第8回(対象:1992年)【エア本格ミステリ大賞】選考会

8月7日(日)22:00から開催された第8回【エア本格ミステリ大賞】選考会の様子です。選考委員は小野家由佳さん(@timebombbaby)、杏仁堂書房さん(@lyrictrigger16g)、繰師さん(@CurzClaudia)、ないとーさん、(@schizophonic)、mikioさん(@mikio_at_ikarum)の5氏及び主催者の松井和翠(@WasuiMatui2014)です。合議の結果、第8回受賞作は『双頭の悪魔』(有栖川有栖)に決定いたしました。
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ないとー @schizophonic

@air_mys_award 『ふたたび赤い悪夢』は、×です。

2016-08-07 22:11:07
繰師 @CurzClaudia

@air_mys_award 『再び赤い悪夢』○ A◎ B○ C◎ D△ E◎

2016-08-07 22:11:20
mikio @mikio_at_ikarum

@air_mys_award この辺りを評価基準としています 論理性:真相に至るまでの道筋が論理的であるかどうか 公平性:読者が真相を推理可能かどうか 幻想性:主題となる事件が魅力的であるかどうか 意外性:犯人、展開、伏線などに意外性があるかどうか

2016-08-07 22:12:39
松井和翠 @WasuiMatui2014

@air_mys_award ○が4人、△が1人、×が1人です。

2016-08-07 22:12:41
松井和翠 @WasuiMatui2014

@air_mys_award 初っ端から割れましたねぇ。てか、紳士の評価が意外!

2016-08-07 22:13:20
小野家由佳 @timebombbaby

@air_mys_award 全体の謎解きの筋は登場人物の関係性をひっくり返していくロスマク風。しかし要所要所でなされるのは確かな証拠から確かな論理を引き出すクイーン風。悩める探偵やら何やら的な部分も含め、非常にストレートに〈法月綸太郎〉が出た佳作という評価です。

2016-08-07 22:13:26
mikio @mikio_at_ikarum

@air_mys_award 今日読んで×から△に変わりました。

2016-08-07 22:14:56
ないとー @schizophonic

@air_mys_award ×にしたのは、あくまで相対的な判断なので、作品自体は、瑕疵の少ない佳作だと思います。

2016-08-07 22:15:25
繰師 @CurzClaudia

@air_mys_award 隙が無い良作だと思います。が、反面、全てが整い過ぎていてお芝居染みて見え、変な読み疲れがあったり、うんそろそろ次いこうか、とツッコミたくなる辺りがあることが引っ掛かりました。

2016-08-07 22:15:26
杏仁堂@お仕事忙しい。 @41268_7935

@air_mys_award 法月作品の中で一位、二位を争うほど好きな作品ですが 頼子で傷を負った綸太郎の復活の物語という空気が強くて、 事件のおまけ感が否めない……

2016-08-07 22:15:34
松井和翠 @WasuiMatui2014

@air_mys_award 《名探偵の復活》という主題に真っ向から挑んで、一応それに決着をつけたことは評価に値すると思います。ただ『頼子のために』『誰彼』といった作に比べると焦点がぼやけた感が否めない。

2016-08-07 22:15:55
mikio @mikio_at_ikarum

つぎはわたしかな。作品としては大好きで、法月シリーズの金字塔的作品ですが、本格ミステリとして議論する際は、最初の事件における○○○○○○○○○○○○○がずっと引っかかっていました。@air_mys_award fse.tw/asFyK#all

2016-08-07 22:17:22
ないとー @schizophonic

@air_mys_award 『ふたたび赤い悪夢』は、名探偵の再生の物語として、非常に楽しめました。また、この頃の新本格シーンの探偵の描かれ方は一様に批判的で、その時代の空気を表す代表作だとも思います。

2016-08-07 22:17:23
繰師 @CurzClaudia

@air_mys_award >松井さん 作中に神とは?があり、作品全体に探偵とは?、作品外にミステリとは?があるような対比構造は読みごたえがありましたね。

2016-08-07 22:17:39
小野家由佳 @timebombbaby

@air_mys_award >杏仁堂さん 事件がオマケ感っていうのは強いですよね。っていうか、『雪密室』『頼子』、更に言えば『十日間の不思議』『九尾の猫』とかの後期クイーン作品を読んでなきゃついていけない部分が多すぎる……ファンとしてはそこの歪さが愛しさなのですが。

2016-08-07 22:17:49
松井和翠 @WasuiMatui2014

@air_mys_award 杏仁堂さん それはありますよね。謎解きが脇に追いやられている感じが。謎解きも決して悪くはないんですが、主題+アイドル論がとにかく重くって…

2016-08-07 22:18:16
ないとー @schizophonic

@air_mys_award もうこれ、再生の物語としてみると、最初から勝利条件が決まっているんですよね(完全に全員無罪を勝ち取らないといけない)、そこをご都合主義に陥らず書ききったところが素晴らしいと思います。

2016-08-07 22:19:40
松井和翠 @WasuiMatui2014

@air_mys_award 小野家さん だから『十日間』『九尾』を読んでから読むと7割増しくらいで面白いですよね

2016-08-07 22:19:40
小野家由佳 @timebombbaby

@air_mys_award >mikioさん 後出しっていうのは有里奈の服のアレですかね? 確かに、一応作中で理由は説明されているものの、もっと早く気付くべきだし出すべき情報ですよね、あれ。

2016-08-07 22:19:49
小野家由佳 @timebombbaby

@air_mys_award >松井さん ですね。しかし、余りにも不親切すぎますよねw これ。あとがきで自分で書いてる「クイーンを読まずんば人にあらず」って本気で思ってたんですね先生…って感じ

2016-08-07 22:21:43
松井和翠 @WasuiMatui2014

@air_mys_award 繰師さん そうですね。物語内の対比構造に加えて、自作(『頼子』『一』)との対比、先行作(『十日間』『九尾』)との対比も視野に入れていて、実にクレバーな書き手だな、と思います。悩んでいても、やることはちゃんとやっていますね

2016-08-07 22:22:09
繰師 @CurzClaudia

@air_mys_award >ないとーさん 勝利条件下での作品として捉えるとそうですね。その分、皆さんが言われるように作中事件が浮くのが当時の限界だったのかなぁ、と。突き抜けた感覚があまり、ありませんでした。

2016-08-07 22:22:50
松井和翠 @WasuiMatui2014

@air_mys_award 初読時は正直ここまで清々しい結末にいたると思ってなかったので、実に意外でしたね

2016-08-07 22:23:05
mikio @mikio_at_ikarum

@air_mys_award >小野家さん はい。この辺りについては何故そうなったのかは説明されており、まさに○○○○○○○○○○○○○○○○○○○となったのは、テーマ的にいって面白いところだとは思いますが、本格としてはどうかとも。 fse.tw/rIjxX#all

2016-08-07 22:23:26
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