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主ちゃんが「どうしたの?!」って問い詰めると、助成金の申請書を郵便で送ったら住所間違えてて戻ってきた。今回の研究費は連名で出してるから他の人にも迷惑がかかってしまったって。その会社の名前を見て主ちゃんびっくり、なんとアイザックのお父さんの会社だったんな「昔の知り合いの会社だから」
2016-09-28 23:49:20![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
「もしかしたら受理してくれるかもしれない」とツトムさんを宥め、震える手でアイザックに電話をするんな。(こんなことになるなら同窓会の時にもっと素直になっておけばよかった…)って思いながら。意外にもすぐにOKを貰い、申請書を持って深夜、アイザックの家に行く主ちゃん。
2016-09-28 23:55:49![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
「ありがとう、助かったわ」って手渡しした所、「お前、それだけで済むと本気で思ってるのか?」ってその手首を掴むんな「タダで受け取れないな」「…!」「そうだ、俺と賭けをしよう」「賭け?」「明後日から二週間、休みを取れ」「そんな、急に…!」「それができないならこれは受け取れない」
2016-09-29 00:02:40![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
「…明後日は外せない取材があるから明明後日なら」「OK」「それで?賭けって?」「明明後日から二週間、俺と一緒にカリブに行く、そこで」主ちゃんの唇に指を這わせるアイザックは心底愉快そうに続けた「お前が俺を求めれば、俺の勝ち。最後までお前から求めなければお前の勝ちだ」
2016-09-29 00:07:54![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
「…もし、私が勝ったら?」「お前の父親の申請書にpassのサインを付ける」「!!」「さぁどうする?」「勿論イエスよ。私があなたを求めるなんてあり得ないしね」「あぁ、言い忘れていた」で主ちゃんにキスをするアイザック。頬を叩こうとする手を掴み、にやりと笑う。
2016-09-29 00:14:05![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
「俺が求めた時は拒否を許さない。キスでも、セックスでも、その身をすぐに差し出せ」「…!あなたは悪魔よ」「その悪魔にお前は体と心を捧げるんだ。そのうち自分から喜んで差し出すようになる」「なんて傲慢なの…!」 というハーレクインあるある
2016-09-29 00:17:34![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
ハーレクイン風I主続き 上司に休暇を貰いたいというと案外すんなりとれて拍子抜けの主ちゃん。Iとカリブに向かう飛行機の中でその話をすると「まぁ、そうだろうな」と当然のように言う。「まさか貴方が根回ししたの?!」「さあな」「サイテー!そうやってなんでも自分の思い通りにしてきたのね!」
2016-10-09 13:28:25![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
「自分の思い通り…ね」自嘲気味に笑うアイザックの表情に違和感を覚えながらも主ちゃんはフンと顔を反らしてブランケットを頭から被った。カリブに着いて、アイザックはレンタカーの手続きをして無人のヴィラに主ちゃんを連れていく。てっきり高級なホテルにリムジンに…と思っていた主ちゃんびっくり
2016-10-09 13:33:28![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
簡素なヴィラは海に面していて、自然も豊か「静かな場所ね」「この辺はなにもないからな…当面の食料はもう買ってるし今日は俺が作ってやるよ」「…なんだか意外」「なにが」「貴方って自分ではなにも出来ないのかと思ってた」正直にそう告げるとアイザックはにやりと笑った。「セックス以外?」
2016-10-09 15:33:16![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
かああっと顔から火を吹く主ちゃんの様子を見て堪らず吹き出すアイザックに主ちゃんはまた驚く。こんなに穏やかに笑う人だったんだ。早鐘を打つ胸を握り締めて、「これは非日常な状況に動揺してるだけ」だと自分に言い聞かせる。決してエプロン姿の彼にときめいているわけじゃないんだからーーー
2016-10-09 15:39:57![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
アイザックが作った料理はまるでプロが作ったもののようで、感嘆の声をあげながら完食しちゃう主ちゃん「まさか俺の分まで食べるとは思わなかった」「あ、あれは貴方が食べていいって言ったから…!」「高校の時から変わらないな」「子供っぽいってこと?」「いいや。お前のいいところだよ」
2016-10-09 15:51:06![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
寝られないまま目を腫らして朝を迎える主。水着を持ってきてないけど目の前の海で泳ぎたいな~と。この辺りは私有地だから誰も来ないというアイザックの言葉を思い出して、少しだけならいいかな…と裸で泳ぎだす。一方のアイザックはキッチンで数錠の薬と水を飲んでいた。パシャンと水の弾ける音に
2016-10-09 23:13:33![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
ヴィラを出るとそこには朝日を浴びた海と、そこで泳ぐ主が。楽しそうに水と戯れた後、岩場にかけていたタオルを取りに行くも、そこでタオルと服を持ったアイザックと遭遇「ちょっと!返してよ!」「別に俺とお前だけなんだから必要ないだろ?」「必要よ!」 (裸で泳ぐのハーレクインあるある)
2016-10-09 23:21:36![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
そんなこんなで二週間アイザックは主ちゃんに手を出すことなく過ごして、主ちゃんは主ちゃんで「アイザックって本当は凄くいい人なのかも」って思い始めながらも「パパの研究がかかってるから」って自分の思いに蓋をして過ごして、最後の夜。二人でディナーを用意して、シャンパンをあけて気が付いたら
2016-10-09 23:29:50![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
アイザックが求めるままにキスして、なあなあでベッドインしちゃった主ちゃん。朝起きると既にアイザックの姿はなく(彼にとってはこれは賭け、ゲームなんだもんね…)とショックを受ける。腰の違和感を無視して服を着て、いつも通りの顔でキッチンに行くと青い顔をしたアイザックがおんねんな
2016-10-09 23:35:46![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
「昨日は…その、どうかしてた。正直に言うと俺はお前への配慮も避妊も怠った。もし…なら、責任はとるから…」開口一番にばつが悪そうに言うアイザックに主ちゃんカッチーン。やっぱり昨日の事を後悔してるんだ!と「もし妊娠していても貴方に責任を負って貰わなくて結構よ!」そのまま荷物を持って
2016-10-09 23:41:41![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
タクシーが拾える大通りまで歩いて行っちゃう。心のどこかでアイザックが追いかけてくれるんじゃないかと期待しつつ、でも結局アイザックは主ちゃんを追いかけることはなくて、主ちゃんは一人でNYに戻るンな。で、何ヵ月かして主ちゃん妊娠発覚。アイザックに知らせず一人で育てる決意をする。
2016-10-09 23:45:50![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
ある日、道端でばったりマークと遭遇。アイザックが手術して入院していることを知る「進行の早い癌だって」「すぐに手術しろって言ったのに二週間もカリブに行ってさ」「本当にバカだよ」マークの言葉を聴きながら(あのとき顔色が青かったのは…)(追いかけなかったんじゃなくて出来なかった…?)
2016-10-09 23:53:10![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
と色々理解できてしまった主ちゃんはマークに病院の場所を聞いてその足でアイザックの病室に急ぐ。個室で一人眠ったままのアイザックを見てぼろぼろ泣いちゃう主ちゃん「貴方のことを愛してるってちゃんと言えばよかった」 「へぇ、それは初耳だな」実は起きてたアイザック。主ちゃん真っ赤になって
2016-10-10 00:02:11![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
IS2の途中あたりで主ちゃんが事故してめっちゃ酷い怪我で整形手術しなきゃいけなくなっちゃって「新しい人間になって生きたい」って全く別人の顔になって、S、Bとエミリーツトムさん、あとダグラスしかその事実を知らなくて、Iは主ちゃんが死んだとばかり思ってる話を考えてニヤニヤしてる。
2016-10-14 13:24:25![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
アイザックは主ちゃんの死を受け入れられないまま結局財閥だかなんだかの女の人と結婚してしまうんだけど心因性のストレスで男性として役に立たなくなっちゃって、子どもは養子をいれるんな。主ちゃんは名前も変えて別人になって大学に通って夢を叶えるんだけど、ダグラスに出してもらった手術費用を
2016-10-14 13:28:29![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
返済する為に毎月一回ダグラスの所に行くんな。アイザックは顔の変わった主ちゃんを「親父の新しい女」って思ってめっちゃきつくあたるんだけど、主ちゃんもめっっっちゃきつい言葉をかけるからIは逆にどんどん主ちゃんのことが気になるんな。「瞳の色はアイツと一緒だな」とか、どうしようもなく。
2016-10-14 13:32:50![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
で、クロフォードが事故で亡くなってアイザックとクロフォード娘は離婚することにするんな。そのタイミングでダグラスが主ちゃんを個人秘書として住み込みで雇うん(上司のセクハラで主ちゃんが退職しなきゃいけなくなったとかそんなん)。アイザックは「個人秘書なんて建前で本当は愛人なんだろ」って
2016-10-14 19:44:51![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
確信を強めつつ、心のどこかでしょんぼり。惹かれてる自分に「あれは金目当てのビッチだ」って言い聞かせながらも、凛とした姿勢や視線、自分に媚びない物言いはかつて自分が捨てた彼女と重なりどうしても気になる。 で、クロフォードが死んで離婚して、監視がなくなった今なら…ってアイザックも
2016-10-14 19:53:34