nosさんの鳥越俊太郎さんを応援して欲しい理由。

nos @unspiritualized

安倍政権に沖縄がいたぶられている現状にわずかでも心を痛めている東京都民がいるなら、どうか鳥越俊太郎さんを応援してほしい。その理由を以下に述べます。

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このニュースを読んで下さい。 沖縄基地負担軽減、全国で協議へ　知事会に「会議体」設置 ryukyushimpo.jp/news/entry-316… 全国知事会で、沖縄に集中する米軍基地負担に向き合う場の設置が今月末に決定しそうな状況。ほんのわずかな一歩ですが、沖縄から見れば貴重な一歩です。

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沖縄に集中する米軍基地は「沖縄問題」とよく言われますが、その実は「本土問題」です。まず、７１年前、日本は本土を守るため沖縄をその「前縁」と位置づけ、迫る米軍の足止めをさせました。その結果、沖縄では住民の４人に１人が死ぬ地上戦が起き、さらに本土攻略のための米軍基地が建設されました。

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サンフランシスコ講和条約で日本が占領から脱した後も沖縄は２７年間アメリカの支配下、日本国憲法の外に置かれました。１９７２年の復帰の際は、沖縄人はやっと平和憲法のもと「本土並み」＝米軍基地から脱することができると喜んだのです。ところが、復帰後も基地は減るどころか増えていきました。

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本土の良心的な人々は沖縄の基地負担に同情します。連帯を表明します。しかし、それで何が変わったでしょうか？つい先日の選挙でとうとう沖縄は政府系の国会議員をすべて落としました（比例で復活したゾンビ除く）。その民意の表明の翌日から開始されたのが沖縄は東村高江への機材搬入の強行です。

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いったいなぜ、日本は、こうも軽々と沖縄の民意・地方自治の権利を否定できるのでしょう？それは、日本本土の民意をバックにしているからです。日本人の約８割が日米安保を支持し、かつ日本本土のどこも沖縄の米軍基地負担を背負おうという責任を感じない以上、多数決の原理で沖縄を否定できるのです。

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いま日本本土では「憲法」が改悪されるのではないかと戦々恐々ですよね。しかし、それらの議論は沖縄から眺めればチャンチャラおかしいことが多い。沖縄は憲法上の権利を守られていない。そして、９条を担保してきたのは、沖縄じゃないですか？右も左もなぜ沖縄を抜きに憲法を議論できるのでしょうか？

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これらのことを踏まえれば、いま、日本本土の人々が向き合うべきことは、沖縄の米軍基地を、＜自分たちの問題として＞どうするか、ということではないでしょうか。私の考えを述べれば、基地は日本全国で分散して負担すべきです。すると、当然、批判が出てくるでしょう。第二の沖縄を作るのか、と。

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こう答えましょう。原発も米軍基地も他人事だから忘れられる。本当にそれが必要と言うならば、自分自身でそれと共に生きていく責任を取り、その上で考えるべきでは？普天間基地も原発も千代田区の皇居前広場に移設して初めて本当に自分たちの問題として考え始めるのではないでしょうか、我々日本人は？

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自分の家の隣に、治外法権の米軍基地があること。原発があること。そこで、ようやく我々は憲法を、日米安保を、真剣に考えはじめることができるのではないでしょうか？いま、視界の外に置いているから、向き合うことから逃れられているだけではないでしょうか？

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さて、さきほど紹介したニュースをもう一度ご覧下さい。 沖縄基地負担軽減、全国で協議へ　知事会に「会議体」設置 ryukyushimpo.jp/news/entry-316… かつての橋下のようなブラフでなく、初めて地方のトップたちが考え始める契機が、ようやく作られようとしています。今月末。

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私は、今後の全国知事会の場に、他の誰でもなく、東京都知事として鳥越俊太郎さんにこそ立ってほしい。鳥越さんは、なしうる限り自身の問題として沖縄に寄り添ってきました（「辺野古基金」共同代表など）。都知事がリードし、日本全体が、沖縄の負担に責任を持つ。その歩みを進めてほしい。

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日本全国の地方自治体の長たちが、沖縄の基地負担に向き合う時、その時こそ、我々は本当に憲法に向き合うことができるのではないでしょうか。日米安保に向き合うことができるのではないでしょうか。それを可能とするのは鳥越俊太郎さんだけです。沖縄の痛みを忘れない皆さん、どうか彼に一票を。　了