48:04
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