【漫画】職場の土産に「赤福」を買う人に物申す!三重県出身者が訴える理由が切実だった
三重県は伊勢名物の「赤福」。300年以上にわたって多くの人に愛され続ける赤福に対して、「ちょっとした恨み」を抱いているというエッセイ漫画がX(Twitter)で注目されている。
漫画を投稿したのは、赤福の故郷、三重県出身のかルル Kalulu(@kalulululu)さん。赤福はお餅にこしあんを載せたシンプルなお菓子で、あんの表面についた川の流れのような筋が特徴的だ。
三重県民のわたしは赤福にちょっとしたうらみがある(1/3) #漫画が読めるハッシュタグ https://t.co/hsdUvcLOsc
— かルル🐱Kalulu (@kalulululu) 2023年12月18日
漫画は、かルルさんが会社へのお土産として赤福を買ってきた社員から「みんなに配っておいて」と頼まれるシーンから始まる。
「赤福はうまい、めっちゃうまい」としつつも、表情が固まってしまうかルルさん。というのも、赤福は「会社で配るのは大変めんどい」お菓子だからだ!
赤福は個包装されておらず、箱を開けるとドーンと並んでいるので、付属のさじなどを使って、箱から直接こそいで食べる必要がある。これを他人に配ろうとすると、一つ一つを箱からこそいで皿にのせる必要が出てくるわけだが、赤福は割としっかり箱の底にくっついているので、この作業を人数分やるとするともう大変なのだ。
しかも赤福は形が崩れやすいので、盛り付けで美しい形をとどめるのは至難。
人数分配ったあとは食べ終わったお皿を回収して洗って…と後始末を行ったかルルさんは、たまらずオフィスを飛び出し伊勢の神社へGO。「職場のお土産に赤福を買う人間が絶滅しますように!!」と強火な願掛けをしてしまうのだった。
確かに赤福は美味しいが、「配りやすさ、日持ち」といった点を考慮すると、会社へのお土産とするにはなかなかハードルが高いのかもしれない。
職場でかルルさんと同じような状況に悩んだ人も多いようで、漫画を見た人からは「まじで個包装以外の手土産はお断りしたい」「このタイプは確かに一人一箱にせい!てなる」といったコメントが出ている。
その他、赤福の配り方について「弊社では頂くと箱を破壊し、銀色の台紙をハサミで切り分けて、台紙ごと配っています」という手法を紹介する有益な情報も。
かルルさんは「そもそも赤福はお店で食べるのがうまいんよ」と、直営店で食べる赤福およびその他メニューの魅力を伝えた上で、「伊勢においでよ☆」というコメントとともに漫画を締めている。
改めてお伝えするまでもないかと思うが、かルルさんは決して赤福自体に恨みを抱いているわけではないのだ!むしろ故郷の銘菓を心から愛していることが伝わってきて、ちょっと安心した。
あと漫画でも触れられているが、「赤福」は、一人ひとりに配りやすいよう2個入りに個包装した「銘々箱(めいめいばこ)」という商品も販売している。職場にお土産として買っていく折は、こちらの選択肢も良さそうだ。