僕と黒猫のハートフル共同生活

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「俺の餌は？」 「それはちゃんとあげたよ！」 「ならいい」 でルルーシュ君が上がってきてご飯作り出して、「今日は寒いからな。鍋にした」って普段と変わらない口調で言うから涙腺が緩みそうになるスザク君

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「ごめんね、もう二度とルルちゃんって呼ばないから」 「別に猫相手ならいいんじゃないか」 「じゃあ外では呼ばないように気を付ける。絶対気を付ける」 「はいはい」 そんな二人をじーっと見ていたルルにゃんがコタツに寄ってにゃーんと鳴いたら、心配してくれてありがとってスザク君が頭を撫でる

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ルルーシュ君がお風呂に入っている間、ルルにゃんとオモチャで遊ぶスザク君。 「ルルーシュ戻って来てくれたね。もう怒ってなかったね」 にゃーん 「あーどうしよう、めちゃくちゃ嬉しい。この時間がずっと続けばいいのになぁ」 にゃーん 「ルルーシュもそう思う？」 にゃーん 「そっかぁ」

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お前、俺と何を話してたんだ？とお風呂上がりのルルーシュ君に聞かれ、「僕とルルーシュの秘密だからルルーシュには内緒」って満面の笑みで答えるスザク君

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お風呂から上がったらルルーシュ君とルルにゃんがコタツで一緒に寝ていて、風邪引くよ〜と起こす前にまずは携帯を取り出してしばらく写真を撮りまくったあとに「ルルーシュとルルーシュ〜起きて〜」と一人と一匹をゆさゆさ揺するスザク君

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スザク君の携帯にはルルルルフォルダがあって、絶対人には見せられない。ルルーシュ君にももちろん秘密

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「はいはい、ルルーシュはベッド、ルルーシュもベッドね〜」 「んー……お前は…？」 「僕は床。いつもそうでしょ？」 「お前も一緒でいいじゃないか…」 「えっ」 「三人のほうがあったかいし。なぁ？」 にゃーん 「三人じゃなくて二人と一匹だけどね(笑」

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ルルーシュ君が寝惚けている隙にベッドの隣に潜り込むスザク君。真ん中にはルルにゃんを配置

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ルルにゃんを膝の上に乗せてよしよしと撫でながら「休みのたびにここに来るのも面倒だな。本当にスザクと一緒に暮らそうかな。お前、どう思う？」と語りかけているルルーシュ君の声をお風呂上がりに聞いてしまい、壁に張り付きながら あわわわわわ となっているスザク君

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「でも男同士で同居なんて普通は嫌がるものだし、彼女ができたら俺は邪魔になるだけだし、やっぱりなしだな、ははっ」との声に、ちょっと待ったーーーー！！！と勢いよくリビングのドアを開け、同棲を申し込むなら今しかないとルルーシュ君の前に出たスザク君

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「一緒に暮らせば家賃はもちろん食費も光熱費も水道代も半分だし、シャンプーとリンスだって二人で同じものを使えるし、ルルーシュともっとたくさん遊べるし、メリットいっぱいだよ！あ、ちなみにその場合はもう少し広い部屋に引っ越すから、ルルーシュの部屋もちゃんと確保するよ！」 「お、おう…」

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勢い余ってルルーシュ君に同居（本人的には同棲）を提案したものの、あれ以来、特に反応がなく会社でもなかなか聞き出せず悶々としていると、休憩中にルルーシュ君がやって来て「お前はどっちがいい？」と差し出してきたのが不動産情報で、えっ！！？となったのが本日のスザク君のハイライト

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「なんてな。ペットOKの手頃な部屋を見つけたから冗談で持ってきたが、お前も冗談で言ったんだろうし、男同士で同居なんて」 「どっちでもいいよルルーシュが好きなほうにしようって言うか一緒に暮らしてくださいお願いします！！！」 とうとうプロポーズかと仕事をしながら聞き耳を立てている周囲

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今週もルルーシュ君が泊まりに来ることになってて、まだ仕事が残っているから先に帰っていてくれと言われたので「気を付けてね」と返したら、「俺達なんだか同棲してるみたいだな」とルルーシュ君が笑い、今まで同棲同棲と思ってきたのにまさか本人に言われるとは思わず、意図せず真っ赤になるスザク君

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「なんで赤くなるんだ」 「え、わっ、ご、ごめん、ホントごめん」 「なんだ急に、恥ずかしいやつだな」 「そういうルルーシュも赤いじゃん！」 「う、うるさい、お前が赤くなってるから釣られただけだ！」 何この甘ったるい空気、もうさっさと二人で帰れ、と心の中で思う周囲

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本日もスザク君宅に泊まっていたルルーシュ君が帰ろうとするので、「明日までうちにいてくれない？」とお願いして今夜も泊まってもらうことにしたのは、一番にルルーシュ君の誕生日をお祝いしたいからというスザク君の密かな我が儘

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「明日はルルーシュの誕生日だからケーキでお祝いしたいけど、こんなに引き留めたらやっぱり迷惑かな。もっと早く同棲…じゃなくて同居話を進めておけば良かった。ルルーシュも早くルルーシュと暮らしたいよね？」 にゃーん 「そっかぁ、よしよし」 とルルーシュ君がお風呂の間にルルにゃんと内緒話

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ルルーシュ君に「今日もうちに泊まりに来て！僕が先に帰るから、その30分後に会社出てほしいんだお願いします！」と頼み込み、ぽかんとしているルルーシュ君を置いてケーキ屋に行き、急いで家に戻り、珍しく息を切らせて「いらっしゃいルルーシュ！」と出迎えたのが本日のスザク君のクライマックス

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その後、ルルーシュ君がいつものように冷蔵庫を開けたため、あっさりケーキがバレる。 「ケーキ食べたかったのか？」 「あ…いや…」 「まさか俺の好物なわけないしな」 にゃーん 「はいはい、お前は餌だな、こっちだぞ」 なんだか全然気付いていないみたいでラッキー…？？？となるスザク君

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食後に普通にケーキを切られそうになり、「待って！それルルーシュのケーキだから！まずはロウソク立てて火を消して！」と慌てて止め、「なんで俺のケーキ？」とやっぱりわかっていないルルーシュ君に「お誕生日おめでとうでしょ！？」と迫ったのが本日のスザク君のハイライト

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ルルーシュ君の誕プレにネクタイを贈ったら早速使ってくれて、「嬉しいなぁ自分のより真剣に選んだもんなぁ。それに贈ったものを身に付けてもらえるってルルーシュが僕のものになったみたいだし、というかもはや僕のもの？これって僕のものアピール？」と昼休みににやにやして周囲に警戒されるスザク君

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「スザクがすっげぇにやついてるんだけど」 「どうせまた俺のことでも考えてるんだろ」 「その俺は猫のことだよな？誤解招くからその発言やめたほうがいいって、ルルーシュ」 「昨日もケーキに喜んでたから子どもっぽいよな」 「なんでケーキ？」 「俺の誕生日だからわざわざ買ってきたらしい」→

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「えっ、二人で祝ったのか！？」 「普通に食事しただけだ。俺自身は誕生日のことをすっかり忘れていたから嬉しかったな」 「ちなみにそのおニューのネクタイは…」 「スザクがくれた。あいつ、自分の私服のセンスはないけど、人のプレゼントを見る目はあるな」 スザク頑張れ…と思う同僚リヴァル

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スザク君の厚意は伝わっているけど好意は全然伝わってないんじゃ疑惑。でもルルーシュも満更じゃなさそうだし、押しまくればなんとかなるんじゃね？というのがリヴァルの見解です

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「お疲れスザク、また明日な」って帰ろうとしたら、ちょうど仕事を終わらせたスザク君がものすごい勢いで振り返り、泣きそうな顔で「ルルーシュ帰っちゃうの！？」って言うから、「あー……そう言えば俺用の猫じゃらしを買ってやろうかと思っていたから今日も行くかな…」と答えてしまうルルーシュ君