『子供たちが「学校の清掃」をするのは児童酷使、強制労働では?』~憲法学者・木村草太氏の意見にさまざまな反応

ときどき話題になるというか、世界的に見ると珍しい光景だそうですね(逆に称賛されることもある)木村氏の批判に、肯定的な意見も否定的な意見もあるようです
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木村草太 @SotaKimura

東京都立大学教授(憲法学専攻)です。 『平等なき平等条項論』『憲法の急所』『キヨミズ准教授の法学入門』『憲法の創造力』『憲法学再入門』『未完の憲法』『憲法の条件』『憲法という希望』『子どもの人権をまもるために』『社会をつくる「物語」の力』『ほとんど憲法』『憲法学者の思考法』『「差別」のしくみ』など。

blog.goo.ne.jp/kimkimlr

木村草太 @SotaKimura

「学校の清掃を、児童・生徒の義務とするのは児童酷使では?」と指摘すると、「自分の使ったものをきれいにするのは当然」って声が来る。 でも、本来、公共施設の清掃は、施設管理者の負担。子どもは「教育」を受けに来ているわけで、その対価を子どもに要求してはいけないはず(義務教育の無償)

2019-02-10 14:29:47
木村草太 @SotaKimura

確かに「掃除のやり方」を子どもに教えるのは大事だ。しかし、それはあくまで「教育」としてなされるべきであり、家庭科の調理実習のようなものでないとおかしい。 清掃ボランティアを募るのは良いが、やりたくない子どもへの強制は、児童酷使だろう。強制は「掃除=嫌なこと」との認識を生む。

2019-02-10 14:37:27
長いこと高校の先生してました @kkhrpen

@SotaKimura 掃除って、教育の一環にならないのですか?東大に多く入学する私立一貫校卒業生が、在学時、掃除のおばちゃんの目の前で、わざとゴミを床に捨てて「仕事を与えてやってるんだ」と。おばちゃんは文句を言わず後始末をしていたことでしょう。「驕り」は、このようにして生まれてくるのだと思いました。

2019-02-10 14:47:21
木村草太 @SotaKimura

「あなたのため」といって「ただ働き」or「超低賃金労働」をさせるのが、小学校以来刷り込まれた日本文化か?

2019-02-10 14:52:19
maki @maki_pyroxene

@SotaKimura 私立学校は清掃代を父兄に負担して貰えばいいだけの話だが、公立学校の場合は、今や市町村の財政赤字を理由に、教員すら非正規のケースが多くなっている。 市町村が学校の清掃費を捻出できないとしたら、清掃(費)はどこが持つのだろう?

2019-02-10 14:55:58
maki @maki_pyroxene

@SotaKimura 1、県債、市債を発行して…(←事実上無理) 2、先生たちにやらせる(←先生の負担増、過労死の先生続出?) 3、父兄がやってきてやる、もしくは料金を支払う(←親の負担増) 4、子どもにやらせる(子どもに対する人頭税?) どれが適切な選択肢なのでしょうか…

2019-02-10 14:59:10
F Hiroyuki @fjhiro3

@SotaKimura 大学院生時代、日本教育史の教授は「明治の最初、学校掃除は業者がやっていた。予算が足りなくなったので、子どもにやらせようになった」と教えてくれた。当時、教育社会学の先生が「日本は儒教文化で、床を磨けば心が磨かれる」などと本に書いていたので「歴史的経緯と違う」と憤慨していた。

2019-02-10 15:07:49
木村草太 @SotaKimura

@fjhiro3 「予算がないから、子どもに強制労働させようとして、『道徳』を持ち出す」という不道徳なことが起こったわけですね。 学校掃除の経緯をめぐる書籍についてご存知でしたら、教えていただけますか?

2019-02-10 15:15:42
F Hiroyuki @fjhiro3

@SotaKimura 先ほどのツイートの間違い。教育社会学→比較教育学でした。さて、私も直接資料で見たわけではないのですが、CiNiiで見る限り「明治以降の小・中学校における学校掃除の研究」(広島大学教育学部紀要 第一部 (25), p49-59, 1976) 」というのはヒットします。ただ、内容を見てみないとなんとも…。

2019-02-10 15:25:47
木村草太 @SotaKimura

@fjhiro3 お返事、ありがとうございます。調べてみます。

2019-02-10 15:28:06
とみー @porcorossoadg

@SotaKimura @fjhiro3 広島大学におられた 沖原先生や石井先生の研究が参考になるかと

2019-02-10 20:50:11
F Hiroyuki @fjhiro3

@porcorossoadg @SotaKimura その、広島大学の沖原先生の研究が、史実とは異なる、と広島大学の日本教育史の先生がおっしゃっていた、というお話です。

2019-02-10 21:04:09
なおん @UlIfCsUxm1TwBeB

@SotaKimura 学校でも家でも職場でも、自分が掃除をしてないと、物を大事にしない、掃除の大変さがわからない、清掃者をバカにする傾向があります。 一部の人達には生徒に学校を清掃させるのが虐待に感じるみたいだね。 掃除技術の取得ではなくて、日々のメンテナンスを学習してるんだよ。 私は必要だと思う。

2019-02-11 05:51:59
ERI @kikino_mama

@SotaKimura 40年以上前に小学生でした。 時代が違うと言われればそれまでですが、自分達が使っている教室は自分達できれいにして管理するのは当たり前でした。 要領良く立ち回ってサボる子もいたし、そういったことなんかにどう対処するか等、小さな社会勉強。

2019-02-11 10:40:49
みこ@黄泉の退魔師 @yominotaimashi

@maki_pyroxene @SotaKimura 当然3並びに木村氏負担で。 目的をはきちがえたバカばかり。

2019-02-11 15:21:59
maki @maki_pyroxene

@yominotaimashi @SotaKimura 当たり前に思えることも、改めて考えてみれば、もっとうまい方策にできるかもしれませんし、良いことじゃないですかね(^.^;

2019-02-11 15:27:07
十貫坂 @jyukkanzaka

@SotaKimura 「毎日掃除を体験」の教育効果 ①掃除しないとどうなる? ②掃除してくれる人に感謝の念 ③社会を陰で支えてくれる人への尊敬の念 ④共同作業の重要さ ⑤実用的清掃技術の向上 ⑥自分らが掃除するから、学校を汚さない。 ⑦怠ける者もいるが、自分はどうする? ⑧清掃業者に頼む是非を考えさせる←重要

2019-02-11 18:51:36
みこ@黄泉の退魔師 @yominotaimashi

@maki_pyroxene @SotaKimura 他の面なればもっとよくなることもありましょう。 しかし、清掃に関して施設管理を前面に出して論ずることが愚の骨頂であり、やりたくない生徒さんがいるからと素直になれば良いのに屁理屈捏ねるのがバカバカしいのです。

2019-02-11 18:53:56
kamomenokimoti @kamomenokimoti

@SotaKimura 子供の頃の柔らかな頭に家庭での躾と同時に学校での生活の中で、世の中のルールを教えておく。 これは大切なこと。 自分が使った物を綺麗にして元に戻す、次の人が使う時に気持ち良く使えるように。それは自分の時にもあてはまるから。 あなたの言い分では給食費を払わない親と同じです。

2019-02-11 20:50:25
木村草太 @SotaKimura

スタジアムでの「自主的なごみ拾い」と、学校での児童・生徒の「強制的な清掃活動」を、同列に並べる、という短絡さに驚く。 スタジアムのごみ拾いだって、誰かに強制されてやっていることだったら、賞賛の対象にはならないでしょう。

2019-02-11 22:50:11
木村草太 @SotaKimura

「子どもに掃除をやらせなかったら、誰が業者費用を払うのだ」という声も聞こえてくる。 コストカットのために、子どもにただ働きさせたら、そりゃ、人権問題になるよね。 もしも、児童・生徒の強制清掃を正当化したければ、あくまでも「教育だ」で押し通さなければいけないところ。

2019-02-11 22:54:05
木村草太 @SotaKimura

では、「学校清掃の教育的意義は?」と言えば、「自分で使ったものを片付けるのは当たり前」ってことになるが、どこがどう当たり前なのか良くわからない。 片付けについては、「自己物管理(所定の場所への整理整頓)」と「授業準備の任意の手伝い」ぐらいまででないと、正当化できないのではないか?

2019-02-11 23:00:58
おえかき @ajisanndo100

@SotaKimura 掃除の仕方や、掃除をする習慣を学校で教えてくれることの何がいけないの?確かに必須だとは思わないけど、それが人権問題?‥子供の何パーセントがそこまで苦痛を感じているの?

2019-02-11 23:05:43
木村草太 @SotaKimura

故意・過失による汚損・毀損であれば、原状回復義務も生じるだろうが、通常の利用で生じる程度のホコリ・汚れについてまで、責任を負わせるのは難しいのではないか?

2019-02-11 23:06:15
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