-
rainbow_solara
- 23067
- 0
- 0
- 0
![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
26 『…っていう、夢を見た』 「…あん?」 『ということで、また制服着て?』 「…えぇ?」 『この間すばるの言うこと聞いてあげたでしょ?』 「…」 『今度私ね?』 「…あの、いや…」 『ね?』 「…ご、ごめんなさいすんません許してください…」
2015-08-06 15:30:50![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
1 髪の毛もメイクも肌も爪もいつも完璧。 柔らかい笑顔とおっとりした喋り方で癒し系No.1。 校内外男女問わず人気の高い安子。 でも私生活は謎のまま。
2015-08-07 09:26:36![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
2 『…あのっ、…』 「んー?」 振り向くとそこには小さい女の子。 一年生かな? 両手を胸の前で握りしめて真っ赤な顔で安子を見てる。 (安子ー?) 「先行っといてー」 気に留める様子もないまま去って行くキャンジャニ∞のメンバー。 それを見送って、彼女の顔を覗き込んだ。
2015-08-07 09:26:40![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
3 『ぁっ…』 いきなり至近距離で見つめられて俯いてしまう彼女。 「どうしたの?」 頬に手を当てられて吃驚して顔を上げると、そこにあったふんわりした笑顔に見惚れてぽーっとしてしまう。 『…あの、私…私、先輩のこと…』 「ちょっと待って」 唇に指を立てて言葉を止めた。
2015-08-07 09:26:45![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
4 まだ人が多く通る廊下。 目立つね。 こっちおいで? 手を握って歩き出す。 『えっ…?え…?』 訳の分からないって顔で着いて行く彼女。 握られた手が熱い。 校舎の奥、大きな扉の前で止まった。 『ここって…?』 確か誰も入ったことない開かずの扉って…。 カチャ
2015-08-07 09:26:51![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
5 鍵が開く音がしてドアノブが回る。 「入って」 恐る恐る入ったそこにはまるで学校には似つかわしくないテーブルやソファ、そしてベッド。 「ここなら誰も来ないから」 ベッドに座った安子が、おいで?ってポンポン隣を叩く。
2015-08-07 09:26:56![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
6 促させるままそこに座ってきょろきょろ落ち着かない様子の彼女。 可愛い。 「で、お話ってなあに?」 『…あ、あの…』 「うん」 『わ、私…先輩のことが、…』 「私のことが?」 『先輩のことが…好き、です…』 「…ほんとに?」 『はい!入学した時からずっと…ずっと…』
2015-08-07 09:27:01![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
7 「どんなとこが好きなの?」 『…いつも優しくて笑顔可愛くているだけで明るくなって、今だってすごくいい匂いがして…』 興奮したようにまくしたてる彼女。 その唇にチュッて触れた。 『…ぇ?』 呆然とする彼女。 「嬉しい」 もう一度、キス。
2015-08-07 09:27:05![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
8 唇を舐めて歯列を割って舌を絡める、今度は大人のキス。 吃驚したように縮こまった体から力が抜けて安子に凭れかかる。 「こんなことしても好き?」 耳元で囁かれて小さく声を上げる彼女。 『…好き、です…』 体を震わせてやっと呟く。 『じゃ…これからすることは秘密、ね?』
2015-08-07 09:27:10![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
9 『…ぁ、ん…せんぱ…』 「すべすべ…可愛い…」 『やっ、ん…』 「すごい、こんなんなってる」 『やだぁ…』 「私で感じてくれてるの…嬉しい…」 「これ、痛くない?」 『いた、く、ないで…す…きもちい…』 「ふふ…いい子…」
2015-08-07 09:27:15![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
10 「ね、私のも触って?」 『ぁっ…え、何で…すご…』 「ふぁっ…あ、気持ちいい…」 『せんぱぁい…』 『ぁっ、やっ、こわ、い…』 「だいじょぶ…力抜いて?」 『あっ…あっ…や、うそ…』 「そう、上手…」
2015-08-07 09:27:19![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
11 『やぁっ、だ、めぇ…っ!』 「可愛い…もっと、もっと声聞かせて?」 『せんぱい…せんぱぁい…っ!』 「…っ!」 息切らせたままベッドに横になる二人。 顔を赤く伏し目がちな彼女の頬を撫でる。 「…初めてだったんだね」 『…』 「痛かった?」 『…ちょっとだけ…』
2015-08-07 09:27:23![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
12 「そっか…ごめんね?」 『…』 「怖かった?」 『…いえ…怖く、なかった…』 「ほんと?」 『ほんと、です』 「…嫌いになった?」 『そんな!こと…!』
2015-08-07 09:27:27![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
13 「…ほんと?」 『…ほんとはちょっと怖かったけど…でも先輩優しくていい匂いして柔らかくってすべすべしてて…トロトロして…気持ちよかった…です…』 「…」 『…大好き、です…』 「…嬉しい!」 ギュッと抱き合って口付けを交わす二人。
2015-08-07 09:27:31![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
14 「…もうこんな時間だね…校門閉まっちゃう」 『…せんぱ』 「帰ろっか」 彼女の服を整えてあげる安子。 そんな安子を恥ずかしげに見上げる彼女。 『あの、先輩…また…』 言いかけた唇を人差し指で塞いだ。 「内緒」 『え?』 「内緒に出来る?」 『…内緒?』
2015-08-07 09:27:41![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
15 「そ。この部屋のことも、今日したことも」 『…内緒にしなきゃならないんですか?』 「うん。バレたらもう出来なくなっちゃう」 『…』 「バレたらもうこうやって触れたりできない」 そっと頬を撫でて切なげに彼女を見つめる安子。
2015-08-07 09:27:46![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
16 『…でき、ます!内緒にします!』 「約束、ね?」 『はい!約束します!』 「いい子」 ご褒美って、また深く唇を吸い上げる。 ぽーっとなって足の覚束ない彼女を部屋の外へ押し出した。 「一緒に出るの見られると大変だから先行って?」 『…はい…』 「…可愛い」 『せんぱ…』
2015-08-07 09:27:51![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
17 「約束、ね?」 『…はい…』 パタンと扉を閉めた。 安子の秘密。 安子と彼女の秘密。 安子と彼女たちの秘密。 みんな可愛い。 みんな大好き。 誰にも内緒。 みんな私がだーい好き。
2015-08-07 09:27:56![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
1 (丸子と倉子どうしてそんなに仲悪いの?) 「…」 『…』 「『だって!』」 一瞬間があった。 いつもことあるごとに言い争ってる丸子と倉子。 可愛い可愛くない、ブス!あんたこそ!って…毎日毎日。
2015-08-07 15:12:31![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
2 静かなときもある。 美味しいものを目の前にしてるとき。 食べることが大好きな二人。 食べたことないものを目の前に目を輝かせてる姿は二人とも一緒。 美味しいものとダイエットのことに関しては気が合うみたいできゃいきゃい話してるのを見かける。
2015-08-07 15:12:44![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
4 ベッドの上、女の子にしては体格の大きな二人が恥ずかしそうに向かい合ってる。 その手はお互いのスカートの中に。 もぞもぞ動くその中からはクチュクチュ湿っぽい音が聞こえる。 「っ、ぁ…ん」 『倉子、あっつい…』 「丸子だってこんなに…」 甘ったるい濡れた声。
2015-08-07 15:13:01![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
5 お互いの声に煽られて手の動きが早くなる。 同性同士だから知ってる、お互いの気持ちいいとこ。 美味しいものには目がないの。 怖いものなんて何もない高校生。 目の前に美味しそうなものがあったら食べたいのは当然。 そんな二人が一緒にいたらこうなるのも当然。
2015-08-07 15:13:07![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
6 「あんっ…イイよぉ…」 『んっ、すごい…気持ちいい…』 「もっ、ダメぇ…!」 『私、もっ、イクぅ…っ!』 お互いの肩に顔を伏せて袖を掴んでビクンビクン腰を震わせる二人。 「ふぁ…」 『あん…ぁ…』 絶頂の余韻に声を震わせてハアハア息をつく。
2015-08-07 15:13:14![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
7 吸い寄せられるようにお互いの舌を求め合う。 「丸子可愛い…」 『倉子だって…』 ------- 二人が仲の悪い理由。 苛めた方が美味しいって知ってるから。 一番恥ずかしい姿を知られてしまってるから。 一番可愛い姿を知ってるから。 誰も知らない、二人だけの秘密。
2015-08-07 15:13:19