節分の日に現れた「赤鬼」仮装の完成度が高すぎて「こんなん家に来たら泣いちゃう」と大好評

何事も本気が一番…いや本気すぎるよ!
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節分の日、鬼に全力でなりきった人のX(Twitter)の投稿に「怖すぎる!」という声が集まっている。

新潟県は十日町市に現れた節分の鬼。赤い肌も大きすぎる目もインパクト抜群

話題の写真を投稿したのは、新潟県十日町市でゲストハウスを営むのんこ🍥お松の家(@nonsananonenone)さん。

投稿された写真を見てみると、そこには全身を真っ赤に塗り上げ、角を生やし、ギョロッとした目玉で暴れる鬼の姿。こ、これは確かに怖い…! 玄関でこの鬼が暴れていたら泣くかもしれない。

節分イベントのポスター

鬼の正体はのんこさんの旦那さん。節分の日に町内の人から依頼を受け、鬼の仮装で依頼先の自宅を訪問した様子を撮影したのが投稿された写真だ。

もともとは自宅のゲストハウスで豆まきイベントをするため鬼の仮装をするつもりだったが、町の便利屋を営む旦那さんはついでに「出張鬼を引き受けます」と宣伝。そうして今回の依頼が舞いこんだのだそう。

お雛様と赤鬼(の仮装)の夢の競演

衝撃的な赤鬼を目撃したXユーザーは揃って「怖すぎる!」「大人もビビる!」の大合唱。他にも「本気出し過ぎ」「何事にも全力で取り組む姿勢を見習いたい」などのコメントも寄せられた。

今回はのんこさんから、節分の鬼にになりきった旦那さんについて詳しくお話を伺った。

期待を超えた、大成功の鬼だった!

旦那さんがここまで鬼の仮装にこだわられた理由を教えてください。

「鬼ってどうせお父さんとか先生ががやるんでしょ」「はいはい、鬼さん怖い怖い」など、鬼を甘くみている子供たちに対して、節分の鬼の認識を畏怖すべき存在として改められるような表現がしたかったそうです。

ただ、あくまでもそれはコンセプトであって、ぱっちりお目々で八重歯が出てて、顔を赤らめて、丸顔のキャラクター的な鬼を作り上げたつもりでした。ですが、コメントや実際に見た人達が言うような「怖過ぎる」「本物の鬼」「大人でも泣く」みたいな鬼になっていたとは思っていなかったようです。

旦那は「体を赤く塗ってパーツを付けただけで、9割本人なんだけどなぁ…」とも話していました。

鬼になりきるため、道具づくりや装飾で大変だった点など教えてください。

旦那は根が真面目なので、鬼が出てくるまでの演出や台本を考えて提案したり、鬼の起源や意味等を調べて鬼の知識を深めたりしていました。

仮装のやり方を聞いたところ…

1.不要な毛を剃る
2.全身に保湿クリームを塗りこんでから着色スプレーを全身に吹きつける
3.衣装を整える(パンツ)
4.事前に作っておいたパーツ(角、爪)を瞬間接着剤で直付けする

以上の工程で「誰でも再現可能」だそうです。

ちなみに目玉はピンポン球を半分に切ったものに穴を開けてあります。

イベントでの鬼役の役割は? 子どもたちの反応もお聞かせください。

昨年、旦那がやっていた鬼の仮装を見て「ウチにも来てもらおう」とご依頼先の奥様が申されたので、2歳の息子さんと小学5年生の娘さんに「鬼は怖いものだ!」と知らせるべく本気の節分をしたかったそうです。

2歳の息子さんには刺激が強すぎたようで…ひとしきり泣き叫び、鬼が帰った後は放心で1時間ほど震えてたそうです。娘さんの方は、嬉々として豆代わりのカラーボールを投げつけて「今までで一番楽しい節分だった!」と申されていたそうです。

「ご依頼主の期待を超えられた大成功の鬼だったのではないか!?」と思います。

見れば見るほどクオリティの高い赤鬼。地肌にスプレーで直接着色し、衣服も最小限にするというこだわりっぷり。寒そうにも思えるが、旦那さんは暑がりで日頃から「人並みには寒い…んだと思ってる」と話しているのだそう。

ちなみに2023年にも鬼の仮装を行っており、その様子を収めた投稿も大いに注目を集めたんだとか。

去年も活躍した節分の鬼

2年連続でX(Twitter)の話題をかっさらった節分の鬼は、来年もその本気っぷりを見せてくれるのだろうか。今から楽しみで仕方ない。

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書いた人
ハチミツ

副業WEBライター。Twitterで初見実況ばかりやってます。