ハーレクイン風GG

ハーレクインパロディー
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まろ(早漏) @gg_maro

主ちゃんのほっぺについたケチャップ舐めて「君の側で食べる、このバーガーが世界で一番美味しいかも」って答えるやつな

2016-09-14 23:17:22
まろ @vol_maro

ハーレクイン風I主(前回までのあらすじ) 数年前に突然去っていったヒロインが現れた。しかも、こどもを連れて。帽子を取って挨拶する彼はまるで自分の幼い頃そのままだった。

2016-09-25 14:13:11
まろ @vol_maro

「はじめまして」行儀よく挨拶するをする彼をぼうっと見つめる。「…ねえ、母さん、僕の英語下手だった?」「いいえ、上手だったわよ、ねぇアイザック」「あ、あぁ…」慌てて身を屈めて視線を合わせる「あんまり英語が上手いからびっくりしてた、はじめまして。アイザックだ」内ポケットに入れていた

2016-09-25 14:16:35
まろ @vol_maro

飴を彼の小さな掌に乗せ、にこりと微笑む。途端に破顔し、せがむような視線を母親に向ける。少し困ったように笑いながら「いいよ」と言う声を聞いて彼は喜び飛びはねながらベンチに走っていった「…よく躾てるな」「誰に似たのか、聞き分けが凄くいいの」「…まるで幼い頃の俺だな」「あら」

2016-09-25 14:21:29
まろ @vol_maro

「私と知り合った頃のあなたはとても聞き分けのいい子ではなかったと思うけど」「幼い頃っていっただろ」(こういうやり取りは何年ぶりだろうか)いいようのない心地よさに目を瞑る「旅行か?」(それとも俺に会いに来た?)微かな望みをかけて問う「仕事。ファッションズウィークだから」

2016-09-25 14:26:10
まろ @vol_maro

「夜中まであるだろ。子供はどうするんだ?」「ちゃんとシッター取ってるわよ」「…俺に頼ればいいだろ」「知り合いにそんなこと頼めないわ」「おい」途端に低くなった声に驚いたのか、彼女は小さく息を飲んだ「あの子は俺の子だろ?」「違うわ。私の子よ」「俺たちの子だ」「…」自身を守るように

2016-09-25 14:33:15
まろ @vol_maro

腕組をしたまま彼女は黙り、うつむき、そして小さくため息を落とした。「とにかく、もう私たちに干渉しないで。私はあなたを許してないんだから」そう言い残し、彼女はこどもを連れて五番街の人混みに消えていった。

2016-09-25 14:37:15
まろ @vol_maro

このあとはあれ、シッターにドタキャンされて仕事にも行けず困ってるところにアイザックが偶然遭遇して「じゃあ俺が見ててやる」って言うやつ「あなたに子守りができるの?」「俺はアイリーンとカイルの面倒を見てきたんだぞ」と答えるアイザックに渋々任せるんな。

2016-09-25 14:42:42
まろ @vol_maro

借りてるウィークリーマンションに戻ると寝てる息子と夕食が準備してあって、アイザックが「おかえり」って言ってくれるんな。同棲してた頃と逆だなーと思いながら「息子はどうだった?」「いい子にしてたよ。夕食の準備も片付けも手伝ってくれた。カイルより出来たやつだ」「ふふ」

2016-09-25 14:46:29
まろ @vol_maro

そんな感じでファッションズウィークの間アイザックはずっと通い妻してて、主ちゃんも心を溶かしてきたある日、道端でウェインと出会うんな。「○○!こっちに帰ってきたんだ!」「えーっと、そうじゃなくて…」「あれ?アイザックによりを戻そうって言われたから戻ってきたんじゃないのか?」「え?」

2016-09-25 14:50:41
まろ @vol_maro

そこで、病床のダグラスが自分の遺産の受け取りには結婚が必要条件だと言っていることを聞かされる主ちゃん。アイザックが現れたのは偶然じゃなくて、遺産のために私と結婚する計画だったんじゃないかと思い込み、家に帰ってアイザックに「私と結婚したい?」と問う「お前が許してくれるなら」と

2016-09-25 14:54:43
まろ @vol_maro

答えるアイザック。遺産の事などなにも言わないアイザックに主ちゃんは「やはり利用されてるだけなんだ」と思って「私、結婚相手に求めるものが2つあるの。嘘をつかない誠実さとお互いを思いやる信頼関係よ。アイザック、あなたにはどちらもないものね」とアイザックを拒否する。

2016-09-25 14:58:59
まろ @vol_maro

今朝まであんなに良好だった関係が一気に瓦解して混乱するアイザック。そこにウェインが書類をもってやってくる「荒れてるね」「黙れ」「そういえばさっき○○に会ったよ」「なんだと」てっきり遺産の為に結婚を頼んだかと思ったというウェインに「それであんな態度になったのか」と項垂れるアイザック

2016-09-25 15:03:06
まろ @vol_maro

次の日、日本に帰る為空港に向かっているとタクシーがまるで違う方向へ行く。「すみません、空港に行って欲しいんですけど」「シュナイザー様からこちらにお連れするよう承っております」「!!」そこで連れてこられたのはセントラルパーク近くの病院。出迎えられたアイザックに腕を引かれて

2016-09-25 15:06:50
まろ @vol_maro

ダグラスの病室に連れていかれる主ちゃん。主ちゃんの手を握ったまま、アイザックは「アンタからの遺産相続を一切放棄するよ」と告げて病室を出る。「どうして、アイザック…!」「元々そういうつもりだったんだ」立ち止まってこちらを振り向くアイザックはどこか清々しい顔をしていた。

2016-09-25 17:14:38
まろ @vol_maro

「お前以外の女と結婚なんか考えもしなかったからな。遺産相続とか、正直なんの興味もなかった」敢えて言わなかったのではなく、忘れていたというアイザック。「俺はお前の信頼に足る男だろうか」膝を折り、ビロードの小さな箱に入った指輪を差し出す「俺と結婚してくれ」「…それは、命令?」

2016-09-25 17:25:33
まろ @vol_maro

主ちゃんの手をぎゅうと握り、絞り出すような、微かな声でアイザックは答えた。「いや、懇願している。俺を信じて、この手を受け入れて欲しいと」アイザックの手をとり、優しく微笑む主ちゃん「ええ、イエス…イエスよ」 「あぁ、でも息子に聞かなきゃ」「アイツは勿論イエスさ」

2016-09-25 17:34:27
まろ @vol_maro

「分からないわよ?貴方にそっくりなんでしょ?」「俺が親父に反感を持ったのは中学に上がってからだ。それに、アイツはお前にそっくりだよ」「そう?」「なんせ、美味いものには目がない」 胃袋を掴むのが上手いアイザックのお話かよ

2016-09-25 17:49:59
まろ @vol_maro

処女主ちゃんでハーレクインI主妄想すると本当にアイザックがクズ

2016-09-28 23:09:01
まろ @vol_maro

主ちゃんは大学を卒業して、ある出版社に勤めている。そこでは毎日が慌ただしく、しかし充実していて気が付けば男性と一度も付き合う事なく29歳を過ぎていた。父ツトムの元気がないことに気が付いた主ちゃんはどうしたのかと問う。聞けば研究費の申請がこの2年通っていないという。

2016-09-28 23:14:19
まろ @vol_maro

明後日締め切りの助成金の公募に出す申請書を何度も読み返して最近ずっと徹夜なのだという。差し出された応募要項を一瞥し「きっとパパなら大丈夫よ」とハグをする。 次の日は高校の同窓会だった。同窓会といってもセリーナ、ブレアを中心にした少人数でのホームパーティーだ。

2016-09-28 23:21:44
まろ @vol_maro

ブレアから「アンタ全然変わってないから高校の制服着てよ」と言われた主ちゃん。冗談かと思いきや本当に準備されてて無理矢理着替えさせられる事に。 一方、最初は行く気のなかったアイザックはブレアに「最高のオードブル用意しておく」「もし来なかったらアンタのコネ潰すわよ」といわれ渋々参加

2016-09-28 23:26:19
まろ @vol_maro

マーク、アレックス、レオンとワインを飲んでいると突然会場が騒がしくなる。その中心には高校の制服を着た主ちゃんの姿があった。高校時代に思いを寄せていた彼女が昔のままの変わらない姿で。「ブレアの言っていたオードブルはこれか」とひとり独ちる。同時に胸が痛んだ。高校の時に好奇心で彼女に

2016-09-28 23:32:07
まろ @vol_maro

強引なキスをした。その時に酷く拒否され、詰られ、彼女は二度と俺に口を開くことなく高校、大学を卒業した。最初こそ「なんでアイツはあんなに怒るんだ」とイライラしていたが、日に日に彼女を目で追う回数が増え、自分の気持ちに気が付いた時には既に取り返しがつかない程に関係は悪化していた

2016-09-28 23:38:41
まろ @vol_maro

で、このあとはあれな。同窓会で顔を合わして、アイザックが「あのときの事はなかったことにしよう」とか言うんだけど「それは貴方が言うことじゃないの!本当に何処までも傲慢ね!そういうところが大嫌い!」ってめっちゃ主ちゃんに拒否られるん。で、数日後、ツトムさんがめっちゃ青い顔してるの見て

2016-09-28 23:43:48
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