勝って相手を見下したいという感情の話

@kaimai_mizuhiro 氏の一連。 (旧題:「視点が変わる、瞬間」) ◎「意味」の認知は非論理的に行われる http://togetter.com/li/104919 ◎『人は手に入れた道具は使いたがる』http://togetter.com/li/104182 ◎ロジックパターン http://togetter.com/li/102871 続きを読む
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開米瑞浩 @kmic67

「ホーリーランド」は森恒二作の漫画。引きこもりだった少年がストリートファイトを通じて仲間を得て、居場所を見つけていくある種の成長物語。この中で主人公とその友人が交わす会話にこういうものがある。

2011-02-23 13:01:19
開米瑞浩 @kmic67

"お前は執拗ないじめから逃れるために強くなろうとした。そして今では誰からも一目おかれる強者になった。だがそうなった今、お前が戦う理由はなんだ?"

2011-02-23 13:07:52
開米瑞浩 @kmic67

なお、記憶に頼って言い換えながら書いてるのでこのままのセリフではありません。 "今のお前は、喧嘩をして勝つこと自体に快感を覚えているはずだ。そうだろう?"

2011-02-23 13:11:03
開米瑞浩 @kmic67

"相手を倒すことで、俺はお前より強い、と、自分の強さを確かめたい。そんな願望があるはずだ。同じだよ。俺たちはみんなそうだ。俺もお前も同類なんだ。そうせずにはいられないやつってのが、世の中にはいるのさ"

2011-02-23 13:16:38
開米瑞浩 @kmic67

人生の一時期においてそんな動機で例えば格闘技を始めるのは別に悪いことではない。中には格闘技ではなく全く別な領域をその対象とすることもある。僕自身に身に覚えがある話だ。

2011-02-23 13:22:27
開米瑞浩 @kmic67

しかしそこからはいつか抜け出さなければならない、、、とも別に思わないよ。この感情は根が深いものなので、抜けようと思って抜けられるもんじゃないから。

2011-02-23 13:25:41
開米瑞浩 @kmic67

人に勝って相手を見下したいが為に力をつけよう、というそんな、まあ、不純な動機であったとしても、結果としてそれを通じて本当の力がつき、自信がもてるならいいじゃないか。ほんとうの力がつくなら。

2011-02-23 13:29:34