2016-12-13のまとめ
歯科の場合、患者数は横這いで、1日あたり医療費が緩やかに増加しており、全体の医療費も緩やかに増加することとなる。
2016-12-13 22:37:04歯を削ったり、抜歯した後の歯冠装着や補綴といった処置を行う治療から、歯科に関する指導を行う医学管理等や、患者の高齢化に伴う在宅医療に、診療の中身がシフトしている様子がうかがえる。
2016-12-13 22:37:49日本歯科医師会が実施したアンケート調査によると、毎年1回は歯科健診を受けているという人は、約半数(49%)に上っている。性別では女性、年齢層では中齢よりも高齢の方が、その割合は高くなっている。
2016-12-13 22:38:23歯科医療費は、近年、2兆円台後半で緩やかな上昇となっている。この結果、国民医療費全体が伸びる中で、歯科医療費の占率は徐々に低下しており、2014年には7%弱となっている。このように、医療費の面で、歯科は、医科とは異なった動きを見せている。
2016-12-13 22:39:00歯科医師は医師と同様、年々増加している。病院従事者が多い医師とは異なり、歯科医師は、大半が診療所に従事していることが見てとれる。診療所従事者の数を比較すると、医師と歯科医師が拮抗している
2016-12-13 22:39:41歯科診療所は、医科一般診療所と相似形で推移しており、医科の約7割となっている。医科の医療費が増加する反面、歯科の医療費が横這いであることを踏まえると、歯科診療所は競争が激しくなっていることがうかがわれる。
2016-12-13 22:40:291施設あたりの歯科診療所の損益は、平均して、医科一般診療所の半分以下にとどまっている。医科に比べて、歯科の収支状況の厳しさが見てとれる。
2016-12-13 22:41:04比較に際して、平均年齢や勤続年数に違いがあることに留意が必要だが、歯科医師の給与は、医師の給与に対して、男性で約6割、女性で約7割の水準となっている。概ね、歯科医師は、医師に比べて給与水準が低い傾向となっている。
2016-12-13 22:41:38歯科衛生士は、患者指導から歯石除去等のケアまで、幅広いニーズに応えている。近年、活躍の機会が増しており、その数は増加している。歯科衛生士の約9割は、歯科診療所で勤務している。
2016-12-13 22:43:46歯科技工士数(就業者, 年齢構成)・歯科技工所数の推移 pic.twitter.com/IaxVpqYzBb
2016-12-13 22:44:06歯科技工士は、デジタル技術との競合から、存続が危ぶまれている。近年、その数は減少傾向にある。特に、20歳代や30歳代の若年層の歯科技工士の数が減っており、高齢化が進んでいる。
2016-12-13 22:44:26歯科衛生士、歯科技工士は、看護師や医科のコ・メディカルと比べて、給与が少ない傾向にある。比較に際して、平均年齢や勤続年数の違いに留意が必要ではあるが、歯科衛生士は、看護師よりも給与が少なく、准看護師と同程度となっている。
2016-12-13 22:45:01また、男女計で見たときに、歯科技工士は、看護師や薬剤師よりも平均年齢が高く、勤続年数が長いにもかかわらず、給与が少ない状況となっている。
2016-12-13 22:45:172014、15年に行われたアンケート調査によると、フッ化物歯面塗布20を行った歯科医院の割合は、約8割、歯周疾患等の予防管理を行った割合は、約9割に上っている。
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