宇宙少年ソランについて

名無し・A・一郎(ぐんまちゃんが面白い) @nanashiborger

ここ辺りの和解で締めくくられるドラマになるのはちょっと意外だった。ただ第18話で負傷したソランをギャラがフェアな対決の為に見逃したように、今回のソランも再戦の為にフェアな状況を望むとギャラを見逃した姿はほぼ同じ目的で描かれており #宇宙少年ソラン

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ここで、ようやく同じ分かりあえる存在に到達したのかもしれない。本編で罪のない多くの人々を傷めつけてきたと述べてる辺りは下手すると自ら罪を裁くには自決すべきだろうというような意見が出てきそうだが #宇宙少年ソラン pic.twitter.com/Ir1tnk6S43

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幸い、ギャラが人を殺める描写が見当たらなかった事もあるが、やはり死ではなくこれからで償う事の方が大事なのだろう。今後再登場の気配が少なからずあるのでその時にどう動くかでギャラの今後が決まってきそう。期待したい #宇宙少年ソラン

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といったように第18話と並んで宿敵との奇妙な信頼関係が敵味方を超えた友情になるまで上手く描き切った傑作回だと思う。ギャラが動き始めてから正直ノってきた印象だったがひとまず有終の美を見事締めくくったかと。 #宇宙少年ソラン

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第26話……さて、新人類ミュー編突入。ややフェードアウトしかけていた姉・ひとみを探すドラマに再び焦点が当てられただけでなく、ペンダントが2つ揃った事で反陽子爆弾の居場所を突き止めたと #宇宙少年ソラン pic.twitter.com/DgVpfomCso

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新展開に備えて一気にアクセルを踏み込んだ展開となった。そんでもってギャラ、アンドロイドに続いて現れた第3の敵・新人類ミューの面々もまた新機軸を打ち出したキャラクター……というか組織になっている。 #宇宙少年ソラン pic.twitter.com/kwPDmgLToH

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新人類ミューは人類や動物が核実験の影響で突然変異したミュータントの集団という設定も面白いが、それ以上に悪の個人ではなく、”悪の組織”として描かれている。新人類ミューが終盤まで5クール程登場する点も含めて…… #宇宙少年ソラン

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もしかしたら日本のアニメで初めて描かれた悪の組織はこの新人類ミューが最初なのでは?と思う。第27話の描写も含むが長老ガルーの元にティール、マグマ、フロスとなどといった超能力を駆使するミュータント達を従えた地底帝国は #宇宙少年ソラン pic.twitter.com/fv07csKgs3

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70年代以降の特撮ヒーローやＳＦロボットアニメの敵組織の先駆者ではないかと思ったりする。60年代ではソランの翌年のレインボー戦隊ロビンのパルタ軍や遊星仮面のピネロン軍でも敵が組織として書かれており、それら3作が70年代ＳＦ・ロボットアニメのルーツっぽい所は #宇宙少年ソラン

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少なからずあるのではないかと思う。 #宇宙少年ソラン

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ただ、余談ながらスーパージェッターのロマンアルバムに記されていた豊田有恒さんのインタビューだと、新人類ミューについて失敗してしまったと意外な事が述べられている。失敗したとの原因は彼らの人気に多少甘えてしまった所があって出番を増やし過ぎてしまった事によるものらしい #宇宙少年ソラン

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それで、話のバラエティ性が削がれた事と、そこから先に70年代のロボットアニメのようなマンネリパターンに陥ってしまった事をしまったと思われたらしい。所謂同じ組織が毎回敵ロボットを送り込んで主人公ロボットと戦わせる展開について #宇宙少年ソラン

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ソランがそこに近い所に陥ってしまったのは作り手として不味かったと後年では述べられている。逆にスーパージェッターのジャガーや8マンのゲーレン博士のように人気がある敵キャラクターでも間隔をある程度空けて登場させる作りの方が豊田さんは好みだったらしく #宇宙少年ソラン

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敵側の描き方が70年代のスタイルに近づいた?と思わせたソランだが、60年代のスタイルとは方向性がやや異なっていたのかもしれない。また60年代のスタイルでどこから見ても話がつかめやすい作りの方が好みとも述べられている #宇宙少年ソラン

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そんな訳だが、70年代のスタイルに近づいた敵として描かれた新人類ミューだが、ガルーの孫娘のシーラの存在をスルーする訳にはいかない。所謂敵女戦士レギュラーの走り(彼女は戦士というよりお姫様だが) #宇宙少年ソラン pic.twitter.com/J3XmvUo26x

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第27話で現れた彼女は新人類ミューの中ではおそらく唯一ごく普通の人間(とはいえかかった超能力を打ち消す力を持っているが)として、エリートとして人間を駆逐すべきとの超人類ミューの中では人間との共存を望んでいる。 #宇宙少年ソラン pic.twitter.com/03kaO0x4xj

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それが故に初登場から早々ソランとの淡いロマンスが描かれる。ソランは人間ではなくサイボーグでありながら心が通い合う点は、人間と超人類ミューが分かり合えないと考えるガルーに対して、その可能性は0ではないと示す希望の現れかもしれないが #宇宙少年ソラン

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ただ、一応ソランはサイボーグとしてガルー達から自分の同志として迎え入れる勝ちがあるとして人間と別物だと見て好意的な節もあったのだが。それはそれとしてソランが人間の世界で生きている事に憧れを抱くシーラ。彼女は唯一の人間ながら地下深い世界でしか住む事を許されない…… #宇宙少年ソラン

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エリカァァァァァァ!一矢ぁぁぁぁぁぁぁ!(分かる人は頷いてください)のようなストレートな恋愛ではないのだが、敵味方を超えた少年と少女の淡い交流は確かに当時少女層の支持を得られたことも頷けるようなノリになっている。それも5クール以上にわたってこのロマンスが続くと #宇宙少年ソラン

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なったら、相当ボリュームのある敵味方の一途な交流劇として本腰を入れて見守らざるを得ない。また一方1000年前に滅びたローラン文明の棺にはシーラとよく似た少女の顔が彫られており、 #宇宙少年ソラン pic.twitter.com/a64YtPADNm

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反陽子爆弾の謎に代わるようにシーラ出自の秘密が中盤のドラマになってきそうな予感が……新人類ミューとの長い戦い、ソランとシーラのロマンスは第93話「サヨナラシーラ」まで長く続きそうで、これはもう期待せざるを得ない。まさかここまで先鋭的な作品だったとは…… #宇宙少年ソラン

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といった所だが、一応それ以外の見どころについて第20話台からゲストヒロインが増えてくる訳で、超人類ミューの最初の刺客サロメもその例に当てはまる。メデューサ変化で髪を操りソランを苦しめる訳だが…… #宇宙少年ソラン pic.twitter.com/Q5LCu9eIq7

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それとは別にソランも彼女を仕留める形で勝利を収める。この辺りになると敵が人類や宇宙人を超越したからかソランも仕留めて勝利を収めるパターンが増えてくる。 #宇宙少年ソラン

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また、第27話の火炎タイプのマグマ、地面タイプのティール、水タイプのフロストといったように新人類ミューの超能力の個性漬けも顕著になってきており、一種の忍者もののような楽しみもあったりする。新人類ミューの面々今後ともどのような個性派が出てくるか期待したい #宇宙少年ソラン

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といった所で、ギャラとの戦いから新人類ミューの出現と共にペンダントの謎を巡る攻防戦と敵のスケールが深まっていき、なんかこの先がどうなっていくか結構楽しみになってきている。まだ5クールぐらいあるけどあと1カ月で完走できるように頑張る #宇宙少年ソラン