Age of Wonders III -Chronicle of Valmsun Runekeeper-

PCゲームソフト、『Age of Wonders III』のプレイ記録その1です。 主人公たる君主はドワーフのソーサラー、"ルーンの護り手"ヴァルムスン。 AoW3って何?という方はこちらの紹介記事がわかりやすいです。やろう。 http://aow3.blog.fc2.com/blog-entry-34.html
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まんぼ @manbo_khazad

オランティウスの者たちは書状にて「あの乱暴者たちは」と、このティグランのことを記していたが、すぐにそれは間違いではないことが証明された。ヴァルムスンの言葉を遮り、武装した兵たちが前方の荒地に展開していく。 #AoW3CoV pic.twitter.com/q6ssjQfYac

2016-07-23 03:05:09
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まんぼ @manbo_khazad

「やはりやるしかないか。」 こうしてヴァルムスンの初陣が幕を開けた。敵は3部隊、こちらは7部隊と数の上では有利だ。ヴァルムスンは少しずつ全軍を押し上げつつ、敵の突出を待とうと兵を進める… #AoW3CoV pic.twitter.com/sQLIguZ52t

2016-07-23 03:13:44
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まんぼ @manbo_khazad

ティグラン――豹人たちは、太陽の加護を受けて戦う種族らしい。こちらの投石攻撃は敵へ届くが、不可視の盾に当たり、どうも敵の被害は少ないようだ。ヴァルムスンがこのことに気がつくまで、しばしの時間を要した。 #AoW3CoV pic.twitter.com/zY24DW92FO

2016-07-23 03:18:03
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まんぼ @manbo_khazad

「それなら… 集えマナの力よ、我が敵を討つ大いなる拳となれ!」 ヴァルムスンの詠唱に合わせて凝縮された魔力が物理的な力となって集い、ティグランの部隊の頭上から降り注いだ。敵の防護は魔法に対しては無効のようだ。部隊を壊滅させるには至らないが、かなりの痛手を与えた。 #AoW3CoV

2016-07-23 03:21:32
まんぼ @manbo_khazad

続けてヴァルムスンは味方への支援を命ずるべく、タイロバーのほうを見る。しかしテオクラットは頭を振った。 「あんたがいま我が軍の魔力炉から力を引き出したろう。同時には魔法は使えないぞ。」 ヴァルムスンは目を丸くした。 #AoW3CoV

2016-07-23 03:26:20
まんぼ @manbo_khazad

そう、部隊兵が使うような大魔力を消費しない魔法ならば問題はないのだ。しかしヴァルムスンやタイロバーが使うような、軍の魔力炉から力を引き出して行使する魔法は、同時に2人以上で起動することはできないのだった。初陣ゆえ、彼が知らなかったのも無理からぬことである。 #AoW3CoV

2016-07-23 03:30:30
まんぼ @manbo_khazad

そうこうしている内に間合いが詰まり、近接戦闘が始まった。さすが斧兵隊はよく持ちこたえるが、山師隊が1隊、敵の反撃と集中砲火により壊滅してしまう。投石をしようとした所、迂闊にも敵の間合い内だったため攻撃された形だ。 #AoW3CoV pic.twitter.com/Prh0lxNdjh

2016-07-23 03:35:48
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まんぼ @manbo_khazad

さらに悪いことに、乗り手の動揺を感じ取ったのか、ショックボルトを撃とうとしたヴァルムスンの猪が突然走り出し、敵兵の目の前へと突っ込んでしまった(※ミスクリック)。これによりヴァルムスンは近接戦闘を余儀なくされ、敵に傷を負わせるものの、反撃で自らも負傷する。 #AoW3CoV

2016-07-23 03:39:01
まんぼ @manbo_khazad

ともあれ、結局のところ兵力差は圧倒的である。被害を受けながらもロガーン・ドゥル軍は勝利し、監視塔を守っていたティグランは全滅した。 「これが戦か…」ヴァルムスンは自らの経験不足を、傷の痛みと共に痛感するのだった。 #AoW3CoV pic.twitter.com/6zuFjH5jZv

2016-07-23 03:41:59
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まんぼ @manbo_khazad

誰もいなくなった監視塔を破壊し、依頼は無事に完了した。オランティウス側はすぐにこれを察知し、ロガーン・ドゥルに感謝と同盟の使者、それにその証として、自軍の兵士の一部をヴァルムスンの配下に合流させたのだった。 #AoW3CoV pic.twitter.com/9OJ3p1pEeP

2016-07-23 03:46:02
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まんぼ @manbo_khazad

ロガーン・ドゥルに戻ったヴァルムスンに、研究所にて新たに"石打ち(ストーン・ボウルダー)"の魔法が完成したとの報告がもたらされた。"マナの拳"よりも威力のあるこの魔法は、必ずやヴァルムスンの力になるはずだ。 #AoW3CoV pic.twitter.com/ePf8AEEveL

2016-07-25 01:28:28
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まんぼ @manbo_khazad

次なる研究対象としてヴァルムスンが選んだのは"石の皮膚(ストーン・スキン)"の魔法であった。「先の経験から、戦になれば皆が負傷することがよくわかったよ。少しでも被害は減らしたい。」このことである。 #AoW3CoV pic.twitter.com/1KznjLlI28

2016-07-25 01:29:54
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まんぼ @manbo_khazad

訓練も順調に進み、ついにロガーン・ドゥル軍に始めての魔術兵が加わった。 「皆の働きに期待しているよ!」ヴァルムスンは早速、前回の戦いで討死した山師の穴に彼らを加えるのだった。 #AoW3CoV pic.twitter.com/rxvLR8vkMT

2016-07-25 01:33:36
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まんぼ @manbo_khazad

そんな折、ロガーン・ドゥルにヴァルムスンを訪ねる者がいた。 「あンたがヴァルムスンかい。ふん、どんな奴かと思えば、まあまあの面構えじゃあないか。」その隻眼の女ドワーフは、残った方の目でじろりとヴァルムスンをにらむ。 #AoW3CoV pic.twitter.com/hdJisW8CYF

2016-07-25 01:42:26
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まんぼ @manbo_khazad

「あたしは"かんしゃく玉"のティルナ。ロガーン氏族が何やら元気がいいッて噂を耳にしてね。顔を拝んでやろうと来たッてわけさ。」ティルナは女性だが、明らかにヴァルムスンよりもがっしりと引き締まった体つきをしている。 #AoW3CoV pic.twitter.com/jl3pSPehuz

2016-07-25 01:52:08
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まんぼ @manbo_khazad

日に焼けた肌には戦場で刻まれた傷跡が幾つもある。"重装兵(ドレッドノート)"だ。 「それは光栄だよ、ティルナ。見たところなかなか腕が立つようだ。もしきみが我がロガーン・ドゥルのために戦ってくれるというのなら―」 #AoW3CoV pic.twitter.com/w77g8SiaUN

2016-07-25 01:55:26
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まんぼ @manbo_khazad

「おッと、そいつは少し気が早いよ。」 女傭兵はヴァルムスンの言葉を遮る。 「あンたについていくのも面白そうではあるが、あたしはこれでも傭兵なンでね。まずは…」 そう言ってティルナは親指と人差し指で環を作ってみせる。 「金を払えっていうのかい?」 #AoW3CoV

2016-07-25 01:58:06
まんぼ @manbo_khazad

「別にふっかけようッてつもりじゃあないさ。ただ、あンたがこれくらいの金を用意できるかどうか… 要はあンたの甲斐性ッてやつを確かめさせてもらいたいのよ。あンたがあたしの鎚を預けるに足る器なのか知りたい。」 なるほど、傭兵らしい道理だが、ヴァルムスンは納得した。 #AoW3CoV

2016-07-25 02:00:38
まんぼ @manbo_khazad

とはいえ、実際のところ軍備や建設の費用がかさみ、今のロガーン・ドゥルの国庫はほぼ空である。 「わかった、ティルナ。では半年待ってくれ。きみを雇い入れるだけの金は今の私にはないが、半年のうちにそれだけ増やしてみせる。」 ヴァルムスンは女傭兵を見据えて言った。 #AoW3CoV

2016-07-25 02:04:06
まんぼ @manbo_khazad

ティルナは軽く肩をすくめる。 「いいさ、それなら半年待ッてやるよ。けどその言葉を守らなかッた時は…」 「ああ、私を見捨ててどこへなりとも行ってくれてかまわない。」 「せいぜい失望させないでくれよ。」女ドワーフはそう言うと、ロガーン・ドゥルの酒場へと消えて行った。 #AoW3CoV

2016-07-25 02:06:41
まんぼ @manbo_khazad

さて、ヴァルムスンは何のあてもなしに女傭兵とそのような約束をしたわけではなかった。ロガーン・ドゥルを発展させることはもちろんだが、それだけではなく、東のオランティウス陣営の拠点付近の山間部である。 #AoW3CoV pic.twitter.com/u4d1AuBobJ

2016-07-27 01:49:49
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まんぼ @manbo_khazad

先だってのウルム隊の偵察によると、この辺りには肥沃な金鉱山が散在しているとのこと。すなわちオランティウス側と同盟が成ったいま、差し当たっては後顧の憂いなくここに拠点を築くことができるということであった。 #AoW3CoV pic.twitter.com/zevMlHu86c

2016-07-27 01:51:25
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まんぼ @manbo_khazad

東へ部隊を動かす前にまずひとつ、やっておくべきことがある。そもそもロガーン・ドゥルの目と鼻の先にも鉱山があるのだが、先代までの衰退した状態をいいことに、流れ者のハイエルフの一団がここに我が物顔で住み着いているのだ。 #AoW3CoV pic.twitter.com/uCHXeRZlrL

2016-07-27 01:56:24
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まんぼ @manbo_khazad

「彼らに行き場所がないのもわかるけど、いくらなんでもここで好き勝手をされるわけにはいかない。」 敵は弓兵を中心とした3部隊。実際のところ単なる流れ者のようだ。新しく編成した魔術兵の腕試しにももってこいだろう。 #AoW3CoV pic.twitter.com/rLnHvu9j4q

2016-07-27 02:01:23
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まんぼ @manbo_khazad

新たな部隊とタイロバー、それにウルムの猪乗り隊を引き連れて金鉱を包囲したロガーン・ドゥル軍であったが、ハイエルフたちは明らかに戦意を喪失していた。彼らはほうほうの体で鉱山を引き払い、逃走しようとしているようだ。 #AoW3CoV pic.twitter.com/srOYvgaLB6

2016-07-27 02:04:11
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