火砲小話～ドイツの超長砲身12.8cm砲について

JagdChiha 〄 次元不可能性撹拌機 @Jagdchiha

同11月16日には54発の12.8cm Pzgr43と35発の"Panzergranaten L/3.8"が射場に届いて試験した、とあるけど、これ後者一体なんだ？ 12.8cmのSprGrがL/3.8みたいですけど榴弾と徹甲弾の混同？

JagdChiha 〄 次元不可能性撹拌機 @Jagdchiha

そして11月16-18日にかけて、先のPjK V121 L/76と実験砲身L/62で試験をやったらしい が、どうやらこれ弾頭の損壊試験のために作られた可能性が？

えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

そういえば狩虎にマズルブレーキがない理由、なんてお話もありましたっけ。ドイツはPzgrTSを将来の対戦車砲のあるべき方向性としてかなり本気で考えてたのかな

えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

鉄弾芯のPzgrTSでは弾体崩壊が避けられない、と分かっていても、「弾頭がぶっ壊れようが何だろうが、破損が炸薬室に及ぶ前に抜けきればこっちの勝ちでしょ」的な、ソ連の限局溝付き徹甲弾みたいな方向性の発想だって無くはないかもだよなあ。壊れるのは前提としちゃうの

えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

しかし最終的に狩虎が辿り着く（筈だった）のは12.8cm L/66で。PzgrTSとかで初速上げる工夫しても鉄弾芯しか使えない以上貫徹力向上はあんまり望めないんだから、だったら砲身命数的に許容できるギリギリまで伸ばしたデカくて速くて重い徹甲弾しかないでしょ、とも取れるような

えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

狩虎が発展型として装備を予定した12.8cm L/66砲ってのは要目がよくわからんのですが、でも戦後連合軍が押収した文書のなかには「初速1000m/sの12.8cm砲」の貫徹力グラフが出てくる。砲身長的にもL/66ならまあそんなもん出そうだし、ソレがこれかも知れない

えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

5インチ級で1000m/sといえば、ソ連が初期のIS-7開発にあたって目標とした盾と矛が「1000m/sの122mm砲を持ち、またそれに耐える」だったりするのが興味深い。独ソで最終的な目指すところが一致してるようにも思えて。昔ながらの重たい鋼製徹甲弾スタイルはその辺が限界なのかな

えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

そういえばわっかの人が言ってましたっけ。着速1000m/sくらいを境に、鉄弾芯だと弾芯先端の侵徹速度と後端の存速の差で弾芯にかかる圧縮力で弾芯が潰れて、侵徹能力が一気に落ちてくるって。そのへんもあって独ソ双方が「大口径で重い1000m/s級」という解答に行き着いたのかな

えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

尤も、細長い鉄弾芯のAPFSDSでの着速1000m/sと、太く短く重い昔ながらのAPでの着速1000m/sではちよっと意味合いが違うかもだけど。太く短い方は多分潰れにくいですわよね（ふわふわした認識）

えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

マウス強化案といえば一応こういうモデルも用意してある。……あるんですが、強化版ってより軽量版で、なんと砲塔側面装甲が80mmになっちゃうんですね。強化どころか弱体化もいいとこで、どうしようもないので今の所お蔵入り中 pic.twitter.com/lsFbfvZiJD

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えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

@Jagdchiha 12.8cm L/76は、後にL/62と共にMrs18砲架において各種12.8cm徹甲弾の貫通試験に用いられた……？

えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

@Jagdchiha もとい、 L/76を、そして後にL/62を用いて……徹甲弾の貫通力を検証した くらいかしら

JagdChiha 〄 次元不可能性撹拌機 @Jagdchiha

@FHSWman どうにもこの砲身長でPaKを作ろうとした、というよりは限界測定のための実験器具扱いな感じがしてどうも

えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

@Jagdchiha 研究審査用7糎半みたいなアレですか。確かにそう読めなくもないかも……となると、最終的に独軍で実用目的で一番長いのは狩虎L/66になるのかしら