神の花嫁【テドイア】

重音テッド×IA 異世界からやってくる『神の獣』とその花嫁になったイアの物語。 テーマは『身体から始まる関係』。
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大崎巧実(裏) @mboxtw2

そんな二人の物語でした。 その後、二人は国の思惑からも離れた田舎町で静かに暮らすのでした。 国はテッドさんがもういないと思ってる。そして田舎過ぎて誰も二人の事を知らない。 そんな中でずっと一緒に今度こそ幸せになりました、でおしまい。

2016-10-08 20:12:28
大崎巧実(裏) @mboxtw2

で。テッドさんの種族は人間から見ると途方もない時間を生き続ける。 人の時間で千年以上は軽く生きるのだけれど、それ故に出生率が物凄くすくないのね。 繁殖期毎に花嫁を捜して、そして花嫁が死ぬまで傍にいるけれど姿は変わらないし、産ませた子供も基本的には女の子ばかり。

2016-10-08 20:14:00
大崎巧実(裏) @mboxtw2

男しかいない種族だから、花嫁が産んだ男の子は獣の姿を持って生まれてくる。 人間として産まれてくる子供は全員女の子。 男の子だった場合は自分の世界に連れて帰るけれど、女の子だった場合はその世界に置いていくしかない。

2016-10-08 20:15:19
大崎巧実(裏) @mboxtw2

テッドさんが今までの繁殖期で出逢った花嫁達に産ませた子供はやっぱりみんな女の子だった。 でもイアたんを花嫁とした時に産まれたのは男の子で、テッドさんにしてみればやっと待望の同胞が産まれた事になる。 そして産まれた時、テッドさんはイアたんに告げるのです。

2016-10-08 20:17:15
大崎巧実(裏) @mboxtw2

産まれた子供は男の子だから自分達の種族だと。そして長寿であるが故に成長もまた遅い。 お前はこの子が大人になる所を見る事は叶わないよ、って。 事実、その子は十年くらい赤ん坊のままだった。妹達はあっという間に追い越していったのに。

2016-10-08 20:19:31
大崎巧実(裏) @mboxtw2

イアが寿命で死ぬ頃。その子は幼児くらい。一人で色々出来るけれどまだ庇護が必要な年齢で。 イアの死を見届けたテッドさんは、娘達に別れを告げて息子と一緒に元の世界に戻っていくのでした。

2016-10-08 20:21:07
大崎巧実(裏) @mboxtw2

元の世界に戻ったテッドさんはほぼ獣の姿で過ごす訳なのだけれど、息子に狩りの仕方を教えたり人と獣の変化の仕方、そして次元の扉の開け方とかを教えるんですよ。 繁殖期が来たら一人前。一人で次元を超えて花嫁を捜しに行かなきゃいけない。テッドさんもそうやって育ってきた。

2016-10-08 20:22:49
大崎巧実(裏) @mboxtw2

まだ子犬くらいの息子と一緒に遊びながら生きる知恵を教えるテッドさんとかは結構楽しく妄想していたのでした。 イアと子供達に囲まれたテッドさんとかな。……楽しかった……

2016-10-08 20:24:53