【検証記録】2011.03.16~2016.03.13原子力空母 #ロナルドレーガン が福島沖で高線量被曝をしたことを示す資料群 #米兵訴訟 #低線量被ばく #残留放射線 #トモダチ作戦
- tkatsumi06j
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10. この施設ではあらゆる低線量の残留放射線が取り除かれ、除染作業に関わった要員も綿密に検査され、異常な線量は検出されなかった。除染・近代化作業はその後、最初の停泊地となったサンディエゴでも続けられた。作業に関わった要員らによると、高線量が検出された区画は徹底的に除染された。
2016-09-08 15:29:3511. 事故後(日時は不明)米海軍が検査した『ロナルドレーガン』の1,360人の乗組員の内、96%で有意な内部被曝は検知されなかった。検知された最大の線量は、米国在住の人間が通常被曝する年間平均被曝線量の十分の一以下だった。
2016-09-08 15:30:1112. 『トモダチ作戦』に関わった要員が被曝した場合の放射線の影響については、専門家の間でも意見が分かれている。
2016-09-08 15:31:0813. 12年には8人の元『ロナルドレーガン』乗組員が東電(のちに日立、東芝、G.E.、EBASCOも追訴) 相手取り損害賠償を求める訴訟を起こした。東電のスポークスマンは訴訟が進行中のためコメントを控えた。
2016-09-08 15:31:2914. 訴状に記載された放射線被曝を原因とすると考えられる疾患には免疫系の異常や頭痛、集中力の低下、甲状腺機能障害、鼻血、直腸及び女性器からの異常出血、両脇の筋力低下と筋肉の質量の減少、記憶喪失、白血病、精巣癌、視力障害、耳鳴り、不安神経症などが挙げられた。
2016-09-08 15:32:1416. 14年の始め、連邦議会は健康問題担当の国防次官であるジョナサン・ウッドソン博士 に訴訟事実の調査を命令。ピアレビューを含めた調査の結果、博士は議会に対し、被曝線量は許容範囲内であり、適切な対策と保護措置がとられたとする海軍側の主張を擁護する報告を行った。
2016-09-08 15:34:0217. 「乗組員らが経年ごとに放射性疾患の増加に及ぶような放射線被曝を起こしていたことを示す客観的証拠は何もない。『トモダチ作戦』に参加した、『ロナルドレーガン』乗組員を含むすべての個人の推定被曝線量は微量であり、要員の健康状態に悪影響するような線量を大きく下回っていた」
2016-09-08 15:34:5618. 更にウッドソン博士は、線量がそれだけ高ければより多くの乗組員が記載されたような疾患を伴っていただろうとし、仮に疾患を発症したとしても症状が出るのが早すぎると、被爆線量の影響を否定した。 当時、『ロナルドレーガン』には5,000人強の乗組員が乗艦していた。
2016-09-08 15:35:2918. 広島、長崎、チェルノブイリ、福島とすべての放射線被曝事例を研究してきた獨協医科大学の木村真三教授は、被曝に起因する症状が出たとしても早すぎるということはないと、この考え方を否定する。福島原発周辺に居住していた子どもたちから通常よりも早く疾患が発生した例があったからだ。
2016-09-08 15:36:2819. 木村教授は、二本松市の招聘により現地入りして線量調査を行った最初の科学者で、放射線による被曝を起因とする症状やその表れ方にはそれぞれ個人差があるという。
2016-09-08 15:37:0620. 木村教授は、乗組員らが被曝により発症したと断定はできないものの、『ロナルドレーガン』の船内の被曝線量は相当高く、疾患が生じてもおかしくはないという。でなければ、線量を下げるために幾度にも渡って行われた除染作業の説明がつかないと。
2016-09-08 15:37:5421. 「二度にわたる除染作業(ブレメルトンとサンディエゴ)の前の線量がどの位だったのかを推測することは不可能だ。米軍はひじょうに優秀なリスクマネジメントを行ったのだということを考慮すると、除染が二度にわたって行われたのは、線量レベルが好ましくない水準だったからだといえるだろう」
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