2016特殊教育学会第2日目

kingstone @king1234stone

（つまり17年以上続けてきていらっしゃる。ポスター発表とかは、割と厳密に（でもないか・・・）応用行動分析の作法にのっとった発表が多いけど、もっと荒削りな、しかしお子さんの笑顔、先生方の笑顔が見えるような実践発表が3つありました）

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（特殊教育学会は、大学院生・大学で教える立場の方、大学で教えることを目指している方、なんかの参加が多いけれど、本当に現場の特別支援学級や特別支援学校の先生方が、この自主シンポ55に参加されたら、元気がもらえ、実践のヒントが貰えるよなあ、と強く感じました）

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話題提供１　富山 聖子(北海道新篠津高等養護学校) メモによるコミュニケーション支援をとおした自己表現と自己理解の発達 〜「まってよ」「わかんないよ」が言えるまで〜

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（おめめどうフェローとしては残念なことに（笑）コミュメモではなく、普通の紙にお互い書いてコミュニケーションしてはりました。でね、やっぱり「不適応行動」「問題行動」と呼ばれるような行動を示していたのが、そのメモのやりとりで、自分が何に困っているか、自分の感情、とかを出せ）

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（で、だんだん落ち着いて、しかも素敵なやりとりが生まれるようになった、という例）

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清野 宏樹(北海道釧路養護学校) 子どもたちがハッピーになる体育授業をめざして ー「わかる・できる・使える」学習指導の実践と考察からー

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（ボールを手から放せなくて「投げる」というのが難しい子たちがいます。で、職員でどうしたらいいかと相談していたら、２歳のお子さんのいる同僚が「うちの子バケツにだったら投げる（落とす？）」と言ったのをヒントに、大小のオケ（タライ）の底に顔をつけ「お化けをやっつけよう」という授業に）

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（そのほか「ぬりかべ」（単に段ボールを積み上げてたのかな）とかいろいろ作って、やってみたら投げられるようになった。これもシェイピングの例とも言えるのかな？）

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中山 明美(北海道平取養護学校) 先生できたよ （唾吐きのあるお子さんに、「唾ははきません」と声かけし、唾を拭かせる、という対応をしていたが効果が無かった）

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（そこで、唾を吐いても一緒に拭いたり言葉がけをしたりを極力減らした。そしてできることに注目して、たくさん褒めるようにした。→唾吐きが減少した）

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（「ハッピーを支える」なんて言葉は、私なんか背中がかいいなるような言葉だったりはしますが、これらの実践をお聞きしてると、「うん。この言葉、使ってもいいよな」と思えます）

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今日の最後 自主シンポジウム68 教育と福祉の連携による知的障害児・者への長期的支援の展望3 特別支援学校と障害児入所施設の卒業(卒園)生の経年追跡調査からみる地域移行の課題 と支援のあり方を考える

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（児童養護施設の方3名、特別支援学校の方1名の話題提供がありました。で、児童養護施設を出た方もグループホームに行かれる方も多いとか）

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（しかし、ある一人の意見、 「あんまりよいところではなかった」 「お金の貸し借り、時間のルールが厳しい」 「職員と合わない。いろいろ言われた」 「携帯の使いすぎ（を指摘された、ってことだろうな） 確かに・・・もう二十歳を過ぎた方だと、単身生活をしたいだろうな）

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（う〜〜ん・・・もちろん、「言われるようなこと」をしてしまってるんだろうけど・・・でも大人だもんなあ・・・）

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指定討論者:新井 利昌(埼玉福興株式会社) （この方、めっちゃ面白かったです。淡々とすごいことを言いはる・・・） 埼玉福興株式会社のホームページ　saitamafukko.com

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（従業員10名　その中で　精神障害の方1名　重度知的障害の方1名　35年働いていなかったニーとの方1名 ・とにかく縁があったら全部引き受ける ・農業の難しいところはプロにお願いする ・販売・営業もプロにお願いする （つまりできることをする）

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・仕事より生活 ・失敗を吸収できるグループ（3人のトラブルを起こす人だけだったら大変だけど、30人だったら（そこに混じっちゃえば？）なんとかなる ・最後は社会にあやまる （いや、説明は難しいけど、抱腹絶倒でした）

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・連携連携で可能性を閉ざしている （わはは。私「連携」の自主シンポをしたんですけど・・・でもおしゃることはわかります。連携と言って集まって、本人の希望を「○○だからできないですね」とみんなでできないことにしていく、とかいうことに対して言ってはるのね）

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（質疑応答の時に、会場から「制度が・・・」という文言が出た時に「制度を待ってちゃいかんです」と切り返してはりました。まあ、どこの地域でも支援が受けられるようにするには制度が必要だとは思います。しかし、まずは新井さんみたいな人が「できるじゃん」とやって見せることは大事だろうな）

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私が参加をあきらめたシンポ。資料へのリンクがあります。　 RT @magicaltoybox: 第54回特殊教育学会自主シンポジウム「特別支援教育におけるICT・AT －タブレット端末を活用した指導の専門性の向上と地域支援－」 fb.me/55fgIctd5

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しかし、特殊教育学会に行って、自主シンポや立ち話で耳学問したり、ポスターで見たりしたことが、この１週間、確実に役に立ってる。ありがたいこっちゃなあ、と思う。