集団的人権論についてのつぶやき

集団的人権論には抑圧的な側面があるのではないか、ってつぶやきのまとめです。
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wagu @wagu108

この糾弾者は集団的人権論を自覚的に主張しているわけではないが、実在する子どもたちへの謝罪を要求しているところから見て、同じ発想を持っているように思う。(続)

2011-02-13 22:43:19
wagu @wagu108

この主張(法規制)に説得力がないのは、実在する子どもたちの受動喫煙が法規制されていないからだな。むしろ、都条例のような青少年への有害性の論拠「絵本を見た子どもたちの認識が歪み、喫煙をよいものと思い込む」の方が説得力がある。(続)

2011-02-13 22:43:47
wagu @wagu108

まあ、とりあえず、都条例の有害性の論拠と、集団的人権論が別物であることは確認できたような気がする。(続)

2011-02-13 22:44:04
wagu @wagu108

で、受動喫煙を強要されている絵が、実在する子どもの尊厳を傷つけているとして、その子どもはどのように観念されているのか。それが重要だ。(続)

2011-02-13 22:44:31
wagu @wagu108

糾弾者の言葉では、「そもそも子ども達の大半はタバコの煙を嫌がります。子ども達が嫌がっているどころか受け入れている場面には驚きを越え怒りを覚えます。」 http://p.tl/KH8E つまり、子ども達は、タバコの煙を嫌がるというのがこの人の規範意識である。(続)

2011-02-13 22:45:03
wagu @wagu108

ぼくについて言えば、子どもの頃はタバコの匂いは決して嫌いではなかった記憶があるのだが、この糾弾者は、そういうぼくの認識を異常なものとして矯正しようとするだろうね。

2011-02-13 22:45:40
wagu @wagu108

つまり、集団的人権論は、その保護しようとする集団に対して、抑圧的な側面がある。これは言えるように思う。

2011-02-13 22:47:05
wagu @wagu108

18歳未満を子どもとして扱うとして、集団的人権論で彼らを保護しようとした場合、その論は保護する子どもたちに、何かを強要するのだ。そして、それから逸脱する子どもは、その存在を異常なものとして見なす。たぶん、そういうことだ。

2011-02-13 22:49:37
くろいつみ†ちゃんねる @kuroitumi

@wagu108 あるカテゴリーそのものに対して特権的な地位が与えられるというのは、 一般に差別といわれるものだと思うけど……。

2011-02-13 22:03:30
wagu @wagu108

それを正当化する条件のようなものがあるのですかね? RT @kuroitumi あるカテゴリーそのものに対して特権的な地位が与えられるというのは、 一般に差別といわれるものだと思うけど……。

2011-02-14 06:38:37
くろいつみ†ちゃんねる @kuroitumi

@wagu108 わたしが知る限り、無い。 例えば、身体障害者やアルツハイマー病を患っている老人に、特権的地位を与えるべきだろうか?

2011-02-14 08:22:19
wagu @wagu108

特権的地位というのを、ぼくは、たとえば少年に対する少年法のようなものかと思ったのですが、違うようですね QT @kuroitumi あるカテゴリーそのものに対して特権的な地位が与えられるというのは、 一般に差別といわれる

2011-02-14 20:18:56
wagu @wagu108

少年法が存在する理由は、「子どもの判断力が未熟だから」というようなことでしょう。でも、集団的人権論について問題になっているのは、そういう「特権」のことではない。 (続)

2011-02-14 20:21:42
wagu @wagu108

子どもには集団的人権によって保護される理由があるとしたら、その理由とは何か。これをぼくは「子どもの判断力が未熟だから」などと漠然と考えていたのですが、これは間違い。(続)

2011-02-14 20:22:32
wagu @wagu108

「子どもの判断力が未熟だから」というのは、たとえば、都条例で子どもの知る権利が制限されることを正当化する根拠ですね。(続)

2011-02-14 20:23:04
wagu @wagu108

一方、子どもの集団的人権を保護すべきというのは「子どもの判断力が未熟だから」ではない。子どもが集団的人権によって保護されるべき理由があるとしたら、それは子ども自身の問題ではない。(続)

2011-02-14 20:23:50
wagu @wagu108

たぶん、誰も、彼ら自身の属性によって「集団的人権論で守られるべき」ということにはならない。もしそんなことがあれば、まったくの「特権」になってしまう。kuroitumiさんが指摘しているのは、こういうことだと思う。

2011-02-14 20:24:56
wagu @wagu108

集団的人権によって保護されるべきだとしたら、その理由は、たとえば、子どもを性虐待する表現物が街中にあふれかえっていて、子どもたちの尊厳が激しく傷つけられている、というような、彼らにとってどうしようもない状況の改善。(続)

2011-02-14 20:25:41
wagu @wagu108

つまり、集団的人権論が発動されるのは、彼らを取り巻く「環境」が劣悪だと見なされる場合である。(続)

2011-02-14 20:26:55
wagu @wagu108

環境が劣悪だと誰が判断するのか、という問題はある。この場合、「子ども」が「ひどい!」と思っている必要はない。劣悪だと思った人が、「集団的人権論」を持ち出して、規制に乗り出すというだけだ。「子ども」が置いてけぼりになるわけだな。

2011-02-14 20:28:21
ぼとむ@お酒・ワイン垢 @topergroad

現在の子どもを取り巻く環境、あるいは性の情報が多い環境が、本当に子どもにとって害悪なのか、その検証がされない。「みんなそう思ってるらしいから、そうだ」という変な理屈… QT @wagu108 集団的人権論が発動されるのは、彼らを取り巻く「環境」が劣悪だと見なされる場合である

2011-02-14 20:32:51
wagu @wagu108

この「みんな」というのがくせ者で、そう思わない親は親じゃないみたいな話でもあるんですよねえ QT @topergroad 「みんなそう思ってるらしいから、そうだ」という変な理屈… QT @wagu108 集団的人権論が発動されるのは

2011-02-14 20:38:16
wagu @wagu108

集団的人権論は、ある規範を保護すべき集団と、保護する者に求めるらしいが、その規範の内容はどのように決定されるのだろう?(続)

2011-02-14 21:42:46
wagu @wagu108

たぶん、保護すべき集団をとりまく環境、保護しようと思った者が問題視した、その環境の有害性から決定される。(続)

2011-02-14 21:43:09
wagu @wagu108

たとえば、子どもを性の対象としたエロ漫画の氾濫が問題であるとして、子どもにはその逆のことを求める。つまり、「エロいことなんて考えもしない子ども」が、この場合の規範になる。また、そんな環境から純真な子どもを守りたいと思う、というのが親の規範だろう。(続)

2011-02-14 21:43:47