札幌交響楽団第594回定期演奏会感想まとめ
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エリシュカ=札響、4番は東京公演で聴いたのだが、その時に「こんなはずではないのに!?」と観じたのだが、やっぱりそれはキタラ(ホール)の響き=札幌の聴衆の温かい眼差し=オケと指揮者の集中力 が三位一体で作り上げるんだな、と今回改めて観じた。ああ、4番を札幌で聴きたかった・・・
2016-10-16 11:56:20一昨日の話だが、札幌交響楽団第594回定期演奏会(昼公演)に行ってきた。指揮はラドミル・エリシュカさん。スメタナの交響詩『ワレンシュタインの陣営』、ドヴォルジャーク『スケルツォ・カプリチオーソ』、チャイコフスキー交響曲第5番。もう本当に素晴らしくて、私の語彙力では伝えられない
2016-10-17 13:38:32エリシュカさんは85歳と高齢だが、小さな体が実によく動く。あんなに一生懸命腕を振って大丈夫なのかしらんと心配になるくらい。決して手を抜かず、常にパートへの指示を送りながら、指揮棒を振っている。前半、スメタナとドヴォルジャークでは金管がよく頑張っていた。拍手
2016-10-17 13:47:19エリシュカさんも、いつもはスルーされがちな打楽器も立たせて賞賛。「立って立って!」と促し、拍手を送る姿がとてもステキだ。後半のチャイコフスキーは、緩急の緩が目立つ。大変だったとは思うけど、実にしっかりと丁寧に演奏されたと思う。これは凄い演奏だぞ!という予感がビンビン
2016-10-17 13:53:49申し分のない演奏で第4楽章も終盤を迎えると、「ああ、5番が終わってしまう。もっとずっと聴いていたいのに」という思いで胸がいっぱいになって、涙があふれてどうしようもなくなった。とにかく声を漏らさないようにするのに必死。表情筋が普段絶対にしない動きをしているのがわかる
2016-10-17 14:00:01演奏後のエリシュカさんは、丁寧に各パートを回っては団員を立たせ、拍手を送る。団員への深い愛情が感じられるシーンだ。客席の拍手も全く鳴り止む気配がない。素晴らしい演奏会だった。エリシュカさんと、札幌交響楽団に心から感謝したい
2016-10-17 14:08:44