「新幹線の座席」って買えるんだ!?自宅にE6系新幹線の座席を作って夕飯を食べる猛者に話を聞いた

新幹線好きにはたまらない暮らし
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Twitterユーザーのkobaton(@_kobakashi_)さんが投稿した、異色の夕食風景が話題だ。

写真は、kobatonさんの家にあるE6系新幹線の座席にて、夫婦仲良く夕食をとっている様子を写したもの。

...家にあるE6系新幹線の座席?

最初何を言っているかちょっとよくわからなかったが、よくよく見たら文字通りの意味だった。kobatonさん宅には、本物の新幹線の座席があるのだ。


こちらは、秋田新幹線で活躍するE6系車両の普通車で実際に使われていたもの。しかも2組、4席分。さらに窓枠まで揃っている。

画面の端に映る畳がなければ、夜の新幹線の車内で撮りましたと言われても納得するだろう。そのこだわりように、kobatonさんの並々ならぬ新幹線愛が伝わってくる。

家に新幹線の座席がある暮らしはどんなものか。もっと知りたくなったトゥギャッチ編集部は、kobatonに詳しくお話を聞いてみた。

数量限定で車両の備品が売りに出されることがある

E6系の座席を買うに至った経緯を教えてください

前々から鉄道車両の座席が欲しいと思っており、去年の10月に「JRE MALL」にて販売する旨を見つけて、まず一つ目を購入しました。 その後、今年の2月に再販されてたため、二つ目を購入しました。

JRE MALL」はJR東日本が運営しているECサイトで、鉄道に関連するグッズを幅広く扱っている。その中に「鉄道古物」というカテゴリがあり、実際に車両で使われていた備品が数量限定で販売されていることがある。

kobatonさんが手に入れたような車両の座席から、乗車口の案内板、運転席など「これも買えるんだ!?」というアイテムが並んでいて大変面白い。


ちなみに、kobatonさんが買った座席のお値段は1脚2人掛けで税込み77,000円(2022年3月時点で売り切れ)。また、窓パネルもここで購入したものだそう。

E6系の座席の注目すべきポイントはありますか?

座席などの大型の鉄道部品は車両が廃車になると売りに出されるケースが多いですが、今回購入した座席やパネルが取り付けられていた車両は今日も現役で走っています。ケースとしては珍しいように思います。

座席が届いた時の、ご家族の反応はいかがでしたか?

妻には届く直前まで伝えてなく、最初の時はよく分かってなかったようで届いてから唖然。2回目はもはや呆れでした。 1歳8ヶ月の娘は気に入ったらしく、よく座っています。

座席は、どれくらいの頻度で利用しているのでしょうか

2脚目が届いたのが春分の日でして、そこからホームセンターで購入した木材などで床板を制作したり、各々設置したりして今の形になりました。 座席には毎日座って晩酌しています。食事はまだ2回ほどです。

我が家に突然新幹線の座席が届いたら、そりゃもう驚くだろう。それでも、今ではkobatonさんのご家族が家に新幹線の座席がある暮らしを一緒に楽しんでいる様子で、何よりである。

これから手に入れたいと狙っている鉄道関連グッズはありますか?

最近ですと『上越新幹線工事誌』がようやく2冊揃った(大宮〜水上、水上〜新潟で分冊になっています)ので、今のところはありません。

鉄道部品も色々と買ってしまっているので、現状増やす予定はありません。

念願叶って手に入れた『上越新幹線工事誌』

ちなみに、JR MALLの商品ページによると、座席は、実際に使用する際に基礎土台を用意する必要があるとのこと。鉄道で使われていたものをそのまま売っているだけに、日常での利用にカスタマイズが求められるものもあるのだろう。

kobatonさんの生活を見て、座席や貴重な鉄道古物が気になった方は、定期的にJR MALLのサイトをウォッチしてみては。

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