旅と暮らし文化研究所さんの「さらば愛しの盛岡バスセンター」

2014年に旅とくらし文化研究所さんが盛岡を訪問したさいの紀行「盛岡の冬旅ノート・特別編~愛すべき盛岡バスセンター」をまとめさせていただきました。たいへん好評で反響も大きく、いかに地域に愛されている遺産なのかがわかります。取り壊しの決まった盛岡バスセンターへふたたびの訪問記をまとめさせていただきました。
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旅とくらし文化研究所 @tabi_kurashi

岩手県盛岡市に来ています。今年9月末で営業を終了し、年内にも解体される盛岡バスセンターをもう一度見たくなり、短時間の滞在ながら2年ぶりの再訪。一部ショップはすでに閉店して、もうすぐ役目を終える愛すべき盛岡バスセンターのいまの姿です。 pic.twitter.com/2eN1r8YCyP

2016-07-28 18:07:45
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盛岡バスセンター

JR盛岡駅から都心循環バス「でんでんむし」号で約15分、料金は100円。

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2014年冬、はじめて盛岡バスセンターを訪れた旅とくらし文化研究所。1960年からつづくこの愛すべき場所を旅人の視点から記録して、はや2年が経ちました。その後、今年9月末に営業を終了し、年内にも解体されることが決定。感謝と別れの言葉にかえて、バスセンターのいまの姿をお伝えします。

2016-07-31 22:09:43

## 旅とくらし文化研究所さんが2014年冬に盛岡バスセンターを訪問した際のようすはこちらをご覧ください。たいへんな反響を呼んだ盛岡バスセンター徹底ガイドです。

まとめ 旅とくらし文化研究所さんの『盛岡の冬旅ノート』特別編~愛すべき盛岡バスセンター 大好評だった『盛岡の旅ノート 2014』(http://togetter.com/li/737899) その余韻もさめやらない中、2014年の大晦日に突然始まった企画をまとめました。市民県民に愛される盛岡バスセンター。これだけの情報と写真を1ページで見れるガイドはなかなかないと思います。 14079 pv 359 7
旅とくらし文化研究所 @tabi_kurashi

さらば愛しの盛岡バスセンター/解体が決まった盛岡バスセンターの残り少ない時間を共有し、見届けたいとの思いを胸に、7月下旬、2年ぶりに再訪。まずは入口の、擦れた明朝体のさりげない看板を見上げます。交換せず残っていることの奇跡を目撃。 pic.twitter.com/41qea3IIn0

2016-07-31 22:12:07
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さらば愛しの盛岡バスセンター/なかに入ると、懐かしさ・哀愁・使い込まれレトロ感ただよう設備、一見して以前と変わりのない建物内。立入禁止の階段とミステリアスな2階の存在、スピードフォトスタジオの立て看板、自販機。置き場所はそのまま。 pic.twitter.com/DZsdNeItDb

2016-07-31 22:15:23
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さらば愛しの盛岡バスセンター何も見落としたくない気持ちで、注意深く建物のなかへ進むと、前回印象深かった開放型トリコロール電話ボックスに再会。それぞれ足元の塗装が剥げているのは、多くの人に利用された証。長い歳月の重みを感じます。 pic.twitter.com/NUpbjGxJSK

2016-08-01 21:31:25
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さらば愛しの盛岡バスセンター/トリコロール電話ボックスの隣は、バスセンター藤原売店ゾーン。こちらはひと足早い6月末をもって閉店した旨のご挨拶の貼り紙がありました。現在は若園町の藤原養蜂場本店、ジェラートワン、はちみつ村で継続中です。 pic.twitter.com/hxBAG0C18y

2016-08-01 21:34:21
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さらば愛しの盛岡バスセンターバスセンター藤原売店の喫茶コーナーには、主を失った後もカラフルな提灯とかわいいタコちゃんマークが残されていました。その姿に哀愁を感じつつ、あえて残されたお店の判断にバスセンターへの愛を感じました。 pic.twitter.com/J4efLu6ihI

2016-08-01 21:39:15
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さらば愛しの盛岡バスセンター藤原売店喫茶コーナーのカウンターへ移動。以前はメニューや、奥の棚に食器やカップ麺などが並んで味わい深い空間でしたが、いまは設備や什器を残すのみ。よく見ると奥に7月のカレンダーが掛けられていました。 pic.twitter.com/hNn6gqjytQ

2016-08-02 22:16:13
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さらば愛しの盛岡バスセンター/藤原売店喫茶コーナー。がらんとしたお店には寂しさが漂いますが、ないからこそ目にとまるものも。カーブしたカウンターはモダンで、下には手荷物スペースもあります。コンパクトな空間はファストフード店の原点かも。 pic.twitter.com/Tu6ZOhNXOU

2016-08-02 22:18:36
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さらば愛しの盛岡バスセンター藤原売店喫茶コーナーの隣の窓に目をやると、レースのカーテンから外の光がやさしく入りこんでいました。窓に貼られたタコちゃんマークは、変わらずに微笑みを投げかけています。 pic.twitter.com/ngs4gVtVNB

2016-08-02 22:19:03
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さらば愛しの盛岡バスセンター/一度、待合室を出て外の乗り場へ。番号と行き先を記した味のあるホーム。バス発着時は係員の案内放送があり、次から次に発着しています。利用客もいまだ多く、バスを待つ列もバスセンターの日常のひとコマです。 pic.twitter.com/16LVHe3nXX

2016-08-03 23:55:27
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さらば愛しの盛岡バスセンター/路線バスだけでなく、高速バスのターミナルにも活用されてきたバスセンターですが、9月末の営業終了よりひと足早く、7月末をもって仙台行きと東京行きの高速バスの発着が終了。待合室の開閉時間も変更になります。 pic.twitter.com/vf2mD9g1Ts

2016-08-03 23:56:50
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さらば愛しの盛岡バスセンター/バス乗り場から再び建物内へ。中央の待合室をはさんで奥は店舗ゾーンがつづきます。レトロ看板の宝庫だった藤原売店がひと足早く閉店していますが、向かいの吉田時計店、南部そば・うどん&中華そば店は元気に営業中。 pic.twitter.com/ITvoL76f5D

2016-08-04 21:27:12
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さらば愛しの盛岡バスセンター駅のキヨスク並みの密度で品物がギュッとつまった吉田時計店。中央の「3日間完全修理 時計・宝石・ガスライター」の看板、とくに「ガスライター」に昭和を感じます。いまの季節にぴったりの、サングラスも完備! pic.twitter.com/gYt4jhtxao

2016-08-04 21:29:53
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さらば愛しの盛岡バスセンター前回の訪問時にはお休みだった南部そば・うどん&中華そば店。お店の前にはテーブルやイス(待合室のイスと兼用)が置かれ、待ち時間に手軽にお腹を満たすことができます。店先にはメニューの貼り紙がいっぱい! pic.twitter.com/Yba6gnccPT

2016-08-06 09:32:39
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さらば愛しの盛岡バスセンター/南部そば・うどんの店。冷麺ならぬ「冷風麺」や名物と銘打った「辛みそラーメン」(+100円で「スーパー辛みそ」に!)など興味深いメニューに、カレーライス、かき氷、おみやげ用の餃子と、バリエーションも豊富。 pic.twitter.com/oC67C2C4fY

2016-08-06 09:33:05
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らば愛しの盛岡バスセンター/南部そば・うどんの店。店先には「お客様各位」として「当店はお客様の要望どうり9月末迄の予定で営業致します」との告知。要望どうり、という言葉から伝わるように、利用客にとっては食堂的存在なのかもしれません。 pic.twitter.com/2Y7JTHcZPR

2016-08-06 09:33:23
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タイトルのはじめに「さ」が抜けてしまいました。失礼いたしました。

2016-08-06 12:07:29
旅とくらし文化研究所 @tabi_kurashi

さらば愛しの盛岡バスセンター/南部そば・うどんと中華そばの店の、メニューの貼り紙が織りなす、小宇宙的空間。冷やしカレーそばや中華ざるなど、聞き慣れないメニューに注目。どちらにも持ち帰り餃子があり、ふたつは同じ店舗である事実を発見。 pic.twitter.com/jHHhYzRUkR

2016-08-08 00:21:11
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さらば愛しの盛岡バスセンター/レトロな店舗以外にも、建物内は気になるポイントがいっぱい。柱の中心からなぜか少し端にはみ出したセイコーの掛時計。待合所に並ぶ赤いソファー型ベンチは横になれそうな大サイズです(ただしゴロ寝は禁止)。 pic.twitter.com/PAxdNkER4m

2016-08-08 22:49:43
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さらば愛しの盛岡バスセンター/行先を記した発車ホーム案内板。以前も目に留まった「プータロムラ」以外にも「ゲンデルランド」や「銭掛(ぜにかけ)」「大ヶ生(おおがゆ)」など、カタカナや歴史のありそうな地名に想像力をかきたてられます。 pic.twitter.com/L2F2kFyyRk

2016-08-08 22:53:20
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さらば愛しの盛岡バスセンター藤原売店の一角は完全にシャッターが下ろされ、営業当時の楽しいレトロ看板の面影はありません。その前の通路には、小惑星のようにポツンとソファー型ベンチが置かれ、まるで再び幕が上がるのを待っているかのよう。 pic.twitter.com/23jWY08YDJ

2016-08-09 20:25:34
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