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Rootport @rootport
「コミックスは第1巻発売初週の売上で運命が決まる問題」について考えている。第1巻の消化率が相当に良くないと重版がかからず、そこそこぐらいなら第2巻の初版部数が減る。するとランキング等に載るのが難しくなって、巻数が伸びるごとに初版部数が減っていき、いずれ採算ラインを割ってしまう。
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「書店の本棚に平積みを続けるかどうか」「重版をかけるかどうか」の判断基準がだいたい1週間くらいで、それをすぎると平積みしてもらえなくなるので巻き返せない=第2巻の初版部数は減る=シリーズは短命で終わる、というメカニズムだ。こうなると次に浮かぶ疑問は「なぜ1週間なのか?」だ。
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「なぜ1週間なのか?」という疑問は、「なぜ出版業界には『運用』の概念が無いのか?」と言い換えてもいい。スマホゲームなら、リリース直後の売上がイマイチでも、その後の運用で盛り返した例がいくらでもある。『モンスト』とか『ウチ姫』とか『Show by Rock』とか。
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オンラインゲームなら、「新規ユーザーの獲得」「ユーザーの定着」「課金率の向上」「平均課金額の向上」を目指して、毎月、毎週、何かしらの施策を打つものだ。広告やイベントを実施する。なぜ出版業界では、そういう「運用施策」が行われないのか。1週間様子を見て、あとは放置になってしまうのか?
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コミックスに的を絞ると、まず売上の市場規模は横ばい~微減している。ところが、新たに発売されるコミックスの新刊点数はうなぎ登りに増えている。garbagenews.net/archives/21013… bmshop.jp/cgi_bin/bbs/sh… d.hatena.ne.jp/soorce/2010040…
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市場規模はシュリンクしているのに、発売されている商品の種類そのものは増えている。これが現在のコミックス市場の姿だ。1970年代末には年間2,000点ほどだったコミックスの新刊点数は、2014年には12,700点に。なおも増加傾向が続いている。これが意味することは何か?
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新刊点数の増加にあわせて、編集者や営業スタッフを大幅増強したという話は寡聞にして知らない。書店数は減少の一途をたどっていて、「商品を置ける棚の広さ」は狭くなり続けている。 1book.co.jp/001166.html
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つまり、「月次や年次の予算を達成するために、新商品を濫造して何とか売上を積み上げている」のが、現在のコミックス市場が置かれた状況なのだ。「運用」をしないのではない。する余力がないのだ。金銭的にも、人的リソースにも。
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またゲーム業界との比較でいうと、サンクコストの違いもある。スマホゲームなら1本作るのに安くても1億円くらい、さらに広告費で何千万円という投資が必要だ。それを取り返すために、撤退の見極めには慎重になる。リリース1週間でイマイチだからサービス終了しましょうとはならない。
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(1)新規ユーザーの獲得、(2)ユーザーの定着、(3)課金率の上昇、(4)平均課金額の向上という運用施策のうち、それほどヒットしていないコミックスでも行われるのは(4)平均課金額の向上にあたる特典商法くらいだ。(熱烈なファンは複数店舗で買うので1人当たりの課金額が上がる)
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たとえば大規模な広告は(1)新規ユーザーの獲得、規模は小さくとも定期的な広告は(2)ユーザーの定着にあたる施策だ。けれど、そういう投資的な出費はすでにそこそこヒットしている商品にしか行われない。リリース1週間で躓いた商品には挽回の機会がない。これがコミックス市場の置かれた状況だ。
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「予算達成のために商品を濫造して売上を積み上げる」というのは、オンラインゲームなら終了直前の症状だ。今まで月に2回だった商品追加が4回に増えて、セールイベントが頻繁に開催されるようになる。ここから真の末期状態になると、残ったユーザーからお金を搾り取る方向にシフトしていく。
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売上規模も書店の数も減少しているのに、新刊点数だけは増え続けて年間13,000点に達しようとしている。コミックス業界の現状は、私の目にはサービス終了直前のオンラインゲームのように見える。次は、わずかに残った「紙の本を買う層」から搾り取る段階が待っているのではないか。
Rootport @rootport
たとえば、アイドルの握手券やライプチケットの申し込み券をつけて、わずかな購入者からできるだけカネを巻き上げる……そういう施策が一般的になったら、終わりは近い。音楽CDが通ってきた道だ。音楽業界にはiTunesやライブがあった。出版業界にはそういう出口戦略になるものはあるんだろうか
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(まあ、電子書籍なんだろうなぁ…) (でも電子書籍がどれほど売れても取り次ぎはあまり意識しないから、初版部数には関係がないんだよなぁ…)
Rootport @rootport
「売上確保のために新作を出し続ける」って状態が続くと、遠からず出版社は「ネット上の人気作品を紙にするマシン」になってしまいそう。ネットで人気のあるクリエイターは、本人がいろいろ宣伝や告知を(ロハで)してくれる。「なろう」のランキングにフリーライドするのがいちばん合理的になるよなぁ
Rootport @rootport
今の時代に「作家を育てる」にはどうすればいいんだろ?俺なら10代後半~20代前半のイケメンを5人くらい集めて、ラノベなりマンガなりを書かせるかな。小奇麗な格好をさせて巻頭グラビアに作家の顔を出して、「次号のセンターカラーは誰の作品だ!?」みたいに人気投票で競わせる。
Rootport @rootport
石原慎太郎が若いころ、彼の髪型「慎太郎刈り」が若者の間で流行ったそうな。小説家のような物語作家は、多かれ少なかれアイドルとして消費されてきた過去がある。なら、それをもっと露骨にやると面白そう。女性読者に「今月は誰の作品が面白かった?」みたいな話題でキャイキャイ盛り上がってほしい。
Rootport @rootport
(※注:お酒が入っています)
Rootport @rootport
いや、待てよ?別に作家のグラビアを載せる必要はないのか。『ClariS』方式で、二次元化したキャラクターにすればいいのか。ニコ動の人気実況者も、ファンは別に顔写真に萌えているわけじゃない。声と、ファンアートで描かれた二次元絵に萌えている場合が多い。イケる!イケますよこの企画!!!
Rootport @rootport
デレマスのライブを見に行って俺もSSAの舞台に立ちてぇーって思ったけど(※愚者)、どうすればいいか分からなかった。過去には渡航先生が俺ガイルイベントで歌ったことがあるけれど… animatetimes.com/news/details.p… そうか、二次元アイドル化すればいいのか…。

コメント

aki@ニコニコ @akitweeting 2016年10月20日
経済学で言うなら、紙媒体は価値(効用)が減るのが速いからという説明で良いでしょう。つまり情報ってのは鮮度が命なわけですから。先週号の週刊誌を誰も読みたくないのと同様、古くなったコミックスも誰も読みたがらないわけです。なので初週が過ぎると売れなくなりますね。
トゥギャッターまとめ編集部 @tg_editor 2016年11月3日
出版業界の様々な問題が少しでも解決することを願うばかりです。
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