白野つゆりの記録 黄昏町の怪物

黄昏町の怪物
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千紗🔞 @et_vulnerant

@garetisa 『人でいたいなら集めるんだな』 「ひと、で…」 それは、怪物に、ならないための… 『納得したか?』 奇妙に優しく、その人は囁く。

2016-08-16 18:39:23
千紗🔞 @et_vulnerant

@garetisa 「っでも…これは、大切な、もので…」 大切な、縁…私と、しょーこちゃんを繋ぐ。 『だからだよ、だから寄こせって言ってるんだ』 捕まれた腕が、痛い…もう、感覚が無くなって_。

2016-08-16 18:39:34
千紗🔞 @et_vulnerant

@garetisa がり、とも、ごり、ともつかない、鈍い音。 それは掴まれた私の腕からで。 「っあ__ああああ゛ぁ!」 『脆いな。お前、それで俺に口答えしてんの?』 熱さとも痛みとも取れない感覚。

2016-08-16 18:39:48
千紗🔞 @et_vulnerant

@garetisa 「いっ__や、これ、だけ、は」 口から、出せたかわからない、でも、これだけは 『ああそうかよ。じゃあ、死ね』 広げられた手の平に、無数の棘。

2016-08-16 18:39:57
千紗🔞 @et_vulnerant

@garetisa 無造作に首を掴まれて、ぐしゃり、暗転。

2016-08-16 18:40:03
千紗🔞 @et_vulnerant

@garetisa 死亡六回目、【魂-1『棘(力+2)』入手】 【魂2/力3/探索1】『猫目(探索+1、力+1)』『棘(力+2)』

2016-08-16 18:52:12
千紗🔞 @et_vulnerant

@garetisa 『めんどくせぇ、最初から諦めて渡しとけ』 力を無くした女の手から、ペンダントを毟り取る。 その拍子に弾ける様な音を立てて開くそれを、 何の気なしに見る。 焦げ滓しか入っていない、見立てとは違い魂も含まない。

2016-08-16 18:41:02
千紗🔞 @et_vulnerant

@garetisa 舌打ち一つ、 なんでこの女は後生大事にこんなものを。 適当に放り投げて路地を立ち去るその背後で、 何かが動く気配がしても、振り返りはしない。 この町で死んだ後どうなるかなんて 皆知っているのだから。

2016-08-16 18:41:13
千紗🔞 @et_vulnerant

@garetisa そうして誰も彼もがいなくなり、 黄昏差し込む路地裏で、闇くろぐろと、夜の森。 ざわめき蠢き包んで溶けた。 後には思い出一つだけ。 銀の少女が寂しげに、ふわりと地を蹴り溶け消えた。

2016-08-16 18:41:23

とある森で

…いいのかい?■■■、君の魂も残り少ない。
これ以上は消えてしまうよ。

__

…そう、それでもいいなら、僕は止めないけどね。
森の祝福は君を手放しはしない。

思いが強すぎるのも考え物だね…僕を含めて。

__

…戻ってくる気は、ないんだね?

__

■■■が気にすることじゃない。
好きにすればいいんだよ、気が済むまで、魂の尽きるまで。

__

お礼を言われることじゃないさ。じゃあね、■■■。

…いっそ魂ごと想いを消してしまいたい、とでも思ってるのかな。
まぁ、いいさ。僕も僕で、好きにするから。

千紗🔞 @et_vulnerant

[ハンドアウト]気が付くと、君は公衆便所で鏡を見ている。なぜだろう、その顔は笑っていた。《開始地点[町]shindanmaker.com/541547#黄昏町の怪物 shindanmaker.com/541552 終わりが近いね

2016-08-15 00:03:54
千紗🔞 @et_vulnerant

@garetisa ぴちょん、と、水の落ちる音で気づく。 鏡の前、立ち尽くしてぼんやりと自分の顔を眺めている。 銀の髪、紫の瞳、猫の光彩。 首を取り巻く、黒い茨。 …こちらに来てから、与えられたもの。 もう、違和感もなく肌に馴染む、黒い茨。 森の祝福だと誰かが言った。

2016-08-16 18:55:08
千紗🔞 @et_vulnerant

[町]住人たちに追われ、逃げた先は行き止まり。君が背にした壁の上で傾いたのは2tトラックだ。《所持異形1つ以下なら許される【魂+1】、異形2つ以上で圧死【魂-2/異形『石肌(火耐性、力+1)』を入手】》 #黄昏町の怪物 shindanmaker.com/541547

2016-08-15 00:04:28
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