- kamiokander1541
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体の使い方は真似ても、フォームは真似するな。 人のフォームから自分にない体の使い方を学べ。 その体の使い方を引き出しに、あとは反復練習。 自然と自分だけのフォームに近づくはず。
2016-11-08 02:33:37長くて分かりにくいので順序を変えて一番最初にまとめ的なの載せてます↑
体の使い方、重視の話をしてきたわけですが、ここで陥り易い罠が…。体の使い方を考え出すとフォームにこだわりが出てきます。この二つ、ほぼイコールですが、少し違うニュアンスを持つものとして今回は取り上げます。
2016-11-08 01:34:58体の使い方:ある演奏動作をする時に最低限間違えてはいけないところ。大きな方向性。 フォーム:正しい体の使い方をした上で、ある人個人に合った弾き方。細部まで規定されてる。 という違いで話します。
2016-11-08 01:39:49体の使い方を探求するのはよいのですが、その先にあるフォームの探求をしだすと沼にはまることがあります。フォームはその人の骨格や各筋肉の強さのバランスによって最適なものが違います。
2016-11-08 01:42:33大きな方向性である"体の使い方"さえ間違っていなければ、あとは練習すればその分うまくなるし、自分に合ったフォームへと弾き方は収束していきます。 それに対し、誰かと比べて、誰かのフォームをそっくりそのまま真似ようとすると、無理が出てきます。
2016-11-08 01:44:38誰かのフォームは、その人が練習を重ねた上で行き着いた、いわばその人専用の弾き方です。それをいきなり真似ようとすると、まず再現できません。その理由を説明します。
2016-11-08 01:47:18人のフォームを真似できない理由。 ①そもそも骨格、筋肉が違うから。こちらは当たり前。 ②弾き方が収束してくると基本的に動きが小さくなる。が、それは小さい関節や筋肉しか動かしていないからではなく、色々な関節や筋肉を少しずつだけ動かすことができるようになるから。これが真似できない。
2016-11-08 01:50:26②の例 指板の上を半音ずつ4本の指で順に押さえるトレーニングを、ギタリストなら一度はしたことがあると思う。プロにやらせるとめちゃくちゃ小さい動きで弾く。指が指板に吸い付いているようだ。この動作は様々な筋肉、関節をうまく使った結果である。(つづく)
2016-11-08 01:54:03②の例(つづき) 大きい筋肉(関節?)は基本的に動きが速い。小さい筋肉は動きが遅い。指を曲げる動きを第一関節から順にやると、第三関節を使うと指が速く動くことがわかる。が、しかし、第三関節は動きが大きく制御しづらい。(つづく)
2016-11-08 01:57:20②の例(続き2) プロの指の動きは速く動く第三関節の動きをメインにしている(と思っている) 初心者がいきなり小さな動きで指を動かそうと練習をすると、第三関節の動きを抑制してしまう。第三関節は制御が難しく動きが大きくなってしまうためだ。
2016-11-08 02:01:48では第三関節を使って小さく弾くにはどうすればいいの?となります。それはもう反復練習しかないわけです。第三関節をメインで使うんだという体の使い方が分かったら、あとは練習をした方がいいです。そのうち自分に合ったフォームに収束します。
2016-11-08 02:05:22上手い人のフォームは大体、無駄がなく動きが小さい。それは見た目を研究してもたどり着けるものではなく、反復練習を重ねることでしかたどり着けない境地なのです。
2016-11-08 02:09:06重要なのは、ある人のフォームから、重要な"体の使い方"のエッセンスを取り出して、自分の引き出しにすること。あとはその引き出しを使いつつ反復練習すれば自分のフォームができてくる。 安易にフォームを真似ようとすると、小さい動きを再現するために、小さい筋肉しか使えなくなってしまう。
2016-11-08 02:12:40僕はようやく、フォームのコピーという沼を抜け出して、反復練習の花園に駆け出しました。2年くらいは無駄にフォームを真似ようとしてたな…。色々と人の弾き方を観察した日々は無駄ではなかったけど、もう少し早く猿真似ごっこから抜け出していれば…という思いはある。
2016-11-08 02:17:08