「男の娘」の定義の再確認、そして語義混同のシミュラークルの氾濫が齎す悲劇
これは(「美」を社会=外部の基準だと考えれば外的な要請を受け容れていると考えられなくも無いけれども)、まったく内的な要請のみによって女装をしているのだから、もともとの『男の娘』の定義からは外れるはずなのである。
2010-12-02 03:44:36ところが今は、シミュラークルの氾濫と、商業での露出によって、「女の子の恰好をしている男の子」というだけで、全て『男の娘』という一語で括られてしまっている。おそらく、今真剣にセクマイ的な主張を織り込んだ作品を世に出しても、『男の娘』に分類されて終わるだけだろう。
2010-12-02 03:47:58@amulet_joker 「スカート男子」が口を揃えて言ってたことだね。実際、多かれ少なかれ異性装への憧れというものはある。たとえば、細身の人が「メンズのパンツは太すぎて、これレディースなんだよね」と言うのはよく耳にするのだけれど、これはマチズモを考えると大変危ない発言。
2010-12-02 03:36:05@amulet_joker それって、言う必要がないことじゃない。特に、男性の場合、細身であることは(その古来の役割の上でも)なんら自慢にはならない。だのにそれを言うのは、細身であることよりも、むしろレディースを身に纏っていることを知ってもらいたいのだと考えられるわよね。
2010-12-02 03:38:42@amulet_joker うん、言いたいことはわかってますw だから、質問に対する回答としては、それはおそらく、現代の男性においては「ふつう」の範疇だよ、と。さっきの細身の例は、それがふつうであることの参考資料でした。
2010-12-02 03:42:59@kasumin89 @amulet_joker 説明不足か。要するに「買い物上手アピール」に近いものじゃないかと思いますよ。ソースは当時のウチ(高1)と当時の雑誌。
2010-12-02 03:45:53@fai1221 @amulet_joker なるほどね。とすると問題は、その買い物上手アピールというのが、どうして性差を越境できるか、っていうところだと、個人的には思う。
2010-12-02 03:49:31@fai1221 @amulet_joker 女性が男性性を露見させるよりも遥かに、男性は自分の女性性を曝すことを忌避してきたはず。(まぁざくろの丸竜さんとか見てくださいよ。) ところが、それがいつの間にか、レディースを履いていることがその忌みを超えてただの自慢になったという。
2010-12-02 03:52:21@fai1221 @amulet_joker だから、それが現代男性の「ふつう」なんだな、っていうことです。「イクメン」は今年の流行語でしたね。
2010-12-02 03:53:23@kasumin89 @amulet_joker 冷静に考えたらあのころユニセックス系の服めっちゃ前面に押してたな…意外と根本でかすみさんの説あたってるかもです。
2010-12-02 03:52:32reply飛ばしてるうちに自分のつぶやき連鎖への意欲がなくなる病。何書きたいんだったかな。まぁはじめさんの百合言説に合流する形で締めるのはわかってるんだけど。
2010-12-02 03:59:16@kasumin89 @fai1221 @mnelite そか、やっぱ遅かったか…とりあえず一言だけ言うと、【百合】はとっくにブーム来て一瞬で去ったよ。エリートへのリツイートとして。ブームのときにfaiのいう背徳感を描ける作家が少なくて、それで、
2010-12-02 03:30:22@kasumin89 @fai1221 @mnelite 百合ってのが世間的に勘違いされちゃったんだよね。なのはとフェイトとかただの友情なんだけど、百合とか言ってるバカスも増えたし。手つないでお花摘んでとかなら少女マンガの友情モノと変わらんからね。
2010-12-02 03:33:08@mnelite いや、背徳感を男と女で比べてっても、まあ結果的に女子優勢の背徳感なんだが、百合の場合は「ファッション百合」というか、ライト百合が広まっちゃ他のが大きいかな。玄鉄さんとか志村さんみたいに少女の心の機微を描ける作家が圧倒的に足りないのがそれに拍車をかけてしまった。
2010-12-02 03:42:49@kasumin89 でも、ファッションにおける性差の壁を越える行為は、90年代初頭には行われていたので(これは実体験として、僕もギャルソンのスカートで高校行ってましたから…)そんなに最近の流れではないんですよ。少なくともファッションとしてはね。
2010-12-02 03:57:40@hajime27sato おそらく、それは流行の波の問題じゃないですかね。はじめさんはその活動の場所柄、かなりinnovatorの位置にいたと思います。間違いなく、(特に男性)性の没落は80年代後期から起きていて、それはそのファッションの変革に繋がるものですよね。
2010-12-02 04:01:50@kasumin89 80年代後半の男性性没落というのがどのカルチャーシーンを示すのかは分かりませんが、両性具有的なファッションというの自体は70年からですよね。まあ、あくまでもファッションなので、文化が実際にそうだったわけではありませんが、一種の憧れとして存在はしていました。
2010-12-02 04:07:43@hajime27sato そうですね、全ての領域を横断的に語るのは無理ですし、さらに複数のカルチャーを比較するのでも、同程度の普及具合のものを比べないといけないですから、この話はすごく繊細だと思います……。男性性に翳りが差したのは、高度経済成長の終わりだった、かな……?
2010-12-02 04:14:01@hajime27sato 男性が男性性を抛棄して女性性を獲得したがっている、と、二元論的ですが(特にオタクに対して)そういう言説が生まれたのが、80年代後半ですね。
2010-12-02 04:15:15