うちの子妄想まとめ ヨイモ襲来

従妹が作ったFF14の子とその子の設定を交えての即興話
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ラウバーンイーティングウェイ @bakamut_ff14

ヨイモ襲来 バハムート討伐後、みんなのんびり過ごしている最中に、バッシュがたまたま一人の女の子を見かける話

2016-08-10 00:50:42
ラウバーンイーティングウェイ @bakamut_ff14

今日も天気がいい 昨日は鍛治を甲冑作業をしていたし、今日は適当に近くを回るか… 「理由は無いが…西ザナラーンに散歩に行ってくる」 「お、行ってらっしゃい」 フレデリックは夕食の下拵えしてるから…気を付けてねーと俺を送り出した。 まぁ、今は暗黒騎士だから危険などないがな

2016-08-10 00:56:05
ラウバーンイーティングウェイ @bakamut_ff14

ーーーー 「…」 着いたのは良いが、特になにもないからな… 採掘でもするか? そんな事を思ってピッケルを出そうとした時ふと視界の隅の茂みが気になった。 茂みをよく見ると人が逃げ腰で弓を構えていた。 なんだあの頼りない構えは… する事もなかったから奴を見守ることにした。

2016-08-10 01:00:10
ラウバーンイーティングウェイ @bakamut_ff14

茂みの方に近付いて行くと、見えていた人がまだ若い娘だと分かった。 声でもかけてやるかと思ったが 「ぬ、ぬぉおおおおお!!」 と、雄叫びを上げながら魔物に向かって行った。 「ヒィイイイイイヤァアアア!!」 魔物と目が合った瞬間悲鳴を上げながら敵から逃げている。 何なんだあれは…

2016-08-10 01:03:52
ラウバーンイーティングウェイ @bakamut_ff14

娘が逃げた先にはさらに好戦的な魔物が。 結構な数だ…このままだと奴等の昼飯になるだろう。 そう思った瞬間に大地を蹴る。 正直…間に合うか怪しいが。 …行けるな。 「そこの、伏せていろ…」 「ふぇ!?」 娘が伏せたのを確認したと同時に両手剣で周りを一閃する。

2016-08-10 01:08:10
ラウバーンイーティングウェイ @bakamut_ff14

「えっ…一撃…!?」 「…」 「あっ、その!ありがとうございます!!」 「構わん…しかし、遠くから見ていたが何だあの腰の引けた構えは…」 「い、いやぁ…魔物を一体でも多く倒そうとしたんですけど…怖くて…」 「そんなんでは奴らの餌になるのがオチだぞ?」

2016-08-10 01:11:30
ラウバーンイーティングウェイ @bakamut_ff14

「けど…」 「理由があるのか?」 「実は…小さい頃に、魔物に両親を殺されて…だから魔物を一体でも多く倒して、同じ思いをする人を減らしたいんだ…」 「理由と覚悟は結構たが…もう少し、弓術を扱うのならば弓術ギルドにでも行って腕を磨いてからにするんだな」

2016-08-10 01:15:22
ラウバーンイーティングウェイ @bakamut_ff14

「あ、あの!!」 「なんだ?」 「さっきのみたいに一撃で沢山の敵倒せるようになりたいっす!私に戦い方教えて下さい!憧れちゃいましたよ私!」 「…弓術ギルドに行け。頼む相手を間違えるな」 「ちなみにどこにあるんですか?」 「グリダニアだ」 「グリダニア?」 「…?まさか知らんのか」

2016-08-10 01:19:15
ラウバーンイーティングウェイ @bakamut_ff14

「この辺もグリダニアもよく分かってないっす」 「飛空艇…は許可証が必要か…金もそこまであるわけでもないだろう」 「うっす」 …これは女なのか? 正直頭が誤作動を起こしそうだ。 「そんな訳で着いていきまっす!」 「どんな訳だ!?…まぁいい、このまま放って置いて死なれても敵わん」

2016-08-10 01:23:02
ラウバーンイーティングウェイ @bakamut_ff14

「ありがとうございますしっしょー!!」 「師匠?弟子にした覚えはない…まぁ、とりあえず…家に来い。そんな汚れた姿で居るのも流石に嫌気が差すだろう」 「?いつもこんな感じっすよ?」 「………まぁいい、着いて来い」 「ういーっす!」 なんなんだこのテンションは………?

2016-08-10 01:25:56
ラウバーンイーティングウェイ @bakamut_ff14

ーーーー 「戻った…」 「ん、お帰りバッシュ。早かっ…おや?その子は?」 「ども、はじめまして!ヨイモって言います」 「はじめまして、僕はフレデリックって言うんだ。何か用事があるのかい?お茶を用意するから、ゆっくり聞くよ」 「お前ヨイモと言うのか」 「師匠は?」 「バッシュだ」

2016-08-10 01:29:17
ラウバーンイーティングウェイ @bakamut_ff14

「えっ、名前をお互い知らなかったのかい?!」 「「忘れてた」」 「そ、そうかい…師匠?ということは弟子なのかい?」 「いや…俺は弟子を取れる弓の使い手ではないし、取るつもりもないからな」 「そこをなんとかぁ…!」 「なんだそのノリは…まぁ、とりあえず俺が簡単に説明しよう」

2016-08-10 01:32:26
ラウバーンイーティングウェイ @bakamut_ff14

ーーーー 「そうかい、魔物に両親を…今まではどうやって?」 「野宿ですかね、草とか虫…食べれるものはなんでも食べて」 結構壮絶な…って、フレデリックが悲しそうな顔をしてヨイモを見ている… だが、ヨイモは何でもないよと言わんばかりの間の抜けた顔をしている。

2016-08-10 01:35:26
ラウバーンイーティングウェイ @bakamut_ff14

ーーーー 「ヨイモちゃん…君さえ良ければだけど、お家やこれからの事が決まるまではここに泊まっていきなさい。野宿は危険だ…師弟は別としてね」 「いや、別にそんな…本当に地面で寝れますし」 「ちゃんとベッドで寝ないとダメです!女の子なんだから…」 「床でいいっすよ私ー」

2016-08-10 01:38:26
ラウバーンイーティングウェイ @bakamut_ff14

ーーーー 話が済み、ヨイモは家に泊まることになった。逆にベッドは落ち着かないっす。と言うものだからフレデリックが渋々絨毯を「ベッドがいいと思うんだけどなぁ」と言いながら用意してきた。 ルチルやカゲツは快く了解してくれた。 ルチルは特に両親を亡くしたからか心配そうな顔をしていた

2016-08-10 01:44:57
ラウバーンイーティングウェイ @bakamut_ff14

「おやすみなさい!んあー、モーグリの絨毯で寝れるってしあーせー…」 と言いながら直ぐに眠った。 「僕…僕はベッドで寝てるのに他の人が床で寝てるってどうも…」 「幸せそうな顔してるから大丈夫だろ」 「気にせず寝ましょうよ、価値観によるものでしょうし」 「気持ち…分かるよ…」

2016-08-10 01:52:04
ラウバーンイーティングウェイ @bakamut_ff14

「んー…」 フレデリックは申し訳ないような、心配そうな顔をしながら眠ろうとしているが…たぬき寝入りのような状態になっている。 「寝ているのか見てくるか、待ってろ」 強がりで寝れてないんじゃ…な… ……すごい恰好で気持ち良さそうに寝てるぞ。 ルチルの寝相の良さを見てると信じられん

2016-08-10 09:20:52
ラウバーンイーティングウェイ @bakamut_ff14

「…」 「寝れていたかい?」 「あぁ、もう心配するのが馬鹿馬鹿しい程な…寝よう、あれに余計な心配は無用だ」 「そ、そうかい…」 カゲツが気になったのかドアを少し開けて覗く、ついでにルチルも覗く 「えっ…!?いいのあれ…!?」 「わぁ…うつ伏せで大の字…大丈夫かな…」

2016-08-10 09:35:31
ラウバーンイーティングウェイ @bakamut_ff14

凄いのが来たな… そう思いながら眠る事にした。 ーーーー 大量に朝食を食べた後に出歩いてきまーす!!とヨイモは飛び出していった。 いっぱい食べるし元気だから良いね、と言っていたが飛び出した瞬間に心配そうな顔に変わった。 「大丈夫かな…」 「俺が追いかける、大丈夫だ」

2016-08-10 09:40:02
ラウバーンイーティングウェイ @bakamut_ff14

見失ったら大変だ…よし、追い付ける距離だ。 とりあえず、何をするのか観察するか… ーーーー また腰の引けた構えで魔物を狙っている… どう出るのか見ていようとしたが 「よう嬢ちゃん」 「一人か?」 「はぇ!?」 見知らぬ男二人に絡まれている!? 「中々の顔じゃねぇか…売ったら…」

2016-08-10 10:03:08
ラウバーンイーティングウェイ @bakamut_ff14

人攫い!? 「え…その…」 「こっちに来い」 どうする…!?どう助ければいい?! リンクパールでフレデリックに…いや、そんな事をしていたら間に合わん!! …ええい!こうなればどうにでもなれ!! 「おい…何をしている?」 「あ”?なんだ、横取りかぁ?」 「俺らの獲物だぞ!?」

2016-08-10 10:09:01
ラウバーンイーティングウェイ @bakamut_ff14

「横取り?俺の娘を目の前で連れ去ろうとは…ふふっ…そうか、そんなに殺されたいのか…!」 「む、娘!?」 「や、やべぇずらかるぞ!」 「アビサルドレイン…」 ぬぁ!?と悲鳴を上げて人攫いは倒れる。 「次、同じことをしてみろ…死にたくなるほどの地獄を見せてやるよ…」

2016-08-10 10:17:52
ラウバーンイーティングウェイ @bakamut_ff14

情けない声を上げながら人攫いは逃げ去った。 「こ、怖かったー!!」 「心配だから見に来てみれば…馬鹿者」 「いや、でも本当のお父さんみたいな迫力で恰好良かったー!」 「人攫いだったからな、親とでも言わねば引かないだろう…まぁ、咄嗟に出た言葉だがな…」 「やだーお父さん素敵ー」

2016-08-10 10:20:47
ラウバーンイーティングウェイ @bakamut_ff14

「茶化すな!お前がそもそも一人で飛び出さなければ…!!」 「ひぇっ」 「………まぁ、いい。とりあえずしばらく単独行動は控えろ、ただでさえ土地勘が無いようだからな…」 「う、うっす…」 「あと、万が一さっきみたいな状況になったら父さんとでもおじさんとでも叫べ、駆けつけてやるから」

2016-08-10 10:23:34
ラウバーンイーティングウェイ @bakamut_ff14

「おじさん?」 「…おじさんはやめだ。思い出す奴がいてな…あれ以外におじ呼びはあまりされたくない」 「?じゃあお父さんで!」 「何か困ったら俺が父親ということにしておけ、それでなんとかなるだろう…保護者は?と聞かれたら俺の名前を出せばいい」

2016-08-10 10:27:24