デジタルブックの区別。最低限、「紙の本のデジタル化」と「新しい形態のコンテンツ提供」は分けて欲しい。▼ニーズは、“自炊層”からは「紙の本の」しか類推できないので、「新しい」の実在ニーズは把握しきれないのが現状。そして、「新しい」のほうあ総合メディアさんが担当するべきだと思う。
2011-02-21 09:14:50採算。実は、「自炊層」のために、無料でPDFを提供するサービスなら、現状で採算が合う。たとえば。(1)書店で買うときに申し出て、スリップとレシートを受け取る。(2)「流用させない」という誓約書とともに版元に着払いで郵送。(3)ソーシャルDRMのPDFをメールでお届け。
2011-02-21 09:16:54めんどいですよね。んでも、すんません、現状はお金か「めんどい」か、どっちか負担してもらわないとムリです。商売ですんで。ソーシャルDRMも、全ページにお名前と住所と電話番号を電子透かしで埋め込むくらいゲっすいPDFにさせてもらうし、誓約書によって、流出させたら訴えます。
2011-02-21 09:18:03これは「自炊層」であるかぎり、リフローやリキッドは求めてない、という前提・仮定です。私が担当してたような、512pp以上のPC本なら、そりゃ手軽に持ち歩きたいでしょう。そういう版元なら、顧客サービスしますよ。
2011-02-21 09:19:04「えー、さいしょからPDF売ってよ」と思うのは当然。じゃあ、やってないのかというと、オライリーさんやインプレスさんはやってるんですよ。となると、まあ やってない会社を「ふるい」と言ったり「やる気がない」と批判していただいても、それは版元責任。
2011-02-21 09:20:03「もうちょっと楽にしてよ」だと、たとえば全本にシリアルIDを入れる方法とかありますが、それは「同一品を大量生産して価格を下げる」に反するので、ぶっちゃけ1冊200円定価が上がります。自炊やPDFに興味がないお客様にまで200円被ってもらうのは、商売としてできない。
2011-02-21 09:21:47んでも、512pp以上のプログラマー向けのリファレンスシリーズとか、特定の本で「データに見込みがある」(依頼する客が多い)に限定すれば、別にいますぐ可能ですね。それ以外の本にまでは不可能。ぜんぶがいっきに以降できるわけじゃない。
2011-02-21 09:22:52ただ、そうやって がんばって前例をつくっても、「PDFダウンロードしたあと、本のほうをヤフオクで売る」ってお客さまが実在しました。多数いなくても、そういうのを著者さんが発見してしまうと、著者さんが萎える。「えー、それ、私の本では止めて」となる。なので、お客様の協力も必要。
2011-02-21 09:23:57ただし、これは、リキッドやリフロー、マルチメディアのない、紙のリプレースのデジタル化の話です。そういうのは、紙の出版社が考えるべき責任範囲。そうでない、「マルチメディアを生かした新メディア」は、どっちかというと角川グループみたいに映像部門を持ってる会社さんのお仕事。
2011-02-21 09:25:09あと、「512ppのプログラマー向けリファレンス」だからできるんであって、マンガとかだとキッツイでしょうね。それはもう、会社ごとにビジネススタイルが違う、お客様層が違う。わたしはマンガにも文芸にもかかわったことないので、そういう会社がどうするかは分かりません。
2011-02-21 09:26:09昨日書いたテキトーなもの、いまだに じわじわと1時間に1RTとかされてて、まあたかが24RTの10favなんだけど、抜き出された「部分」が面白い。
2011-02-21 21:25:41自分はファクトとして「紙の出版は、無料のWebとすら共存できた」を示し、煽りとして「デジタルブックはどうなの?」と書いた。これはセットでないと意味を成さないのだが、まあ切り離されるのは ついったーの宿命。で、「紙は強いよ」じゃなくて、「デジタルブックってどうなの?」だけが拡散。
2011-02-21 21:26:20ま、拡散ちうても24RT(公式)、非公式でも10程度。100RT越えするひととか、どういう反応が返ってくるんだろうねえ。だがまあしかし、やっぱこう、ファクトよりもアジテーションのほうが人の目を引くんだなあ。良くも悪くも。
2011-02-21 21:27:16ふへーん。じゃあ、デジタルコンテンツの支援材料も提供しよう、NDAでない範囲で。たとえば、教材はとっくに動いてます。でなければ、孫さんがあんなことを言うわけがない。share to @worris @a_matsumoto
2011-02-21 21:47:22ビジネスの秘密でもなんでもない。ぶっちゃけ、「ハードとソフト混みでサービスとして」てのは、売り込みしやすい。電子辞書が真っ先に普及したもの、その形態だからでしょう。
2011-02-21 21:48:27んで、学校てのは、私が高校生の、ええと28年前でも、学校の8801か9801に、ベネッセ(当時はふくたけ)の「模試結果自動判定システム」が導入されてた。んーと1991~2年。あるところには、そんな昔からある。
2011-02-21 21:49:30塾にいってる子供に質問してみれば、秘密でもなんでもないので。はい。別にもう、使ってるコは使ってる、という。でも、子供のいない大人は知らないだろうし、企業相手のジャーナリストさんも、ひょっとしたら見逃してるかもしれない。んでも、動いてる部分は動いてる。
2011-02-21 21:50:37単純に、ぜんぶがいっぺんにパラダイムシフトしないだけですわ。適した部分は変動早いし、適してない部分は最後まで動かないでしょうし。という。感覚が。個人的に。あります。share to @worris @a_matsumoto
2011-02-21 21:51:41