竹岡雄二展「キュレーターズ・トーク、ノーカット版」埼玉県立近代美術館[実況]
- misonikomioden
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平野「補足として、図録のサイトケース作品画像を。 竹岡は場所を占領する、建物の歴史に食い込むというが、当館は1980年代に作られたものでしかないが、レバフーゼンは古いお城を美術館へ改装したもので、そこでは漆喰を剥がすと裏の土塊がみえ、これなら占領という言葉がわかる
2016-08-21 16:04:40平野「ローレンス・ウィナーが「態度が形になる時」において、壁を削ることを作品にしてる。竹岡は独特のコンテキストとしてその上にアクリルをかぶせている。ショーケースというアクリルケース、そこに視線を注がせる。
2016-08-21 16:05:59梅津「当館展示作品についてほぼ語ったが、遠山記念館の作品について。 ウィトゲンシュタインのための台座。まず国立国際の中西主導で作品選定が決められたが、遠山記念館の作品はここのために作られたもので、魅力的だったので国立国際でも展示がされた
2016-08-21 16:07:58梅津「人工大理石であり、床に対しアールが入り裾が広がるようだ。シャープにみえるが溶けているように見えるがせり上がるようにも見える。
2016-08-21 16:09:38質問「ゴム作品が紹介されたがどこにあるか? 平野「把握してないのだがもしかしたら現存してないかもしれない。80年のクンストフェラインの図録に掲載。実物を見てない。今度作者に会ったら聞いてみたい。
2016-08-21 16:10:46質問「人間と物質展に影響受けたと竹岡は言っていたので、なぜ今回ゴム作品はないのか? 平野「我々の美術館だけでなく国立国際も共同であり、そこの中西が中心で構成しており、このような形態となった。ゴム作品は図録に入れたかったがかなわなかった。
2016-08-21 16:12:02質問「サイトケースという作品。埋め込んだ横に失敗したような埋められた跡があったが・・・ 平野「作品展示は相当困難で徹底的に業者と話し合った。一級の職人を連れて来てくれ一ミリの狂いもなく穴が開いたが逆に嵌めこまれてると分からなくなり竹岡から雑にやってほしいとされこうなった。
2016-08-21 16:14:23質問「個々の作品に関する説明で目が開かれたが、展覧会全体イメージについて聞きたい。作り付けのガラスケースに展示てるというが、ガラスケースとは何かと。 クリーンルームジャパン、改めて見ると他作品のリフレクションであるが、外のグリーンが映るとともに、所蔵品のリフレクションもある。
2016-08-21 16:16:12質問「重層的な光・ものの反射があった。あのような空間体験が初めてであった。その上で作り付けのガラスケースとの反射、これは非常に好ましい。では空間の使い方について話してほしい
2016-08-21 16:17:10梅津「クリーンルーム、巨大なのでどこに置くか重要な判断だ。竹岡と国立国際との共有するプランがあり、更に平野と私でプランを検討し提案、会期前に更に再提案した。部屋と部屋を繋ぐ前の交差点前に置こうと。それは竹岡と共有した。
2016-08-21 16:18:35質問「通路の幅とクリーンルームの幅、同じ幅で上手く収まり、今日は陽光もありグリーンも綺麗で美しく写り込んでた。 作り付けガラスケースの、MOMASコレクションでも語ったが、すごく重要さを感じた。
2016-08-21 16:20:38質問「2つ有る。クリーンルームについて高さの設定はあったか?曲面ガラス部屋からみると非常に収まりよく見える。 次にドローイングでは何もない空間を創作すると記述があったが、既存の空間を抜き取ると読み取れるが、作者はどう考えてたか?
2016-08-21 16:22:22平野「高さはドイツ私設美術館が持ってたものと同じで日本の事情から設定されていない。特定空間を抜き取る、というのはディスポジションという言葉を竹岡は言っていて、空間・制度を他のとこに持ってく意味なのだろうが、四畳半を抜き取り他に持っていく意図はあったかもしれない
2016-08-21 16:24:05