芸術点高そう!?シンクロ選手が水に潜る様子を溶けるバターで再現したアイデアマンに話を聞いた

このなめらかさ…高得点に期待大!
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X(Twitter)に投稿された、シンクロナイズドスイミング(アーティスティックスイミング)の選手の形をしたバター。フライパンの上で溶けていく選手型バターの様子が、まるで演技をしているようだと話題になっている。

じんわり溶けていくバター選手
溶けていく様子が芸術的…!

自作の「シンクロナイズドスイミングするバター」の画像を投稿したのは、アイデアクリエイターのいしかわかずや(@issikazu20)さん。投稿の通り、上半身を形どられたシンクロ選手はバターで作られているというから驚きだ。

4枚の投稿画像ではフライパンの上で徐々に溶けていく選手の姿が写っており、両腕を上げたポーズのまま沈んでいく姿はまさに入水の様子そのもの。あまりのなめらかさに、実際のシンクロ競技であれば、きっと高得点を狙えるであろう。

するすると入水(液化)していった

Xユーザーからは「いろんなパターンができそう」「綺麗に沈んでいく様子ですね」「潜っていくように溶けていく」「芸術点満点!」とアイデアに対し称賛する声や、「逆パターン作って犬神家ができる」「ターミネータバージョンもお願いいたします」など他作品を連想し楽しむコメントが寄せられていた。

アイデアクリエイターとして活動しているいしかわさんに、今作についてお話を伺った。

「アイデアのブルーオーシャン」との出会い

「シンクロナイズドスイミングするバター」を作った経緯を教えてください。

テレビでパンケーキ上のバターが溶ける様子を見た際に「バターが溶けてなくなるシーン」を何かに見立てたら面白いバターが出来上がるのではないか?と思ったんです。

今まで溶けていくバターに対して何かを考えた人は誰もいなかったと思うので、これはアイデアのブルーオーシャンな気がする!と可能性を感じ、今回のアイデアに至りました。

作り方としては、シンクロポーズをとった女性の画像を見ながら実際にバターを彫刻する形で製作しました。

原材料を教えてください。バターはどんな場面で活用してもらいたいと思いますか?

原材料は普通のバターです。

最近料理が面倒くさいなと感じている人にぜひ使ってもらいたいプロダクトです。少しでも料理の時間が楽しくなれば良いなと思って作りました。

多くのアイデア作品を生み出していますが、アイデアを考える時に大切にしていることは?

「当たり前を疑う」ということを常に意識しています。

「ポストはなぜ赤いのか?」「鉛筆はなぜ六角形が多いのか?」など、当たり前に受け入れていることに対して、人はあまり頭を使ったり注目したりしないので、そこがアイデアのブルーオーシャンだと僕は感じています。

当たり前を疑った先に、もっと良い形があるのではないか?と可能性を見出して、既存のものをちょっとだけ変えてありそうでなかったアイデアを生み出す、という流れで常に考えていますね。

このフォーマットでいろいろな題材のアイデアを考えていくと、短時間でアイデアが量産できるのでとても効率的だったりします。

「当たり前を疑う」というアイデアのヒントを教えてくれた、いしかわさん。今後も「その発想はなかった!」と思わせるアイデアを世に発信し、見るひとを驚きと喜びで満たしてくれることだろう。

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書いた人
mine_k

編集、ライター、お酒、筋トレ、フリーランス