さや×忠義

大倉組 @ohkuragumi

①さや×忠義 「俺と付き合うてくれへん？」 気になるアイツに告白されてから ３ヶ月後 「転校する事になった」 そう言われて、遠距離恋愛をする事に なった私達 「来年、同じ高校に行こな？」 そう約束をした

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②さや×忠義 遠恋なんて続く訳ない… きっと気持ちが離れてしまう… そう思ってた 彼はカッコいいし、モテるし 告白された時は 何で私なんか…？ そう思って不思議だった 自由奔放で、きっと振り回される… そう思ってたけど 全然そんな事なくて

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③さや×忠義 すごくヤキモチ焼きで めっちゃ束縛してくるし イメージとは大違い でも、そんな所が好きだったりして… 遠距離になると、やっぱり不安だった 傍に居た時は、どんなに甘える彼でも 離れてしまったら… 他に甘えられる人に気持ちが移る… そんな不安でいっぱいだった

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④さや×忠義 でも私の不安なんかとは逆で ヤキモチや束縛が 傍に居た時より強くなって… 「おはよう」 「学校、行ってくる」 「これから帰る」 「ただいま」 １日の流れが分かるようなメール 私に対しても 「帰った？」 「何してるん？」 「何するん？」

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⑤さや×忠義 返信が遅いと 「何で返事くれへん？」 「俺ん事イヤになったん？」 「誰かとおるん？」 立て続けにメールが送られてくる 何か信用されてないの…？ 何て思う時もあるけど 彼の愛情表現らしくて… 「不安なんよ…」 何て言う彼が、可愛いって 思ってしまう

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⑥さや×忠義 高校受験まで、あと僅か 「二人で合格しよな？」 プレッシャーでもあり励みだった 受験当日 久し振りに彼に会える 試験への不安と、会える事の喜びを 抱えて試験会場へ向かった 校門の前に、彼の姿があった

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⑦さや×忠義 そんな彼を見て女の子達は キャーキャー 「カッコいい～」 とヒソヒソ話ながら通り過ぎる （やっぱりカッコいいよな～ 私を見つけた彼は 「さや！！」 手を挙げて私を呼ぶ 久し振りに目の前で聞く彼の声だ

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⑧さや×忠義 「遅い！！」 『えっ？早い方でしょ？』 「一緒におる時間、減るやんか」 いきなり肩を抱き寄せる 『ちょっと、みんな見てるよ』 「それがどしたん？ 誰にも迷惑かけとらんやろ？」

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⑨さや×忠義 私の頭を“ぐしゃぐしゃ”ってして 顔を覗き込んでくる 久々の至近距離に 余計なドキドキがプラスされる 手を繋ぎ入る試験会場 懐かしい温もり （こんな気持ちで集中できるかな… 「じゃ、頑張れよ？」 お互いの席に座る

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⑩さや×忠義 試験終了 『はぁ…』 項垂れる私 「どうやった？」 『あかんかも…』 泣きそうな私に 「大丈夫やて！頑張ったんやから」 って頭を“ポンポン”て それだけで大丈夫な気がする 私って、単純…？ 彼の電車の時間まで束の間のデート あっという間に流れる時間

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⑪さや×忠義 電車のホーム 「じゃ、今度会うんは入学式やな？」 『まだ合格するか分からんやん…』 俯く私に“ちゅっ//” 『んっ!?』 「合格の、おまじない」 そう言って優しく微笑む 『いきなり何するん…』 顔が熱くなる

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⑫さや×忠義 「言わなあかんかった？ ほんなら、もう1回してもええ？」 イヤってなんて言う訳がなくて 今度は少し長いキスをした きっと大丈夫… また会える… 運命の分かれ道 合格発表の日 二人分の番号を探す私 忠義と私の名前を…

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⑬さや×忠義 『あった！』 忠義は合格して当然だけど、私は… 『あっ！』 すぐに忠義に電話をした 『忠義！あったよ！ 二人とも、あったよ！』 ―――― そして、いよいよ入学の日 校門の前で忠義と待ち合わせをした

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⑭さや×忠義 《ねぇ？新入生？良かったら この部に入部しない？》 そんな勧誘が入れ替わりに来る （早く忠義、来てくれへんかな… そう思ってると、また、 《君、新入生だよね？良か「俺の女に 気安く声かけんでくれへん？」 そう言って私の前に立ちはだかる忠義

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⑮さや×忠義 「お前、何やっとんねん」 そう言って私の手を引いて歩き出す 『あ、何か部活の勧誘みたい』 「勧誘だか何だか知らんけど ヘラヘラすんなや」 また始まった。変なヤキモチ 「ったく//誰にでも愛想振りまいたら あかん、言うとるやろ」 ブツブツ言いながら歩く

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⑯さや×忠義 「なぁ！聞いとるんか？！」 『聞いてるってば…』 「あかんからな！」 『でも、それじゃ友達できな「はぁ？ お前、男友達つくりたいん!?」 『いや、そうゆう訳じゃ…』 「あかん！絶対にあかん！」 すると、いきなり立ち止まって グッ//と私を抱き寄せて

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⑰さや×忠義 「コイツは俺だけのもんやから！」 大勢の人の前で叫んだ みんなに冷やかされて始まった 高校生活 忠義の口癖は 「お前は俺のもんやから」 End pic.twitter.com/k6Q1fTBDzB

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