「これ日本じゃないの!?」哀愁漂うラーメン屋台をタイで発見!味はあっさり豚骨
X(Twitter)に投稿された昔ながらのラーメン屋台の画像。今では街で目にする機会もめっきり減ったが、さらにこの写真が「タイで撮影されたもの」と聞くと、驚く人も多いことだろう。
ここがタイの地方都市とは思えない光景 https://t.co/fxNZ4u634K
— 赤いくら (@aka_ikura) 2024年1月30日
画像を投稿したのは、旅行が好きで110以上の国への渡航歴を持つ赤いくら(@aka_ikura)さん。「ここがタイの地方都市とは思えない光景」との言葉の通り、屋台ののれんも「ラーメン」と日本語で表記され、木で組まれた屋台の姿はどう見ても日本。ただ、よく目を凝らすと画像奥にタイ語の看板が見える。
赤いくらさんがタイで日本のラーメン屋台を見つけた時の感想などについて、 詳しい話を聞いた。
臭みがなく、チャーシューの食感よし
どんな経緯でラーメン屋台を見つけましたか?
こちらはタイのウドンタニという都市で見かけた光景です。夜行列車の時間まで暇をつぶすため駅近くのショッピングモールに向かう途中で発見しました。
タイは日本食が割と浸透していて日本のラーメンを出す店も多いのですが、この露店を見つけた時には驚きました。日本でも希少な屋台店がウドンタニに存在するとは思っていなかったです。
赤いくらさんはこの屋台に立ち寄り、実際にラーメンを食べている。ちなみに先の画像に写る店主さんは、日本在住経験のあるタイ人の方だったそう。
あっさり豚骨でなかなかうまい
これで80バーツ(330円)はなかなか良いものだと思う https://t.co/ar78RXj7Ln
— 赤いくら (@aka_ikura) 2024年1月30日
味は日本の豚骨ラーメンと比べていかがでしたか?
豚骨の中でもあっさり目であり、インスタントラーメンのスープのような豚骨具合でした。臭みはないので、タイ人の方々にも受け入れられやすいのかなと思います。
また具が豊富であり、特にチャーシューの食感が楽しめたことは印象的でした。量は日本基準で「普通か、やや少な目」といったところでした。
ラーメンや屋台の様子・客層はいかがでしたか?
客層についてですが、10人ほどいた客の中で地元民と思われる方が数人いたほかに、残り半数ほどが韓国人観光客だったことが印象的です。韓国の旅行者の間で有名になっているのかもしれないなと思いました。
日本人の方は私ともう1人だけでした。 ウドンタニは歴史的経緯(※)により年配のアメリカ人が目立つ街ですが、欧米系の人はいなかったと記憶しています。
※ベトナム戦争時から1976年まで、アメリカの軍事基地があった。
来店後に調べてみたところ、日本人の方が多数のブログ記事でこの屋台について取り上げており、以前は醤油ラーメンもあったようです。今では豚骨しかないので、醤油ラーメンはあまり売れなかったのでしょうか。
異国で見かけたら誰しも驚くであろう日本のラーメン屋台。その独特の佇まいで、日本人だけでなく地元民や海外からの観光客をふらりと立ち寄らせてしまう魅力を放っているようだ。