ブラック霞が関で「悲鳴をあげる“官僚”たち」…今夜放送のNHK『クロ現』が「本気だな」と注目集まる

官僚志望の人は戦慄しそう
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2024年6月11日夜7時30分からNHKで放送される『クローズアップ現代』(以下、クロ現)の放送内容が、X(Twitter)で注目を集めている。

テーマは「悲鳴をあげる“官僚”たち 日本の中枢で今なにが?」。“ブラック霞が関”と呼ばれるほど長時間労働が問題視されてきたキャリア官僚たちの働き方にスポットを当てている。

クロ現のX公式アカウント(@nhk_kurogen)が番組PRとして6月10日に投稿した動画には、深夜の東京・霞が関で、何とか終電に間に合わせようと官庁前を猛ダッシュをする多くの官僚たちの姿が映し出されている。

さらに深夜2時には、霞が関で客待ちをする大量のタクシーが長蛇の列をなしており、官僚たちが乗り込む姿も。こうした官僚たちにクロ現取材班が聞き込みを行うと、「帰ったらまたすぐ出発する」「悲鳴を上げて倒れる人もいる」と答えている様子も見られた。

わずか20数秒の動画でありながら、キャリア官僚のハードな勤務状況がうかがえる内容となっていた。

「官庁訪問」前日の放送にNHKの本気ぶりが伺える?

クロ現公式による投稿に対し、X上では多くの人たちが反応。とりわけこの番組放送が、2024年度の「官庁訪問」が始まる6月12日の前日に放送される点に話題が集中しており、「NHK本気だな」「総合職の官庁訪問前日に全国放送するの鬼畜過ぎwwww」「試験は始まってる……ってことか……」などというコメントも見られた。

※官庁訪問:受験者が志望官庁を訪問し、業務説明や面接を受けるもので、志望官庁に採用されるための重要なステップ(民間企業で言うところの「採用選考活動」)です。(人事院ホームページより参照)

また、Xのコメントの中には、元官僚と思われるユーザーから「私も終電ダッシュと、タクシー帰りをよくしてました。ひどいときは『タクシー帰りが20日』という月もありました」といったリアルな体験談も寄せられ、クロ現が掲げる「悲鳴をあげる“官僚”の実態」を裏付けているようにも見える。

果たしてどのような内容が放送されるのか気になるところだ。

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トゥギャッターオリジナル記事編集部

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