- wata_yume00
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@gc_hals 「俺様はフェイニール・Y・コーデュロイ!次会う時、お前と必ずけっちゃくをつける!忘れるな!!」 去っていく背にそう叫ぶと、相手とは逆方向に歩きだした。
2016-09-25 02:14:00すこし心配性な少女との邂逅
@100maltac_tics のそりのそりと歩くライオンに揺られながら、一人少年は周りを見渡していた。 すると… 「ん…?あれは…人か?」 遠くから見えた人影に目を輝かせ、走り寄る。 「おいお前!水を持っていないか?」 少年のふてぶてしさは女性だろうとお構い無しのようだ。
2016-09-24 01:37:09@wata_yume00 「ん、私のこと?」 目的も決まらずにふらふらしていると、突然声をかけられる。あたりを見るにどうやら呼ばれたのは私のようだ。 「水ならあるよ!...とはいっても、一人分だけどね。...飲む?」 幸い少し歩けば泉があるらしいのであげても問題はなさそうだ。
2016-09-24 10:19:27@100maltac_tics 「本当か?!」 パッと表情が明るくなる。 「なら、えんりょなくいただく!…まあ、飲むのは俺様じゃないけどな」 ライオンの頭をぽすぽす叩く。 「このライオンが水を飲ませろとうるさくてな…」 ぽすぽす。もふもふ。 叩く度に柔らかそうな鬣が揺れる。 →
2016-09-24 21:01:54@100maltac_tics それと同時にライオンの唸り声が聞こえる。 一瞬、ライオンの瞳がギラリと光る。 「~~~ッガアアアアア!!いい加減にしろ!こんのクソガキ!!レディの頭を何度も叩きやがって!!」 しつこいんだよ!と叫ぶその声は黒ライオンの方から聞こえた。
2016-09-24 21:07:48@wata_yume00 「おおー、やっぱりその子ライオンさんだよね。ライオンに乗ってる人なんて初めて見たよ。モフモフで可愛いねえ、えへへ」 触ってもいいかなあ、と思いつつ一人と一匹の戯れを眺めていると、ライオンが声を上げたように聞こえた。 「へ?今…ライオンさん喋らなかった?」
2016-09-24 23:45:53@100maltac_tics 「ん?言ってなかったか?こいつはしゃべるんだぞ?」 当然だろう?と、キョトンとする。 「あー…突然だと驚くよな。すまねぇ…ったく、このクソガキは…。俺は…まあ、特別なんだよ」 少し呆れると、フェイを小突いた。 「それと…急に大声だして悪かったな」
2016-09-25 01:07:18@wata_yume00 「喋る動物は何匹か見たけどライオンは初めて見た!すごいね!」 驚いた様子だが目がキラキラしている。 「私は平気。もっと丁寧に触ってあげなきゃダメだよ、折角の綺麗な毛並みなんだから!」 子供に忠告をしつつ、水を差しだす。 「…お二方、名前聞いてもいい?」
2016-09-25 08:41:14@100maltac_tics 礼を言い、水を受け取る。 「俺様はフェイニール。こいつがロザリーだ。こんな見た目をしてるが雌なんだぞ」 ふふんっ、と得意気に笑う。 「"こんな"は余計だ!ったく…えーと、お嬢ちゃんはなんていうんだ?」
2016-09-25 20:53:08@wata_yume00 「フェイニール君に、ロザリー…さんでいいかな?」動物につけるべき敬称に覚えがない。 「おっと、先に名乗るべきだった。私のことはアインって呼んで!」 にっこりと笑って自己紹介をする。
2016-09-25 23:21:12@100maltac_tics 「ロザリーでいいぜ。俺もアインって呼ばせてもらうんだからよ」 グルグルと喉を鳴らした。 そして、水を荷物袋にしまうと満足そうに笑う。 「俺様たちはそろそろ行く。それじゃあ、またなアイン!」 「水、ありがとよ!」 ライオンに跨がると、去ってゆく。
2016-09-26 02:24:18@wata_yume00 「じゃあフェイニール、ロザリー。また今度会った時はよろしく!」 謝辞にはどういたしまして、と応えて。 「ちゃんと水分とるんだよー!」 少し心配になりながらも手を振って見送った。
2016-09-26 12:14:02手先が器用な少年との邂逅
@wata_yume00 ではあなたが荒野を歩いていると、簡易的なキャンプ地で、幾つかの道具をいじっている少年の姿が見えます。 キラキラとした筒と、棒を組み立てた枠組みのような何か、それに金だらいに水を張っていたり、簡易的な旗を立てていたりと様々だ。
2016-09-24 22:44:27@ikikusu それを物珍しそうに覗きこむと、ほう…と呟く。 「お前、手先がきようなんだな…」 貴方の手元を穴が開くんじゃないかというくらい見つめると、近くに座る。 「俺様はフェイニール。君主だ。お前、名前はなんていうんだ?」
2016-09-25 00:43:39@wata_yume00 「うわわわっ」 唐突に話しかけられて慌てて望遠鏡を落としかけて、二度取り損ねつつなんとか空中でキャッチに成功し、安心したように息を吐く。 「あ、えっと。こんにちは。僕はスーティリアって言います。連合観光協会の一員です」 向き直り、少年に挨拶する。 →
2016-09-25 11:05:56@wata_yume00 「えっと、フェイくんはどうしたの、散歩? 親御さんとかと一緒にいないで大丈夫かい?」 おそらくは近辺にやってきた君主の息子といったところだろうとあたりをつけて、柔らかい口調で問いかける。 開拓街の混沌濃度は高い。聖印を持っていても、子供が一人では危ない。
2016-09-25 11:08:43@ikikusu 「父様も母様もいっしょじゃない…」 一瞬暗い顔をするが、すぐにいつも通りの生意気そうな表情になる。 「けどいいんだ!俺様にはロザリーがいるからな!」 そういうと、貴方の後ろから黒いライオンが現れ「ガウッ」と一鳴きした。どうやら挨拶のつもりらしい。
2016-09-25 21:09:26@wata_yume00 「わああぁあぁあ!!」 どんがらがっしゃんと椅子から転げ落ちて、その勢いを殺さぬままに転がり、姿勢を整えて盾と剣をそれぞれの手に持って一回転して着地する。 が、そこまで至ってようやく敵意がないことを察して、恐る恐る構えは解いた。 →
2016-09-25 21:19:31@wata_yume00 「そっか、えーと。それが君の相棒なんだね。とても力強そうだね…」 慌てて椅子から転げ落ちたのをなかったことにしたい。 そう願いつつ、いつくか道具を持ち上げる。 「僕はこのあたりの測量をしてたんだ。いずれは田畑として開発予定でね。…測量はわかるかな?」
2016-09-25 21:21:18@ikikusu ロザリーを褒められて嬉しいのか、ふふんっと得意気に笑う。 「それくらい知ってるぞ!…えっと、色々…調べるんだろう!」 本音を言うとそれしか知らないのだが、負けず嫌いの少年は素直になれなかった。 「それが、すーてぃりあ…んん、スーの仕事なのか?」 →
2016-09-25 22:46:39@wata_yume00 スー、と愛称で呼ばれたことにはクスリと笑う。 「うん、ほら、開拓地はまだまだ食文化も、農耕法もまだまだ定着していないからね。そういうのを伝えて、この土地をより住みよくしようっていう活動なんだ。…まあ、まだまだ準備段階なんだけどね」 と少し肩を落とす。→
2016-09-25 22:57:12@wata_yume00 「そういえば、お父さんとかと一緒じゃないって言ってたけど、そうすると君は君主…いや、領主としてこの島に?」
2016-09-25 22:58:11