
もっとも早い夏日を観測した3月10日の午後。突然都心部の空が薄暗くなり、珍しい気象現象「煙霧」が発生した。
Twitter上では、「黄砂到来?」といった驚きの声や各地の画像がアップされ、珍しい気象現象で盛り上がった。
しかし、気象庁の「煙霧」との発表に「黄砂じゃないの?」という声もちらほら…。
(マジレス中国大陸由来の砂とそこらの砂って判定できるの?)
— 五番町睦十(うしHK) 🍀📒🐱🎨🌙♠️ (@mutsuju) 2013年3月11日
そんな誰もが思う疑問に対し、気象予報士であるまとめ主が解説。識別ポイントは、大きく3つあるのだとか。
@mutsuju おそらく、粒径だけで判断していると思われます。ある程度大きな粒径の粒子は、千キロ以上飛ぶとは考えにくいですから。
むろん、黄砂が混じっていたとは思いますが、あの土埃の大部分は近所の土と考えられます。
— こびわ⚒💉×4 (@kobiwa_net) 2013年3月11日
@kobiwa_net 粒径のほかに、西日本での黄砂の広がり(9日は富山や甲府まで来ていたが視程10キロ以上)とは不連続に関東で発生した経緯から大半が関東起源と判断できようとおもいます
— TOYODA Eizi (@e_toyoda) 2013年3月11日
現地性の砂粒と大陸からのレス(黄砂)の区別について、ちょっと調べてみたら石英の酸素同位体比を用いて区別しているらしい。詳細は成瀬(2003) →PDF http://t.co/rD5lucj4nw @kobiwa_net
— こびわ⚒💉×4 (@kobiwa_net) 2013年3月11日
ちなみに、前回の煙霧がいつ発生していたかを調べたところ、5年前に発生していた。意外に最近である。
また次回発生したとき、黄砂と土埃で迷ったら、こちらのまとめを覚えておくと参考になるかも知れない。