新学習指導要領について

北海道つばさ学園・寺子屋つばさ @tsubasa_gakuen

学習指導要領の改訂で小学校では授業時数が増え、いわゆるゆとり教育以前の水準に戻る。 これによって子どもも教師も負担が今以上に増えることは間違いない。現状でさえ多忙な教員は、さらに苦しい状況に追い込まれるのは目に見えている。

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学校の勉強についていけない子どもたちや、学習塾などを利用して何とかついていってはいるものの学習に困難さを抱えている子どもたちが多いのもまた現状。しかし授業内容の増加で、子どもたちもさらに苦しまなければならない状況が生まれることが予想される。

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「アクティブラーニング」という学習形態が注目を集めているが、目新しいものではなく従来からの課題解決型学習との違いはあるのだろうか。「脱ゆとり」によって授業内容が増えたことにより、どうしても時間のかかる課題解決型の学習では学習進度が追いつかなくなっていたはずだ。

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課題解決型学習も決してうまく機能していたわけではない。いつもできる子たちばかりが活躍し、ついていけない子どもたちはいつも脇に追いやられ「お客さん」になってしまう状況は現在も解決できないままでいる。

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学校週５日制以前の授業時数と内容を週５日制のまま実施し、ゆとり教育で注目された課題解決型学習と同様のアクティブラーニングが推進される。どう見ても無理難題としか言いようがない。

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学校を嫌がる子が挙げている理由として最も多いのは、「つまらない」「疲れる」という調査結果がある。 この度の新学習指導要領が実施されれば、さらにそのように感じる子どもたちが増加するのではないかと懸念する。