【漫画】全自動家電があふれるカナダで起きた恐怖?体験 「追いかけてくる黒い物体」の正体は

便利すぎる“全自動ライフ”にあこがれちゃう
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カナダでは、機械の力を借りていろんな家事を全自動で行う人が多いらしい。カナダに住んでいる日本人が、そんな全自動な生活と、それゆえに起きたちょっとした恐怖体験についての漫画をX(Twitter)に投稿した。

投稿したのは、漫画家のぐねり(@bebeshama)さん。

国際結婚を機に現在はカナダで暮らしており、日本に比べて全自動家電の普及率が高いことにびっくりしたという。食洗機や洗濯乾燥機は日本でもよく使われているが、猫のトイレ掃除や餌やりまで機械がやってくれるとはたしかに驚きだ。

そんなぐねりさん、ある日手作りした(もちろん全自動)食パンを近所におすそ分けしようとしたところ…。

薄暗がりの中、後ろになにかが歩いているように見えたそう。

カナダの草原などによくいるマーモットかなと思ったが、どうも様子が違うらしい。さらに、その“なにか”は、背後から執拗に追いかけてくるではないか…!!!

この黒い物体の正体は、全自動の草刈りロボット。

お掃除ロボット「ルンバ」のように自動で周辺の草を刈り取ってくれる家電だそうで、ぐねりさんのお宅の斜め前の家で使われていたもののようだ。

ねぐりさんは、草刈り機が実際に動く様子の動画も投稿している。

なんだかペットみたいで愛らしい

平たい陸ガメみたいなフォルムの草刈り機が、すすすすーっと滑るように走っている。たしかに暗がりで遭遇したら、小動物に追いかけられているように感じるかもしれない…! 

ぐねりさんに、カナダでの全自動な暮らしについて、さらに詳しく話を聞いてみた。

家庭菜園、3Dプリンター、ビール製造まで全自動!

草刈り機のほかに、カナダにあって日本にないような家電はありますか?

家庭菜園用の「プラントタワー」が私の町で流行っていて、我が家にも大きく立派なタワーがあります。生まれて初めて見たので最初は驚きました。


植物育成LEDライトがついていて、それも全自動で日没時間になると消灯します。そしてタンクから水を引き上げ、全自動で毎日水やりまでしてくれます。時々タンクに水を入れるだけで家庭菜園ができるので、趣味としてもいいですし、晩ごはんのおかずの1品にもなりとても便利です。

ほったらかしで野菜が育つ「プラントタワー」。土も使わず、虫も来なくて便利だそう

また、ほとんどの家庭がコンロとオーブンが一つになったものを使っていて、コンロの下にとても大きなオーブンが付いているのも驚きました。日本で大きなオーブンを使っている家庭は、私の周りにはほとんどなかったですね。

さらに、専用の冷凍庫を“冷蔵庫とは別で”置いている家庭が多くて驚きます。

ほかにも、多くの家庭にあるわけではないのですが3Dプリンターがあったり、カナダは自家製ビール造りが禁止されていないので(簡単に取得できる資格のみ必要)、ビールを造る機械を家に置いている友達もいます。

全自動生活はすごく便利そうですが、デメリットはありますか?

デメリットは、かなりのスペースを使うことです。カナダの家はそもそも広いのに、さらにガレージを作って物を整理しています。なのでガレージは「車庫」という意味合いではなくなっていて、みんな外に駐車していますね(笑)。

アパートに住んでいる方はなかなか思うように機械を置けないので、ストレスが溜まるかもしれません。

日本ではなかなか経験できない、カナダの“便利すぎる暮らし”を教えてくれたぐねりさん。ときにはちょっぴり怖い思いをしつつも、やはり全自動の恩恵を受けられるのはうらやましい…!


今後もユニークな現地レポートが届けられることを、楽しみに待ちたい。

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