高田賢三はサンリオの夢を見るか

0
uroak_miku @Uroak_Miku

1)日本経済新聞朝刊の文化欄、今月の自叙伝連載は高田賢三。今日のぶんは、1980年代に入って凄腕経営者と組んだことで売上大躍進した頃の回想。「ケンゾー」の名称をライセンス料と引き換えに使わせる商売法に切り替えたのが功を奏した。しかしデザイナーとしては満足ではなかった、と。

2016-12-24 16:21:17
uroak_miku @Uroak_Miku

2)いわゆるブランド・ビジネス。考えてみれば不思議ですよね「ケンゾー」の名が入ってさえいればハンカチでもネクタイでも価値が上がって売れるのだから。

2016-12-24 16:22:42
uroak_miku @Uroak_Miku

3)大恐慌のとき、ミッキーマウスをあしらえばなんでも売れるということでウォルト・ディズニーのもとには全米からいろいろな業者が使用許諾を求めて押し寄せたのは有名な逸話ですが、「ケンゾー」は絵ですらない。それでも商品価値を押し上げる。

2016-12-24 16:25:04
uroak_miku @Uroak_Miku

4)日本には「のれん権」ということばがあります。大正時代に大審院(今の最高裁)で認められた考え方です。お店の軒先に下がっているのれんは、ただの布切れではなく、のれんとしての信用で客足が大きく変わるのだから「のれん権」として知財のひとつと認めるべきだという判決でした。

2016-12-24 16:27:11
uroak_miku @Uroak_Miku

5)マルクスの考え方ではもう把握できない。

2016-12-24 16:31:42
uroak_miku @Uroak_Miku

6)「ブランド」と「キャラクター」を同時に成り立たせて見せたのがサンリオです。

2016-12-24 16:33:44
uroak_miku @Uroak_Miku

7)「ブランド」は「デザイン」の国から発するはずなのですが、サンリオはこの子猫を「デザイン」から「キャラクター」に読みかえることで、「ブランド展開」と「キャラクター展開」の両立を成功させた、といえます。

2016-12-24 16:35:26
uroak_miku @Uroak_Miku

8)そこまで1970年代のサンリオが読んでいたわけではなく、振り返ってみるとそう解釈できるということです。

2016-12-24 16:36:02
uroak_miku @Uroak_Miku

9)ここにある大きなものがうごめいている。

2016-12-24 16:36:49
uroak_miku @Uroak_Miku

10)20世紀という時代がうんだ、ある妖怪が。

2016-12-24 16:37:16
uroak_miku @Uroak_Miku

(私の履歴書)高田賢三(23)倍々ゲーム 改革当たり年商急拡大 作るワクワク感薄れ「割り切り」 :日本経済新聞 nikkei.com/article/DGKKZO…

2016-12-24 16:40:35