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①中央値の半分以下の相対的貧困(貧困JKあたり)に再分配して相対的貧困ラインを上回らせる ②相対的貧困と言わず、中央値以上から積極的に取って再分配し、全員を中央値に近づける ことについて
2016-08-22 11:33:22@kyslog 基本的な物質的・経済的豊かさに加え教育を 受け文化的活動に参加できることバランスのよ い食事がとれて健康で長生きできること犯罪 や暴力のない安全な生活が送れること自由に 政治的・文化的活動ができて自由に意見が言えること社会の一員として認められ自尊心を持てるの欠乏
2016-08-22 20:46:32@millionsage これはUNDP国連開発計画の定義に基づくものです。その実現段階の国家ごとの指標として人間開発指数Human Development Indexがあります。
2016-08-22 20:48:37@millionsage 貧困は人間の幸せな生活を構成する諸機能 functioningsとされる適切な栄養を得ているか健康状態にあるか避けられる病気にかかっていないか早死 にしていないか幸福であるか自尊心をもっているか社会生活に参加しているかなどの少なさ、その動向で測る
2016-08-22 20:49:46@millionsage これが、アマルティア・センのケイパビリティcapability潜在能力アプローチです。そして、アマルティア・センがノーベル「経済学」賞を受けたのは1998年でその主著は80年代にはすでに書かれています。また、数学と統計を多用する実証的アプローチです。
2016-08-22 20:52:19@millionsage ケイパビリティの定義は、『人が自ら福祉を実現する自由度1』とも表現され、後藤は「諸財の 有する特性を個々人の財(特性)利用能力・資源で返還する事によって達成される諸機能の選択 可能集合2」としている。
2016-08-22 20:53:02@millionsage 諸機能とは幸せな生活を構成する諸機能、『「適切な栄養を得ているか」「健康状態 にあるか」「避けられる病気にかかっていないか」「早死にしていないか」「幸福であるか」「自尊 心をもっているか」「社会生活に参加しているか」3』など生活の質に関連する内容
2016-08-22 20:53:45@millionsage たとえ同じ所得や財、物を手にしていても、その財を生かすための行動はその人の諸条件によ り制約を受けており、同じとは限らない。この違いが人のケイパビリティの違いとなる。
2016-08-22 20:54:35@millionsage 所得が多ければ厚生も増大し、豊かであるとして論を進める厚生判断に対して、個々人の境遇 (障碍の有無、貧富、社会的立場、知識の有無など)に制約をうけてそれぞれ異なる豊かさしか 実現できない人々の、実現可能な「未来の生活の豊かさ」をケイパビリティ
2016-08-22 20:54:53国 連 開 発 計 画(UNDP)で は、 貧 困 を「 教 育、 仕 事、 食 料、 保健医療、飲料水、住居、エネルギーなど最も基本的な物・ サービスを手に入れられない状態のこと」と定義し、
2016-08-22 20:55:25長寿で 健康な生活(出生時平均余命)、知識(成人識字率と初等・中 等・高等教育の総就学率)、人間らしい生活(1 人当たりの国 内総生産)の 3 つの分野から算出する「人間開発指数(Human Development Index)」
2016-08-22 20:55:30所得貧困とは、所得や消費に注目した貧困の概念です。所得は計量経済学的な分析や統計処 理をしやすいため、貧困の尺度として多く用いられています。 一方、「潜在的能力の欠如」とは、貧困を多面的に捉える考え方です。2001年に発表された
2016-08-22 20:56:04『DAC貧困削減ガイドライン』では、人間の潜在的能力(政治的能力、社会的能力、経済的能 力、人間的能力、保護的能力)のいずれかが欠如した状態を貧困と定義
2016-08-22 20:56:07エンタイトルメント・アプローチ(権限アプローチ) この後、センは所得を媒介として貧困度を測ろうとしても、様々な社会の貧困度を比較 できる貧困測度を特定することはできない事をふまえて、飢餓が蔓延する飢饉への分析に おいては、
2016-08-22 20:57:02所得ではなく、食糧を手に入れる諸条件である「エンタイトルメント(権限)」 概念による飢饉へのアプローチ(権限アプローチ)を試みている。
2016-08-22 20:57:06「権限アプローチ」は「実質所得や購買力だけでなく、雇用制度や社会保障、 相互扶助のあり方など、より広範な内容を含んだ概念」であり、飢饉の分析、 さらには「慢性的貧困や経済開発全般」の分析において、大きく貢献したと指 摘されている3。
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