毎日捨てるチラシや包装紙も日常の一部…!いらない紙をマンスリーノートに記録する「紙くず日記」が面白い

その日何をしていたか振り返れるのも楽しい
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マンスリーノートに1日ずつ紙を貼った「紙くず日記」を紹介した動画がX(Twitter)で話題だ。

一日一枚、紙が貼られたマンスリーカレンダー

動画には、マンスリータイプのダイアリーノートにさまざまな紙が貼られた様子が映っている。ケンタッキーフライドチキンなどのパッケージから貼った本人しか分からなさそうな何かの包装紙まで、同じサイズに切り揃えた紙が1日に1枚ずつ、整然と並んでいる。

このノートを「紙くず日記」と名付け動画を投稿したのは、文具好きでその知識量から「文具王」として活動している高畑正幸(@bungu_o)さん。

動画内で紹介した「紙くず日記」の作り方は、「その日のお気に入りの紙を証明写真用パンチで切り抜いて手帳に貼るだけ」だそうだ。「すぐできてちょっとたのしい」という言葉も添えられていて、確かに「その発想はなかった!」的な面白さがある。

紙を証明写真用のパンチで切り抜いて
今日の日付スペースに貼る

この投稿にXユーザーからは、「紙くず日記、素敵です。参考にさせていただきます」という声や、「証明写真用パンチがあるっていうのを初めて知りました」と、新しい文具を知ったという声も集まっている。

2023年11月の「紙くず日記」

どのような思いで日々「紙くず日記」を綴っているのか、高畑さんに詳しく話を聞いた。

その日、たまたま自分の手もとにやってきた紙から選ぶ

「紙くず日記」を思いついたきっかけは?

 以前から紙くずをフォトパンチで切り抜いて貯め込んでいました。それをノートに並べて貼っていたところ、縦横の並びがカレンダーのように見えたので、「1日1枚貼れば面白いのではないか?」と思い付きました。

「紙くず日記」に貼る紙はどんな基準で選んでいますか?

カレンダーに貼るために紙を買うのではなく、その日届いた手紙やチラシ・レシート・チケット・包装紙など、その日の自分の行動の中で、たまたま自分の手もとにやってきたものから選ぶことにしています。

また、高畑さんはフォトカッターで切り抜いた紙を使って、カラーごとに分けて貼った「紙くずスクラップノート」や「豆本」も制作している。

色別に分けて貼ったスクラップノート

切り抜いた紙を束ねて、豆本

他にもお気に入りの紙の活用方法を教えてください。

システム手帳サイズにカットして保存している紙もあります。

紙をシステム手帳サイズに切るために、アクリル板を業者さんにカットして作ってもらいました。切り取った紙は6穴パンチで穴を開け、手帳にとじています。

他にも、単語帳風にリングでまとめたり、いろんなバージョンを作っています。

チラシや郵便物、商品の包み紙など、日常の中で手に入る紙はたくさんある。

何も考えず捨ててしまっていた紙たちに注目してみると、ちょっとした発見や楽しさが生まれるかもしれない。

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書いた人
中野ようす

野生のフリーライター。本とお笑いを摂取し日陰で眠り、たまには濡れた犬の匂いが嗅ぎたい。Twitter:@nakano_books