置き土産

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1 「ほな行ってくる」 『うん。楽しんできてね』 「おん。勿論」 今日から地方。 ライブで数日離れる。 「寂しない？」 『大丈夫』 下腹部をさすりながら笑う。 『ここにいっぱい出してもらったから』 「ちょ、おま…」 あかんって、それ…。

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2 ふらふら誘われるように、引き寄せて口付けた。 そのまま壁に押しつけて舌をねじ込む。 素直に応えるお前。 あかん。 くらくらする。 服を捲り上げて胸に触れる。 吃驚したように震えて、慌てて制止してくる。 『すば、だめ…』 「お前が悪い」

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3 『時間が…』 「足らん。このままじゃ行かれへん」 『そん、な…』 キスで文句を塞ぎながら、手を下に降ろしていく。 ２人の、で最初から潤ってるそこに指を入れて、かき回して、片足を持ち上げる。 一気に突き刺したら、でっかい声あげて背中を大きく仰け反らせた。

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4 『っあ、う…すば、…』 「…何？」 腰をグリグリ押しつける。 中がキュウキュウ蠢いてる。 とろっとろ。 昨日めっちゃヤったしな。 『んっ、はあ…で…わ、っ…なって、ああんっ！』 マネージャーからの電話。 もう下で待ってる。 うん。 もうちょっと待っとって。

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5 「早よ…終わらせ、たかっ、たら、協力せえ」 首筋に噛みつきながら突き上げる。 足をガクガク震わせながらしがみついてくる。 『あーっ！すばっ、やあっ！』 うん。 いややなあ。 終わらせたないなあ。 もっとしてたい。

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6 その声や舌や唇 胸も背中も尻も足も ココも 全部持って行きたい。 ライブやって、お前とヤって…めっちゃ気持ちええやろなあ…。 最っ高やで、きっと。 腰を大きく跳ねさせてお前がイく。 絞り取られるように、精を放つ。

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7 ハアハア呼吸する、大きく開いた口に指を突っ込む。 「…舐めて」 かき回したときに汚れた指を綺麗にしてもらう。 フェラするみたいに舌を這わされて、またゾクっとしたけど。 さすがにもう時間切れやな。 電話が鳴り止まん。

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8 手早く身支度を整える。 壁により掛かって座ったまま、ぼんやり見上げるお前。 あかんて。 こぼれてるやん。 床に垂れたのを指ですくい取って、口の中に押し込んでやる。 何の躊躇いもなく、うっとりした顔で舐め取る。

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9 誘われるままキスをして、自分の味に顔をしかめた。 「うぇ、にが」 プッと吹き出すお前。 美味しい♡とか、おかしいんちゃう？ 「気持ち悪。行くで」 『うん』 ふらつきながら立ち上がる。

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10 靴を履いて、ドアに手をかけた。 『ねえ』 「ん？」 『もう一回、ちゅー』 「…」 ちょっと躊躇。 考えて、唇だけ何度か吸い上げた。 「ほな、行ってきます」 『行ってらっしゃい』

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11 着信。 わかったって。 今行くて。 下までダッシュ。 おはようございまーす！ 寝坊しましたすんませーん！ 今日も元気いっぱいがんばりまーす！！