【英日併記】賢い人たちがアベノミクスにまんまと騙された理由｜ウィリアム・ペセック（バロンズアジア）完全版

💫T.Katsumi @tkatsumi06j

さて、「アベノミクス批判の論客」としてお馴染みになったペセック氏だが、彼はポッと出のアベノミクス批判者ではない。日本では『バロンズ』よりも『ブルームバーグ』のコラムニストとして知られている彼は、ずっとアベノミクスを注視しその成果を見守ってきたアベウォッチャーである。

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「ホーム」である『バロンズ』では忌憚のない批判を行うペセック氏だが、『ブルームバーグ』ではコラム寄稿者としてより具体的にアベノミクスの問題点を指摘している。そんな記事の一つがこれだ。（お世辞にもいい訳ではないが訳者泣かせ…） bloomberg.co.jp/news/articles/…

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興味深いことに、ペセック氏は15年1月のこの記事では、「アベノミクスが過去の社会契約に基づいた旧い政策である」例を示す（ただし原文の抜粋訳なのでだいぶ端折られている）。この時は、まだ「アベノミクスが失敗した」とは明言していない。 bloomberg.co.jp/news/articles/…

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『バロンズ』の記事はWSJ日本語版にも掲載されている。ただいずれも要有料会員登録なので、その中にペセック氏の記事があるかどうかは定かではない。ただアジア版のエグゼクティブエディターなら、多分そのコラムは全文掲載されているだろう。 jp.wsj.com/public/page/ja…

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ここで初めて『バロンズ』の価値が分かる記述を目にした。 jp.wsj.com/ed/app/barrons… 「1921年に創刊され、投資家のバイブルとも称されるBARRON'S(バロンズ)は 金融市場や投資動向などに関する情報を満載した週刊金融専門紙 」だそうだ。

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アベノミクス批判者を徹底的に吊し上げるアベノミクス信者からすれば、『バロンズ』で密かに展開されるアベノミクス批判に同調する者は受け容れ難いかもしれない。だが『ブルームバーグ』に定期寄稿しWSJが「投資家のバイブル」と認める専門誌に長年在籍する氏の見解は傾聴に値するのではないか。