まあアニメだからね、で済ませられてたキャラ付けが、実は/『ファインディング・ドリー』
「実は親が将来を案じて泣くレベルの障碍だったと発覚するあたりから、人並みに生きられない人間の人生についてちゃんと考えるハードコア現実映画」
nemanoc
@nemanoc
『ファインディング・ドリー』、「病的なレベルで忘れっぽい」というまあアニメだからね、で済ませられてたキャラ付けが、実は親が将来を案じて泣くレベルの障碍だったと発覚するあたりから、人並みに生きられない人間の人生についてちゃんと考えるハードコア現実映画と化してヤバかった
2016-07-19 23:09:11
nemanoc
@nemanoc
『ドリー』におけるドリーの人生の肯定のされかたって割合特殊なので、すでに大人になってしまった人には広瀬すずが出てきて大学に入るための勉強教えてくれるから闇と向き合えるぜ程度のリアリティしかないと思います
2016-07-19 23:21:20
nemanoc
@nemanoc
『メリダ』くらいまでのピクサーって才能や地位のある主人公たちが困難に直面してそれをどう乗り越えるか、みたいな話が主だったけど、『モンユニ』で「じゃあ、才能のない人間はどうするんだ」と問うて、『ドリー』で「そもそも人として欠落してたらどうなの」とどんどん弱者に寄り添ってきてる印象
2016-07-19 23:30:09
nemanoc
@nemanoc
『インサイド・ヘッド』も「そこに一見クソみてえに仕事できないクズがおられますが、御社では彼女にどんな価値を見出して採用なすったのですか?」って話だったし
2016-07-19 23:33:23
nemanoc
@nemanoc
最近のピクサーの続編商法もこれなら、「スポットライトのあたらない『脇役たち』をピックアップして、彼らがどうすれば自分たちの人生に意味を持てるのかについて考える。そういう物語のほうが今は必要とされる時代なんだ」とそれっぽい説明がつけられる
2016-07-19 23:38:31