3羽だけだと思ったら実際はもっといた!枯れ草にたたずむ野鳥たちのカモフラ度が高すぎて写真家も驚き

なんかもうどこもかしこも鳥に見えてくる
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見事に自然の中に溶け込んだ鳥たちをとらえた写真に、混乱する人が続出している。

目を凝らして見るとだんだん鳥の姿が見えてくる

投稿したのは、写真家の尾園 暁(@PhotomboOzono)さん。普段から昆虫を中心にさまざまな生き物を撮影している。話題になった写真は、雪混じりの枯れ草の上に集まるホオジロ科の鳥、カシラダカを撮影したものだ。

投稿によると、尾園さんは写真の中央付近にいる3羽のカシラダカを撮影したつもりでいた。しかし写真をよく見てみると…映っているカシラダカは3羽ではなく、画面のいたるところにカシラダカの姿が確認できる!

改めて尾園さんが数えたところ、左上のお尻だけ映っている個体も含めると、この写真には9羽のカシラダカが映っていたそう。撮影時には気づくことができなかった、カラシダカの黒白茶の配色からなる見事な同化ぶりに、尾園さん自身も驚いたそうだ。

お尻だけの子も含めると全部で9匹!

写真を見たXユーザーからは「保護色すごい!」「溶け込んでる」「ぱっと見何もいないように見えたのによく見たらいっぱいいる!」と驚きの声を寄せている。また、前述の通り正解は9羽なのだが「1羽も見えない…」「10羽いた」などのコメントもあり、カシラダカの見事な保護色が人々の混乱を引き起こしていた。

この写真を撮影した経緯や擬態している生き物の見つけ方について、尾園さんに詳しくお話を伺った。

もしかしたらもっといるかも!?

こちらの写真を撮影した経緯を教えてください。

この日、雪の残るフィールドでカシラダカの群れを見つけて撮影しました。画面に3羽入ったのは撮影時に確認していたのですが、帰宅後、写真のチェックをしてびっくり。鳥に限らず擬態やカモフラージュは好きなテーマなので、投稿してみた次第です。

正解は9羽で合っていますか?探すコツはあるのでしょうか?

はい、9羽です。1羽は半身ですが…。ただ、10羽や11羽いるというコメントもつきましたので、ひょっとしたら…。

見つけるコツは、僕が教えてほしいです(笑)。

他にも生き物の擬態写真を撮影していますが、どのように見つけていますか?

昆虫の場合は「この虫はこういう所に隠れている」というパターンがあるのと、あとは「絶対にいる」と信じて探します。どれだけ深く信じられるかがポイントかなと思います。

生き物が身を守るために得た保護色は、自然の中の写真でこそ真価を発揮する。生き物の擬態を探しに、自然の中へ足を踏み入れてみるのも楽しそうだ。

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書いた人
はゆんぼ

3児と2猫の母。読むか書くかしてないと落ち着かない人。 X(旧Twitter):@iwasakiHar458