ザ・ノンフィクション『青春エール～17歳の決断～』を観て感じたこと。

試作うんころがしロカボ丸2020 @smoking_dogman

ザ・ノンフィクション 16 08 07 youtube.com/watch?v=yOBLBG…

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試作うんころがしロカボ丸2020 @smoking_dogman

明治大学付属中学と高校の応援団を取材したザ・ノンフィクションというドキュメンタリーを昨日たまたまみました。まだ小学生みたいな顔した子たちが大きな声で涙を流しながら校歌を歌ったり、ランニングで女子生徒がボンボン倒れていくような厳しい応援団。靴紐も結べない子がどんどん精悍になっていく

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先輩から罵倒が飛び、顧問からは小言を受け泣き崩れる子どもたち。 最後までしっかり見なかったけど最後は「よくやったよくやった」って終わるというな感じだったのかな。 さっと観た印象で申し訳ないんだけど、あれって指導じゃなくて洗脳なんですよね。 古今東西、洗脳の手法をみてみたらいい。

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徹底的な罵倒。 自己が霧散するくらい均一化する。 最後にそれを認める。 努力したことを美化し、それ以前を否定する。 もちろん自主的に子どもたちが参加しているわけだからそれが洗脳だとしても否定は出来ないかもしれないけど、あんな封建的なことまだしてるんだなと驚きました。

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ましてや「応援団」ですからね。 プロになって金がじゃんじゃん稼げるわけでもない。 就職で「応援団かぁ。 元気があって従順そうだね」って採用担当に思われるくらい。 実際、女子生徒なんてすっごい低姿勢で顧問に傅いていて、これOLだったらオッさんたち喜ぶだろな、と思いました。

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あれを「是」としてきたんですよ。 たかだかた100年のことを「伝統」と言って。 あそこの学校が問題だってことじゃなくて、応援団なんていう外国人からみたら全く理解できないことに「日本」が詰まってるなと思いました。 アメリカならチアリーディングがありますが、あれもスポーツですからね

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立派なスポーツ。チアリーディングの大会は日本でも開催されてるし、プロになって仮にNFLのチアリーディングスタッフになれたらすっごいお金はいってくる。 洗脳とか精神論はなくて、ただ肉体的に技術的に向上するかどうかの競技ですよね。日本の応援団とはベクトルが真逆。

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一生懸命涙を流しながら踊って声を枯らしている子どもたちをみて、閉塞感を感じました。 あれが青春なのかな。 俺の思う青春とは全然ちがう。 あんなもんはただ大人の猿真似を洗脳してるだけだ。 大人なんかもっともっとクズですよ。 それでいいじゃない。

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「洗脳」と「教育」の境界線を日本って曖昧にしてきた気がしてならない。 「自主性」なんてを大事にしようとするなら制服なんかなくせばいいじゃない。 髪の毛が何色でもいいだろう。 それが自主性なんじゃないの？

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男子は学ラン、女子はチア、あるいは女子はスカートってのも「ジェンダー観の洗脳」ですよね。アメリカ全土で同姓婚が進んでいる現状で、ジェンダーとしての自主性を啓蒙するなら、制服なんてナンセンスなんじゃないかなと思う。高校野球みててもすごい感じる。

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日本のドラマにしても、在日韓国人もホームレスもモデル以外のハーフもヤンキーも主人公以外の障碍者も出てきませんよね。均一な平均的な閉塞したお遊戯会をみんなが幸せにみている。そこからはみ出ている人間の存在なんか思いもかけない。軽自動車に乗った金髪シングルマザーのドラマなんかない。

試作うんころがしロカボ丸2020 @smoking_dogman

すべて「異質なものなんかみなくていい」っていう洗脳なんじゃないかと思うことがある。「それは伝統だから」っていうのは思考停止。「洗脳」を否定するのか肯定するのか？俺は否定したいですね。すべての洗脳を否定したい。そこにはミソジニーや女性差別も絶対に含まれている。そんなものいらない！

試作うんころがしロカボ丸2020 @smoking_dogman

そんなこと思いました。言葉狩りをするんじゃなくて、その人がその人の人生を歩むことを祝福するような社会に早くなってほしいと思う。 長い歴史の応援団がそれこそ自主性をもって、笑顔で誰かを応援していてほしい。そこに悲壮感とか重苦しいものって俺はいらないと思う。解放感こそが青春なように。