横たわり娘の遊具になる母親…育児のワンシーンをシルバニアで再現した作品にママさんたちが絶賛

ファンタジーと現実のケミストリー
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育児の「ちょっとしんどい」場面を、可愛らしいシルバニアファミリーのおもちゃで再現した画像がX(Twitter)に投稿され、話題になっている。

なぜだろう、シルバニアのうさぎママの表情に虚無を感じる…

生後8カ月の娘さんを育児中のぽより(@poyoricha)さんがシルバニアファミリーで再現したのは、「後追いが激しくなり、舐め舐め攻撃でスマホも本も見れないので、ベビーサークル内でただただ娘の遊具と化す図」。

現在娘さんは、トイレにいく間も抱っこで一緒に行かなければいけないほど、ママの姿が見えないとイヤ! という時期だそう。

画像に写るのは、ベビーサークル内に手ぶらで横たわるうさぎママと、その体によじ登るかのようなうさぎベビー。虚空を眺めながらも片手でそっと制止するようなうさぎママの手つき、周りに散らかるおもちゃ…。

なんだかものすごい臨場感が伝わってくる。頑張れ、負けるな、ママ…!

この投稿を見たX(Twitter)ユーザーからは、「お疲れ様です。ずりばいしだすと目離せないですよね!」といたわる声や、「懐かしい、ほんとこの時期何もできなかったわ」と昔を思い出し共感する声が集まった。

ぽよりさんはこの他にも、育児中の体験をシルバニアファミリーで再現している。

お口に運ぼうとしても、「プイッ」

お口に合わないもの食べ物に顔を背けて拒否するうさぎベビー。夕暮れのような照明も相まって、そこはかとない切なさが漂う作品。

「そーっと、そーーっと」が伝わってくるのがすごい

ママを絶対に座らせまいとする強い意志・躍動感の伝わる作品。実際に娘さんはぽよりさんが座ろうとすると、「うああぁぁぁ!」と声をあげ全力の海老反りで「いやだ」と主張してくるそう。

育児中の大変さが充分に伝わりつつも、ついクスッと笑みが漏れてしまう可愛いシルバニア作品たち。制作に至った経緯や背景を、ぽよりさんに聞いた。

娘との思い出をシルバニアで表現

育児中の出来事をシルバニアファミリーで再現した経緯は?

コロナ禍でおうち時間が増えたことがきっかけで、幼い頃から好きだったシルバニアと再会し、趣味で撮影を始めました。

2021年。旦那さんからお家・家具一を式プレゼントされ、シルバニア愛が再燃

そんな中妊娠・出産を経験し、慣れない育児に追われ、一時はシルバニアに触る余裕がない時期もありました。

ですが産後2ヶ月ほど経った時、娘の眠った隙に、大好きなシルバニアで遊んでみたらやっぱり夢中になって心が少し軽くなりました。

産前のように色々な小道具を作ったり、大掛かりな撮影をするのは難しいけれど、娘との思い出をこぢんまりと撮影することならできるかも、と思って始めました。

「ベビーサークル内でただただ娘の遊具と化す図」を作ったきっかけは?

生後7ヶ月に入ったくらいから、娘の行動範囲が広くなったせいか後追いが激しくなり、四六時中そばにいないと泣いてしまう時期に入りました。

本当はもっとやりたいことがたくさんあるのに、ただただ娘の相手をする毎日。

ベビーサークルの中で横になり、娘に乗っかられ顔をつねられたりしながら、ふと虚無の感情になった時に「あ、これはシルバニアで再現できるな」と思ったことがきっかけです。

育児を再現・投稿することによって、何か心境の変化や発見はありましたか?

シルバニア好きの仲間のみならず、大先輩のママさん達や、同じ月齢のお子さんを持つ方たちから温かいメッセージ・共感の言葉をいただけて、とても励まされたと同時に嬉しくなりました。

育児のちょっと辛いと思う場面も、シルバニアで再現して皆さんに共有することで、クスッと笑える思い出に変わり、前向きな気持ちになれる気がしています。

娘の相手をしていて「あ!これはシルバニアで表現できる!」と閃いた時が最近のテンションが上がる瞬間です。

娘が幼稚園に入るくらいまで成長したら、育児記録として一冊の冊子にするのが目標です!

育児に手が離せない毎日を過ごす中で生まれたシルバニアの作品たち。成長した娘さんと眺める日を想像すると、ちょっと辛いことも頑張れるのかもしれない。

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