空耳アワー

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1 布団の中。 もぞもぞとすばるの腕の中に収まりに行く。 「…ん？なん？どしたん？」 『んー。ちょっとすばるにくっつきたかっただけ』 首に手を回して、キスをする。 すばるの手が胸に這う。 『…っ、ぁん』 「勃ってる。朝から変態やな」 先端を引っかきながらクスクス笑う。

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2 『ちが…っ、くっつきたかっただけ…』 「ほんまか？」 ニヤニヤしながら摘み上げられて、体が跳ねる。 『あんっ！すば…』 ピピピ… 鳴り響く目覚ましの音。 「…時間切れやな」 スッと離れる体。 「残念？」 そんなことない、もん。 体に力を入れて起きあがった。

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3 シャワーを浴びている間に食事を用意して。 玄関でお見送り。 「なあ」 ん？って顔を上げると、優しく吸い取られるようなキス。 力が抜けて、体がよろめく。 「っと。なん？火ついた？」 体を支えて、キュッと乳首を摘まれる。 『ああんっ！』

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4 大声を出してしまった私の口をキスで塞いで、何度かクリクリ弄って手を離した。 力が抜けて、ギュッとしがみついてしまう。 「続き、帰ってからな」 行ってくる。と、扉を開けて出て行くすばるを見送る。 私も仕事…準備しなきゃ…。 でも…。 力が抜けたままで動けない。

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5 呆けた頭のまま、じんじんする乳首に手を伸ばしそうになって、ハッとする。 なにしてんの、私…。 でも火照った体に逆らえなくて、そっと触れる。 ゾクゾクッと震えるような快感が走って…もう止まらなかった。 「変態」 頭の中、すばるの声が響く。 ちが…そんなんじゃない…

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6 壁に寄りかかって、ずるずる座り込む。 「下は？」 導かれるように手を伸ばした。 指の腹で突起に触れて、グリグリ押しつぶす。 『…っぁ…すば…』 ビリビリと強烈な快感に腰が浮く。 奥がキュッと疼く。 「中は触らんでええの？」 うあ…欲し…

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7 手を乳首から濡れそぼったソコへ下ろして、ゆっくり挿れる。 熱くて、トロトロしてて、指を締め付ける。 たまらなくて、もう一本増やして、抜き差しする。 気持ちよくて、もっと気持ちよくなりたくて、動きが激しくなる。 喘ぎ声とグチャグチャいやらしい音が響く。

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8 「やらし。玄関やのに」 やあ…ごめんなさい… 頭の中のすばるに犯される。 奥から熱い固まりみたいなのがこみ上げてくる。 目の前が霞んで、音が遠くなっていく。 キツく締め付けるソコをこじ開けるように勝手に指が動く。 止まらない。

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9 「イくん？」 うん…うん、いく…いっちゃう… せり上がってくる快感に身を任せる。 も、ダメ… 「やっぱ、変態」 すばるに笑いながら言われて、そのまま真っ白に弾けた。 体を仰け反らせて、指を締め付けて、腰を跳ねさせて、口からはだらしなく涎が垂れる。

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10 『…ぅぁ…ぁ…』 目の前が霞んで、息が苦しい。 壁にぐったりと寄りかかる。 仕事…行かなきゃ… 動けない。 すばるにつけられた火が消えない。 勝手にまた指が動き出す。 すばるが笑う。 口が動く。 「　　　　」 いや…ちがう… 首を振る。 涙が零れる。

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11 止まらない。 また犯される。 も、やだ… 笑ったまま。 すばる… 冷たく見下ろされて。 おねがい… たすけて… 伸ばした手は宙を舞った。